『ブルーアーカイブ(ブルアカ)』の運営がYostarからネクソンに変わると発表され、ネクソンの評判が気になっている人もいるのではないでしょうか。
ネット上では「ネクソンはやばい」「過去に炎上したことがある」といった声もありますが、実際に何があったのか知らない人も多いかもしれません。
そこで今回は、ネクソンがやばいと言われる理由や過去の炎上、ブルアカの今後が心配されている背景について、公式発表や過去の報道をもとに調査しました。
ネクソンはなぜやばいと言われている?
ネクソンが「やばい」と言われる大きな理由は、過去にゲーム内の有料アイテムの確率をめぐる問題が発生し、韓国で行政処分を受けたことです。
特に『メイプルストーリー』の確率操作問題は、長年利用者に知らされていなかった変更が問題となり、大きな批判につながりました。
ただし、ネクソンが運営するすべてのゲームで同じ問題が起きているわけではありません。まずは、評判に影響した主な理由を見ていきます。
過去の確率操作問題が評判に影響
ネクソンの評判を調べると、よく話題になるのが『メイプルストーリー』の有料アイテム「キューブ」をめぐる確率操作問題です。
キューブは、ゲーム内の装備に付く能力などをランダムで変更するアイテムです。
韓国の公正取引委員会は、ネクソンコリアが2010年から2021年にかけて、利用者に不利になる確率変更を十分に知らせていなかったことなどを問題視しました。
さらに、2011年には確率の変更がなかったとする説明も行われていたと認定されています。
その結果、2024年1月には約116億4,200万ウォンの課徴金処分が発表されました。
単にガチャの確率が低かったのではなく、利用者に知らせず確率を変更していたことが問題だったのです。
この出来事は、ネクソンのゲーム運営を不安視する理由の1つになっています。

確率が低いことよりも、変更を知らせていなかったことが問題だったんですね。
課金やゲーム運営への批判もある
ネクソンに対しては、確率操作問題以外にも、課金システムや運営対応をめぐる批判があります。
例えば、ネット上では次のような点が不安として挙げられています。
- 有料アイテムの確率や表示を信用できるのか
- 課金しないとゲームを楽しみにくくなるのではないか
- 不具合が起きた際に適切な説明が行われるのか
- ゲームの運営方針が突然変わることはないのか
こうした懸念の背景には、過去に実際に起きたトラブルがあります。
一方で、「課金が多い」「運営が最低」といった評価には、プレイヤーによる感じ方の違いもあります。
ネクソンは『メイプルストーリー』『マビノギ』『アラド戦記』など、長期間サービスを続けているタイトルも展開しています。
そのため、ネット上の批判だけで会社全体の運営品質を断定することはできません。
なお、ネクソンは東京都港区に本社を置く日本の上場企業です。今回の過去の問題で登場するネクソンコリアは韓国のグループ会社で、ブルアカの開発を担当するNEXON Gamesとも役割が異なります。
過去に問題があったのは事実ですが、そのことだけで今後のブルアカにも同じ問題が起こるとは言えません。
ネクソンの過去の炎上・不祥事まとめ!
ネクソンの過去の炎上を調べると、特に有料アイテムの確率や、その変更を利用者にどのように知らせたかが問題となった事例が目立ちます。
代表的な問題は、2018年のサドンアタック、2024年のメイプルストーリー、2026年のMapleStory: Idle RPGで発生しています。
主な出来事を時系列でまとめました。
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2018年 | サドンアタックの確率型アイテム問題で行政処分 |
| 2024年 | メイプルストーリーの確率操作問題で約116億ウォンの課徴金処分 |
| 2026年 | MapleStory: Idle RPGで確率表示と実際の設定の不一致が発覚 |
それぞれ何が問題になったのか、詳しく見ていきます。
2018年:サドンアタックの確率問題
2018年には、韓国版『サドンアタック』の確率型アイテムをめぐり、ネクソンコリアが行政処分を受けました。
問題になったのは、2016年11月から実施されていた、16種類のパズルのピースを集めるイベントです。
有料アイテムを購入するとランダムでピースが手に入る仕組みでしたが、一部のピースの獲得確率はわずか0.5〜1.5%に設定されていました。
ところが、利用者にはランダムで入手できると説明されており、ピースによって獲得確率が大きく異なることが十分に伝えられていませんでした。
韓国公正取引委員会は、この表示が消費者に誤認を与えるとして問題視しました。
2018年にはネクソンコリアに対し、約9億3,900万ウォンの課徴金と550万ウォンの過料が科されたと報じられています。
ただし、課徴金については、その後の裁判で算定上の問題から減額されたとの報道もあります。そのため、約9億3,900万ウォンを最終確定額として扱うことはできません。
この事件も、ガチャの確率が低いこと自体ではなく、重要な確率情報が適切に示されていなかった点が問題となりました。
参考元:Korea IT Times(その後の減額に関する報道)
2024年:メイプルストーリーの確率操作事件
ネクソンの過去の問題の中でも、特に大きな注目を集めたのが『メイプルストーリー』の確率操作事件です。
問題となったのは、2010年に導入された有料アイテム「キューブ」です。
韓国公正取引委員会によると、ネクソンコリアは2010年から2021年にかけて、利用者に不利になる形で確率を変更しながら、その内容を適切に告知していませんでした。
具体的には、人気のある能力が出現する確率を引き下げたり、特定の組み合わせが出現しないように設定したりしていたことが問題視されています。
さらに2011年8月には、変更がなかったという趣旨の説明も行われていたとされています。
約10年以上にわたり、利用者が重要な確率変更を知らされないまま有料アイテムを購入していたことが、事件の大きな問題点です。

10年以上も続いていた問題だったとは驚きです。利用者への補償はどうなったのでしょうか?
2024年1月、韓国公正取引委員会はネクソンコリアに対して約116億4,200万ウォンの課徴金と是正命令を出しました。
当時、電子商取引法違反に関する課徴金として過去最大規模と報じられています。
また、この問題では利用者への補償も行われることになりました。
韓国消費者院は2024年12月、集団紛争調整が成立したと発表しています。
補償内容は、対象となるレッドキューブの使用額の3.1%、ブラックキューブの使用額の6.6%を基準とするもので、補償総額は最大約219億ウォンになる見込みとされました。
なお、約116億ウォンの課徴金は行政処分であり、約219億ウォンの補償とは別のものです。
一方、ネクソン側は、問題となった当時には確率の公開義務がなかったことなどを主張し、行政処分を争っています。
2026年9月の報道では、裁判所が判決の言い渡しを延期して審理を再開し、次回の弁論期日が2026年10月28日に設定されたと伝えられました。
そのため、2026年10月26日時点では、行政処分をめぐる裁判の最終的な結末が出たとは確認できません。
ただし、行政処分を争っていることと、過去の確率変更をめぐる問題や利用者への補償が発表されたことは、分けて考える必要があります。
参考元:毎日経済(2026年9月2日)
2026年:メイプル新作の確率表示問題
確率をめぐる問題は、過去の出来事だけではありません。
2026年1月には、モバイルゲーム『MapleStory: Idle RPG』でも、有料アイテムの表示確率と実際に適用されていた確率が異なる問題が発覚しました。
ネクソンが2026年2月2日に公表した説明によると、原因はプログラミング上の不具合でした。
さらに、運営担当者が不具合を認識した後、利用者に適切な告知をしないまま修正していたことも確認されています。
ネクソンは関係者への懲戒処分や管理体制の見直しを決定しました。
また、対象となる期間にゲーム内で課金した利用者に対し、補償または希望者への全額返金を行う方針を発表しています。
ネクソンの発表では、次のように説明されています。
特定の有料アイテムについて、表示されていた確率とは異なる確率が過去に適用されていた
2026年にも確率表示と告知をめぐる問題が発生していたことは、公式発表で確認できます。
ただし、この件についてネクソンはプログラミング上の不具合と説明しており、意図的に確率を操作したと断定できるものではありません。
過去のメイプルストーリー問題とは、原因や会社側の説明を分けて考える必要があります。
ブルアカがネクソン運営になるとなぜ心配される?
『ブルーアーカイブ』がネクソン運営になることで心配する声が出ている背景には、過去の確率問題に加え、2026年7月に行われたガチャの仕様変更もあります。
ただし、過去の別ゲームで起きた不祥事と、ブルアカで実際に起きた仕様変更は、同じ問題ではありません。
2026年7月のガチャ変更に加え、今回の運営移管で何が変わるのかも気になるところです。
2026年7月のガチャ炎上も不安の背景に
ブルアカでは2026年7月29日、ガチャにあたる「生徒募集」の仕組みがリニューアルされました。
これまでの「呼び出しポイント」に代わり、「呼び出しチャージ」という制度が導入されています。
| 旧制度 | 新制度 |
|---|---|
| 200ポイントで対象生徒と交換 | 200チャージで対象生徒が確定 |
| 獲得ポイントは募集期間終了時に変換 | チャージは同じ種類の次回募集へ持ち越し可能 |
| 対象生徒を引いてもポイントは維持 | 対象生徒を引くと該当チャージがリセット |
| 100回での特別保証なし | 100チャージで★3確定、対象生徒は50% |
新制度では、ピックアップ生徒を獲得すると、対象となる呼び出しチャージがリセットされるようになりました。
この変更に対し、複数の生徒を狙う場合などに不利になるのではないかという声が出ています。

チャージがリセットされると、次のキャラを狙うときに困りそうですね。新制度にメリットはあるのでしょうか?
一方で、新制度にはメリットもあります。
- 100チャージで★3生徒が確定する
- 200チャージでピックアップ生徒が確定する
- チャージを同じ種類の次回募集へ持ち越せる
- 募集回数に応じたチケットや育成素材の特典がある
募集回数特典では、70回・130回・150回・170回の募集で、それぞれ期間限定10回募集チケットを受け取れる仕組みも導入されました。
ただし、呼び出しチャージと募集回数特典では持ち越しの条件が異なります。また、通常ピックアップと期間限定ピックアップでもチャージが分かれています。
そのため、すべてのプレイヤーにとって改悪だったとは言い切れません。
今回のブルアカの炎上は、公式に発表されたガチャ仕様変更への賛否であり、メイプルストーリーの確率操作事件とは性質が異なります。
また、ブルアカ公式は今回の変更について、募集1回ごとの確率は従来どおりで変更していないと説明しています。
参考元:ブルーアーカイブ公式「生徒募集システムのリニューアルについて」
Yostarからネクソンへ移管する理由
2026年10月25日、ネクソンは『ブルーアーカイブ』日本版のパブリッシャーを、Yostarからネクソンに変更すると正式発表しました。
変更は2027年1月に予定されています。
ネクソンの公式発表では、移管の目的について次のように説明されています。
同作の開発・運営・IP展開を一元的に行う体制を構築することを目的としております。
つまり、開発を担当するNEXON Gamesと、運営を担当するネクソンの連携を強めるための変更と説明されています。
なお、ブルアカの開発会社は以前からNEXON Gamesであり、今回初めてネクソングループが関わるわけではありません。
これまでYostarが担当していたのは、日本国内での運営・配信などを行うパブリッシャーとしての役割です。
公式発表では、Yostarの不祥事による契約終了や、ネクソンによる一方的な運営の奪取といった説明はされていません。
また、移管の詳しい経緯については、2026年11月に予定されているキム・ヨンハ統括プロデューサーとYostarの李衡達社長による対談動画で説明される予定です。
参考元:ネクソン公式「ブルーアーカイブ パブリッシャー変更に関するご案内」
ガチャや課金は今後改悪される?
運営移管によって気になるのが、ガチャの確率や課金システムが変わるのかという点です。
過去のメイプルストーリーで確率をめぐる問題があったことから、ブルアカでも同じことが起きるのではないかと不安に感じる人もいるようです。
しかし、2026年10月26日時点で、今回の運営移管を理由にガチャの確率を引き下げたり、課金を強化したりするという公式発表は確認できません。
ネクソンは、移管後も従来と変わらないゲーム体験を提供できるよう取り組む方針を示しています。
ただし、これは今後の仕様変更が一切行われないという意味ではありません。
実際のガチャ内容や課金システムについては、今後の公式発表を確認する必要があります。
ブルアカはサービス終了する?移管後の変更点
Yostarからネクソンへの運営移管が決まったことで、ブルアカがサービス終了するのではないかと心配する声もあります。
しかし、今回発表されたのは運営会社の変更であり、ブルアカのサービス終了ではありません。
ネクソンは2027年1月以降も日本国内でサービスを継続する方針を示しています。
一方で、ログイン方法など一部の仕組みは変更されるため、現在プレイしている人は事前の確認が必要です。
ゲームデータや開発体制はどうなる?
公式発表によると、ブルアカのゲームデータは移管後も引き継がれます。
有償・無償の青輝石を含め、所持しているゲーム内アイテムやプレイ状況も継承される予定です。
また、開発会社は引き続きNEXON Gamesが担当します。
| 項目 | 移管後 |
|---|---|
| ゲームデータ | 引き継ぎ |
| 青輝石・アイテム | 引き継ぎ |
| 開発会社 | NEXON Gamesのまま |
| 日本の運営会社 | ネクソンに変更 |
| ログイン方法 | NEXON会員アカウントへ変更 |
| PC版 | 移管後の新しい環境を準備中 |
ゲームデータや青輝石が移管によって消滅するという発表はありません。
ただし、引き継ぎを受けるためには、次に紹介する事前手続きを完了させる必要があります。
アカウント引き継ぎには事前手続きが必要
今回の運営移管で特に注意したいのが、アカウントの引き継ぎです。
ネクソンの公式FAQでは、Yostar IDとの連携と、移管前の事前申請が必要と説明されています。
2026年10月26日時点で案内されている流れは、次のとおりです。
- 現在のゲームアカウントをYostar IDと連携する
- 2026年11月に公開予定の引き継ぎページを確認する
- 移管メンテナンス開始前までに事前申請を完了する
- 移管後はNEXON会員アカウントでログインする
ゲストアカウントのままでは引き継ぎできません。
また、事前の手続きをしなかった場合、移管メンテナンス後に同じゲームアカウントでログインできなくなると説明されています。
ゲームデータは引き継がれる予定ですが、何もしなくても自動的に引き継がれるわけではありません。

今のアカウントを使い続けたいので、引き継ぎページが公開されたら確認しておきたいですね。
手続きの詳細は2026年11月に案内される予定なので、プレイを継続したい人は公式のお知らせを確認しておきたいところです。
公式イベントや生放送は継続する?
ブルアカでは、ゲームだけでなく公式生放送やリアルイベントも楽しみにしているファンがいます。
運営会社が変わることで、こうした企画がなくなってしまうのかも気になるところです。
しかし、ネクソンは公式FAQで、公式SNS、生放送、オフラインイベント、グッズ展開などを継続する方針を示しています。
2027年1月23日・24日には、6周年記念イベント「ブルアカふぇす!〜ろっく・うぃず・みー♪〜」の開催も予定されています。
さらに、移管後の特典として、無料100回募集や周年限定★3生徒セレクトチケットなどの配布も案内されています。
現時点では、運営移管を理由に公式イベントや生放送が終了するという発表はありません。
ただし、今後の番組内容やイベントの運営方法まで完全に同じになると決まっているわけではありません。
具体的な内容については、今後の公式発表を確認する必要があります。
まとめ
今回は、ネクソンがなぜやばいと言われているのか、過去の炎上やブルアカが心配されている理由について紹介しました。
主なポイントは以下のとおりです。
- ネクソンコリアでは過去に確率型アイテムをめぐる行政処分があった
- 2024年にはメイプルストーリーの確率操作問題で約116億ウォンの課徴金処分が発表された
- 2026年にも別タイトルで確率表示の問題が発覚した
- ブルアカの2026年7月のガチャ炎上は、公式に発表された仕様変更への賛否が中心
- ブルアカは2027年1月にYostarからネクソンへ運営移管される予定
- 公式は日本サービスの継続とゲームデータの引き継ぎを案内している
- 既存アカウントの継続利用には事前の引き継ぎ手続きが必要
ネクソンに対する不安には過去の実際の問題が背景にありますが、それが今後のブルアカでも繰り返されると決まったわけではありません。
2026年10月26日時点では、サービス終了や移管に伴うガチャ確率の改悪を裏付ける公式発表は確認できません。
今後は、2026年11月に予定されている運営移管の詳細説明や、アカウント引き継ぎの案内によって、より具体的な変更点が明らかになる見込みです。

