2000年代の青春を彩った、矢沢あい先生の人気漫画『NANA』。
単行本21巻を読み終えたあと、「NANAの最終回はどうなるの?」「21巻の続きはもう描かれていないの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
実は『NANA』には、単行本に収録されていない81話〜84話が存在します。
さらに、物語の途中には数年後の未来も描かれており、ナナの失踪や奈々たちのその後が断片的に明かされています。
この記事では、21巻までの流れを振り返りながら、未収録話のネタバレ、最終回の考察、長期休載の理由を分かりやすく整理します。

21巻の先が4話も描かれていたなんて、知らなかったです。
NANAの最終回はどうなる?漫画はまだ完結していない
『NANA』は21巻で終わった作品ではありません。
まずは、最新刊や未収録話、最終回の有無について、現在分かっている状況を確認していきます。
NANAはまだ最終回を迎えていない
『NANA』は、正式な最終回が描かれていない未完結の作品です。
単行本は21巻まで発売されていますが、物語が完結したわけではありません。
21巻の発売後も『Cookie』で81話〜84話が掲載され、その途中で長期休載に入りました。
そのため、現在読める最後の場面は物語の結末ではなく、最終回へ向かう途中にあたります。
| 項目 | 現在の状況 |
|---|---|
| 最新刊 | 21巻 |
| 21巻の収録話 | 78話〜80話 |
| 単行本未収録話 | 81話〜84話 |
| 22巻 | 未発売 |
| 完結状況 | 未完結 |
| 正式な最終回 | まだ描かれていない |
最新刊は21巻で22巻は発売されていない
『NANA』の最新刊は、2009年3月に発売された21巻です。
21巻には78話〜80話が収録され、蓮の事故死と、その知らせを受けたナナたちが描かれています。
その後に掲載された81話〜84話は、現在も単行本には収録されていません。
検索では「NANA22巻」と表示されることがありますが、22巻という単行本が実際に発売されたわけではないため注意が必要です。

「22巻以降」というのは、21巻の続きにあたる未収録話のことなんですね。
NANAの結末は今も明らかになっていない
未来の場面からは、大崎ナナが仲間たちの前から姿を消したことや、奈々たちが離れて暮らしていることが分かります。
しかし、ナナがなぜ失踪したのか、奈々と再会できるのか、ブラストが再び活動するのかは明かされていません。
物語の正式な結末は、現在も分からないままです。
ここからは、未収録話へつながる21巻までの展開を振り返っていきます。
NANAの21巻までのあらすじと最後の展開
未収録の81話〜84話を理解するには、21巻までに起きた出来事を押さえておく必要があります。
物語の始まりから、蓮の死によって登場人物たちの運命が変わるまでを簡潔に見ていきましょう。
小松奈々と大崎ナナが707号室で同居を始める
『NANA』は、同じ「ナナ」という名前を持つ小松奈々と大崎ナナが、東京へ向かう列車の中で出会うところから始まります。
恋愛体質で明るい小松奈々と、ロックバンド「BLACK STONES」のボーカルを務める大崎ナナ。
性格も生き方も違う2人は、東京で偶然再会し、部屋番号707のマンションで一緒に暮らし始めます。
奈々はナナを「自分がなりたかったような強い女性」として慕い、ナナもまた、まっすぐに愛情を向けてくる奈々に救われていきました。
2人の友情を中心に、ブラストとトラネスの音楽活動、恋愛、家族、芸能界での苦悩が複雑に絡み合っていきます。
奈々の妊娠とタクミとの結婚
奈々は、ブラストのギタリスト・ノブと交際を始めます。
しかし、その直後に妊娠が判明しました。
子どもの父親がタクミとノブのどちらなのか確定できない中、奈々は子どもを育てる力と経済的な安定を持つタクミとの結婚を選びます。
一方で、奈々の心にはナナやノブへの思いが残り続けました。
タクミとの結婚生活も決して穏やかなものではなく、奈々は孤独を抱えながら家庭を守ろうとします。
ブラストとトラネスの関係が崩れていく
ナナが所属するブラストは、メジャーデビュー後に人気を高めていきます。
しかし、シンの逮捕や報道陣の追跡、ナナの家族に関する記事などにより、メンバーたちは次第に追い詰められていきました。
トラネスでも、レンの薬物への依存やレイラの精神的な不調が深刻になります。
音楽で成功するほど、大切な人との関係が壊れていくという苦しい状況が続きました。
本城蓮が交通事故で亡くなる
『NANA』の物語を大きく変えたのが、本城蓮の交通事故死です。
蓮はナナの誕生日を前に、行方をくらませたレイラを迎えに向かいます。
雪が降る中で車を走らせていた蓮は、報道陣に追われながら事故を起こし、帰らぬ人となりました。
蓮を失ったナナは言葉を失い、周囲の呼びかけにもほとんど反応できなくなります。
奈々やヤス、ノブ、シンたちは、深い喪失の中に閉じ込められたナナを支えようとします。
21巻は蓮の葬儀後まで描かれている
21巻では、蓮の事故を知ったナナたちが故郷へ向かい、葬儀に参列する様子が描かれます。
蓮から用意されていた誕生日プレゼントを渡されても、ナナは現実を受け止められません。
その後、物語は数年後の未来へ切り替わり、奈々や皐、ヤスたちが海辺で蓮をしのぶ場面も描かれました。
ただし、21巻の時点でナナが海外へ失踪したわけではありません。
蓮の葬儀を終えたあとのナナたちは、単行本未収録の81話へと続いていきます。
NANA未収録話81話〜84話をネタバレ
21巻の続きは、2009年に『Cookie』へ掲載された81話〜84話で描かれました。
この4話は未来編ではなく、蓮の死から間もないナナたちを描いた現在進行の物語です。
NANA81話ネタバレ|蓮の葬儀後に東京へ戻る
81話では、蓮の葬儀を終えた奈々やブラストのメンバー、スタッフたちが東京の寮へ戻ります。
寮の周囲には報道陣が集まっており、ナナたちは心を休めることもできません。
タクミは仕事のため赤坂へ向かい、奈々がナナのそばにいられるよう、しばらく距離を置きます。
一方、蓮の遺体を最初に発見したカメラマンの倉田も、事故への後悔と苦しみを抱えていました。
蓮の死がナナたちだけでなく、事故に関わった人々にも重く残っていることが描かれています。
NANA82話ネタバレ|ナナは言葉を話せないまま
蓮が亡くなってから約3週間が過ぎても、ナナは言葉を発することができません。
蓮の死に関係する場所へ行くことも拒み、仲間たちはナナの状態を心配します。
奈々は頻繁に寮へ通い、ナナのそばに居続けました。
その一方で、ノブの恋人である百合は、奈々とノブが再び近づくことに不安を募らせていきます。
ノブは奈々に、蓮と最後に交わした会話を打ち明けました。
2人は別れて以来、避けてきた奈々の妊娠や子どもの話にも触れます。
また、入院しているレイラは蓮の死を受け止められず、蓮が亡くなったことを認識できていないような状態になっていました。
NANA83話ネタバレ|奈々を守ろうとしたナナが声を出す
83話では、奈々とノブが互いに抱えてきた苦しみを打ち明け、慰め合います。
2人の間には今も消えていない思いがあり、過去の恋愛感情がよみがえるような空気が流れました。
隣の部屋では、ナナとシンが2人の会話を聞いています。
奈々とノブがいる部屋から音がしなくなり、心配したナナは奈々のもとへ駆けつけました。
その瞬間、蓮の死後に言葉を失っていたナナが、奈々を守ろうとして声を発します。
さらに、ナナの実母・上原美鈴の家族が、ナナとの面会を望んでいることも明らかになります。

最初に声を取り戻したのが、奈々を守ろうとした瞬間なのが胸に刺さります。
NANA84話ネタバレ|ナナが再び歌い始める
84話では、ナナがカラオケで歌う姿が描かれます。
蓮を失った悲しみから立ち直ったわけではありません。
それでも、ナナの中にもう一度歌おうとする気持ちが戻り始めます。
ヤスは、ナナの母親側の家族について話すため、予定より早く寮へ戻りました。
しかし、ナナが再び不安定になる姿を見て、話を切り出すことを延期します。
一方、奈々はタクミとの結婚生活を立て直そうとし、シンからタクミとレイラの過去について聞かされました。
ナナの再起、奈々とタクミの結婚、ナナと実母の家族という複数の物語が動き始めたところで、連載は止まっています。

ここで休載なの?と思うほど、物語が次へ動き出す直前で止まっています。
81話〜84話は22巻として発売されていない
81話〜84話は、21巻の続きにあたる内容です。
しかし、2026年7月現在も22巻として単行本化されていません。
掲載当時の『Cookie』を所有していない場合、未収録話を正規の方法でまとめて読むことは難しい状況です。
インターネット上には無断掲載された画像もありますが、違法漫画サイトには著作権だけでなく、ウイルスや不正広告などの危険もあります。
「無料で読める」という言葉だけでアクセスしないよう注意が必要です。
NANAの未来編で描かれた登場人物のその後
『NANA』には、現在進行の物語の途中に数年後の未来が挿入されています。
未収録話とは別に、12巻以降の単行本でも少しずつ描かれてきた未来を整理します。
大崎ナナは仲間たちの前から姿を消している
未来の場面では、大崎ナナが仲間たちの前から姿を消し、音信不通になっていることが示されています。
ロンドンのバーでは、金髪で蓮の花のタトゥーがある女性歌手が目撃されました。
容姿や特徴から大崎ナナだと考えられますが、作中で本人だと断定されたわけではありません。
その後、奈々たちのもとには、その女性を撮影した写真や歌声を収めた音源が届きます。
ナナはどこかで生きていて、今も歌い続けているという希望を残す描写です。
奈々と娘の皐は日本でナナを待っている
未来の奈々は、娘の皐と日本で暮らしている様子が描かれています。
奈々は花火大会の日に707号室へ集まり、ヤスやノブ、シンたちとナナの帰りを待っていました。
707号室を手放さずに残していること自体が、ナナへの「いつでも帰ってきてほしい」という思いを表しているように見えます。
時間がたっても、奈々にとって707号室はナナと暮らした家であり、2人の物語が始まった場所なのです。
タクミと息子のレンはロンドンで暮らしている
未来のタクミは、奈々の息子・レンとロンドンで暮らしています。
奈々と皐は日本、タクミとレンはロンドンにいるため、一ノ瀬家は離れて生活している状態です。
ただし、奈々とタクミが正式に離婚したとは描かれていません。
未来の奈々には離婚届を取り下げるか迷う場面もあり、2人の関係は完全に終わったとは言い切れません。
ノブは実家の旅館で働いている
未来のノブは、実家の旅館へ戻って働いています。
奈々や皐、ヤスたちがノブの旅館へ集まり、誕生日を祝う場面も描かれました。
ノブと奈々の間には今も特別な空気が残っていますが、2人が再び交際しているとは明言されていません。
奈々を思い続けながらも、ノブは自分の生活を築いているようです。
レイラは蓮の曲を歌い続けている
未来のレイラは、以前のようにトラネスのボーカルとして活動している様子ではありません。
レイラは、息子のレンが蓮の曲を演奏するときに歌っています。
蓮の死を完全には受け止められないまま、音楽を通して蓮との記憶の中に生き続けているようにも見える場面です。
NANAの最終回と結末を考察
ここからは、これまでに描かれた未来の場面や未収録話をもとに、最終回を考察します。
正式な結末は発表されていないため、確定情報ではなく、現在の描写から考えられる展開としてご覧ください。
最終回でナナと奈々は再会する?
『NANA』は恋愛漫画としてだけでなく、大崎ナナと小松奈々という2人の女性の絆を中心に描いた物語です。
未来の奈々は、ナナが帰ってこられる場所を守り続けています。
ロンドンでナナらしき女性が見つかったあとも、奈々たちは彼女を諦めていません。
ここまで奈々がナナを待ち続けている以上、2人が一度も再会しないまま物語が終わるとは考えにくいでしょう。
最終回では、長く離れていた2人のナナが再会する展開が描かれるのではないでしょうか。
707号室が2人の再会場所になる?
707号室は、2人のナナが初めて家族のような関係を築いた大切な場所です。
未来の奈々は707号室を残し、花火大会の日には仲間たちと集まっています。
ナナが帰ってくるとすれば、物語の原点である707号室が再会の舞台になることも考えられます。

707号室のドアをナナが開ける場面が描かれたら、それだけで泣いてしまいそうです。
ナナがもう一度ステージで歌う可能性
未収録の84話では、ナナがカラオケで再び歌い始めました。
未来のロンドンにも、ナナと思われる女性歌手が登場しています。
この2つの場面をつなげると、ナナは蓮を失ったあとも歌うことをやめず、知らない土地でひっそりと歌い続けているのかもしれません。
奈々やブラストの仲間たちと再会し、もう一度ステージに立つことも、最終回で見たい展開のひとつです。
奈々はタクミとノブのどちらを選ぶ?
奈々とタクミは未来で離れて暮らしていますが、離婚が成立したとは描かれていません。
一方、奈々とノブの間には今も消えていない気持ちが残っているように見えます。
ただし、『NANA』の結末は、奈々がタクミとノブのどちらを選ぶかだけでは終わらないでしょう。
誰かに生活を委ねるのではなく、奈々自身が自分の人生を選べるようになることが、物語の重要な着地点になりそうです。
最終回までに残された伏線
『NANA』には、まだ答えが出ていない問題が数多く残っています。
| 残された伏線 | 気になるポイント |
|---|---|
| ナナの失踪 | なぜ仲間の前から消えたのか |
| ロンドンの女性歌手 | 本当に大崎ナナなのか |
| 奈々とタクミ | 離婚するのか家族に戻るのか |
| 奈々とノブ | 再び結ばれることはあるのか |
| ブラスト | バンド活動を再開するのか |
| ナナの実母 | ナナと向き合う日は来るのか |
| 707号室 | 2人のナナが再会する場所になるのか |
恋愛関係だけでなく、家族、音楽、友情、喪失からの再生がどのように結びつくのかが、最終回の大きな注目点です。
NANAが長期休載している理由
『NANA』の続きが長期間描かれていない主な理由は、作者である矢沢あい先生の体調不良です。
物語の続きを思いつかないから休載していると公式に発表されたわけではありません。
2009年に矢沢あい先生が病気で入院
『NANA』は2009年、矢沢あい先生の病気療養を理由に休載へ入りました。
矢沢あい先生は入院し、その後に退院していますが、病名や詳しい症状は公表されていません。
そのため、インターネット上で見かける具体的な病名や重病説は、公式に確認された情報ではありません。
また、一時期は「矢沢あい先生が亡くなった」という噂も広がりましたが、亡くなったという情報は事実ではありません。
以前と同じペースで漫画を描くことが難しい
矢沢あい先生は退院後も、以前と同じペースで長編漫画を描ける状態には戻っていないとみられます。
2022年の取材では、療養を続けていることに触れながら、また作品を描いていきたいという思いを語っていました。
『NANA』のような長期連載では、毎回の構成や作画、締め切りへの対応など、大きな負担がかかります。
続きを考えていないのではなく、連載を続けられる体調に戻ることが難しいと受け取るのが近いでしょう。
休載後も創作活動は続けている
『NANA』の本編は休載していますが、矢沢あい先生がすべての創作活動をやめたわけではありません。
2013年には『Cookie』で「淳子の部屋」の短編を描き、2022年には「ALL TIME BEST 矢沢あい展」が開催されました。
2025年にはユニクロとのコラボレーションや、実写映画『NANA』のリバイバル上映も行われています。
描き下ろしイラストや作品とのコラボレーションなど、体調と向き合いながら、できる範囲で創作活動を続けていることが分かります。
ただし、1枚のイラストを描くことと、締め切りに合わせて長編漫画を連載することでは、必要となる作業量が大きく異なります。
新しいイラストが公開されたからといって、すぐに『NANA』を連載再開できるとは限りません。
NANAの連載再開はいつ?2026年現在の最新状況
長期休載が続く中で、最も気になるのが連載再開と22巻の発売時期です。
2026年7月現在の状況を見ていきましょう。
連載再開日は発表されていない
2026年7月現在、『NANA』の連載再開日は正式に発表されていません。
『Cookie』公式サイトでは最新号の掲載作品や新刊情報が案内されていますが、『NANA』の連載再開に関する告知は出ていません。
SNSなどで「連載再開が決まった」という投稿が広がることもありますが、集英社や『Cookie』から発表されていない情報は確定情報ではありません。
NANA22巻の発売予定も発表されていない
81話〜84話は単行本未収録のままで、22巻の発売日や予約開始日も発表されていません。
そのため、通販サイトやSNSに発売日らしき日付が掲載されていても、公式情報かどうかを確認する必要があります。
現在発売されている最新刊は21巻です。
連載再開の可能性は残されている
連載再開が約束されているわけではありませんが、作品が完結したとも打ち切りになったとも発表されていません。
矢沢あい先生が再び作品を描きたいという思いを語っていることや、84話が物語の途中で終わっていることから、『NANA』という物語そのものは終わっていないことが分かります。
ただし、何よりも優先されるのは矢沢あい先生の体調です。
707号室で奈々たちがナナを待ち続けているように、読者もまた、止まったままの物語が動き出す日を待っています。
まとめ
今回は、漫画『NANA』の最終回や未収録話、22巻以降の展開、長期休載の理由についてまとめました。
『NANA』はまだ最終回を迎えておらず、最新刊は21巻、単行本未収録話は81話〜84話です。
未収録話では、蓮の死後に言葉を失ったナナが、奈々を守ろうとして声を取り戻し、再び歌い始めるところまで描かれています。
未来の場面では、ナナが仲間たちの前から姿を消している一方、奈々たちは707号室を残し、今もナナの帰りを待っています。
正式な結末は明らかになっていませんが、2人のナナが再会し、音楽や707号室を通して再びつながる最終回を期待せずにはいられません。
2026年7月現在、連載再開日や22巻の発売日は発表されていません。
長い時間が過ぎても、大崎ナナと小松奈々の物語はまだ終わっていません。
いつの日か707号室の扉が開き、2人のナナがもう一度同じ景色を見られる日が描かれることを、多くの読者が待ち続けています。
凪のお暇【漫画最終回ネタバレ】結末は?慎二・ゴンとどうなった?

