良いこと悪いこと 考察!卒アルの“6人”と博士の存在-謎を解く鍵

良いこと悪いこと 考察!卒アルの“6人”と博士の存在-謎を解く鍵 ドラマ・映画

最終更新:2025.11.10/第1話〜第5話までの放送内容に基づく考察です(ネタバレ注意)

日本テレビ系『良いこと悪いこと』は、タイムカプセルから出てきた「顔が塗りつぶされた卒アルの“6人”」を起点に、童謡「森のくまさん」の替え歌、そして第5話で実在が確定した“7人目=博士”の存在が絡み合う構図が見えてきました。

本記事では、事実(劇中で明示)仮説(視聴者目線の推理)をはっきり分けながら、①卒アル“6人”の共通項、②替え歌が示す犯行順、③“博士”と大谷校長の動き、④イマクニ・東雲・宇都見ら“外縁人物”の関与可能性を整理します。

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考察の前提と現在地:何が確定で何が推測かをまず一本線で揃えます

第5話までに判明した確定情報と、まだ解釈が割れる未確定情報を同じ土俵で見渡せるように並べ替えます。

ドラマ内にちりばめられた暗号(替え歌)媒体(卒業アルバム/タイムカプセル)の関係を“層”として意識することで、人物の行動と動機の線が自然と揃って見えてきます。

本章では

①確定/未確定の切り分け
②頻出キーワードの意味と役割
③「当時の事実×先生の介入×現在の復讐」

という三層構造の骨格を示し、次章の仮説比較につなげます。

確定/未確定の切り分け(第5話時点)

区分要点(簡潔)
確定「将来の夢の絵」に呼応した手口が連続している
童謡「森のくまさん」の替え歌の順で標的が並ぶ
大谷先生タイムカプセル卒アルに介入した可能性を示す描写がある
④学校掲示板「鷹里小の森」に“博士”が書き込み、文脈上「7人組」の存在を示唆している。
未確定(考察)A.黒塗り「6人」の選別理由・時期
B.“博士”の正体・動機
C.単独犯か複数犯
D.イマクニ周辺(今國・宇都見・東雲など)の関与の濃さ。

キーワードの意味と役割(迷子にならないための要約)

用語意味(端的)物語上の役割
黒塗り「6人」いじめ加害サイドの中核の目印(可能性高)標的選別の根拠として機能。
誰が/いつ黒塗りしたかが鍵。
“7人目”掲示板が示すもう1人の欠落グループ史の空白ピース
動機や記憶改変の有無を照らす軸。
“博士”掲示板で実在が示されたハンドル設計・誘導・触媒の可能性。
正体・動機は未判明。
替え歌犯行順の合図(鐘)事件の並びとトリガーを決めるルール。
改変の有無が論点。
大谷先生当時担任→現校長。卒アル/ビデオ/タイムカプセルに接触介入の層に位置。
保身/脅迫の可能性を示す描写。

三層構造の骨格:「当時の事実」×「先生の介入」×「現在の復讐」

当時の事実(いじめ/夢の絵/替え歌)に先生の介入(卒アル黒塗り・タイムカプセル処理)が重なり、そこへ現在の復讐(替え歌順の犯行/掲示板“博士”)が加わることで三層構造が成立します。

以降は、各層で誰が・いつ・何を変えたかを追うと矛盾点が抽出しやすくなります。

核心仮説の検証:博士と「6人黒塗り」の関係/替え歌×夢の絵の対応/委員長と高木のベクトル

ここからは、物語の核にある「7人目=博士」「6人黒塗り」の齟齬をどう整合させるか、また替え歌が“順番”だけでなく手口の設計図として機能している点、さらに委員長→高木へ向かう可能性がある感情のベクトルまで、主要論点を対立仮説ごとに比較して検証します。

特に、設計(博士)媒体アクセス(先生)現場実行(周辺人物)という複層チームの成立条件を具体化し、単独犯仮説の弱点を明かします。

仮説比較:博士=転校離脱/不可視の在籍/共犯ハブ

  • 仮説A:転校・離脱(「7人目の欠落」起点)…5〜6年のどこかで消え、卒アルでは6人のみが残存→黒塗り対象に。博士は「忘れられた屈辱」を動機化し掲示板で信号を発する。利点:黒塗りと掲示板の齟齬を自然に説明。弱点:博士が現在の犯行情報へどうアクセスしたか別途補強が必要。
  • 仮説B:在籍していたが“不可視化”された…記録や露出から意図的に外された被害者。黒塗り=「見える6人」、博士=「そもそも塗られない不可視」。利点:先生の「知らなかった」言い回しと相性が良い。弱点:誰が/いつ/何を消したかの具体が次話以降の検証待ち。
  • 仮説C:共犯ハブ(コーディネーター)…掲示板や保存媒体を束ねる設計者。実行は他者。利点:複数犯・段階的犯行を説明。弱点:個人的動機がまだ薄い。

替え歌×「夢の絵」対応表(第5話時点)

替え歌は順番の合図であると同時に、各人の「夢の絵」を反転実装する設計図として機能している可能性が高いです。

設計者は当時の絵に精通するか、最近媒体にアクセスできた者と考えるのが自然です。

標的(あだ名)夢の絵発生反転の意味
1武田(貧ちゃん)空を飛ぶ高所転落飛翔→墜落
2桜井(カンタロー)消防火災・焼死映像救助→炎に呑まれる
3中島(笑美)アイドル車の光で轢過スポットライト→冷酷なヘッドライト
4小山(ターボー)宇宙飛行士会見でガラス落下星屑の演出→破片の降下
5羽立(ちょんまげ)刺突想起の危機英雄像→刃の脅威

一致度の高さから、設計(博士)+媒体アクセス(大谷先生)+現場実行(周辺人物)という複層チームが最も破綻が少ない筋立てです。

委員長のベクトルと高木の「ヒーローになれなかった」過去

委員長の「巻き込んで」や「許さなくていい」の言い回しは、理解者の皮を被りつつ園子を介して高木へ矢印を向ける可能性があります。

高木はかつて園子を助け損ねた未遂のヒーローで、自尊の欠落と罪悪感を抱えています。

ここに委員長の誘導が重なると、替え歌の順とは別軸で高木個人を狙う線が濃くなるため、次回の台詞・カメラ位置は注視ポイントです。

次回への指針と結論:時系列の整理/容疑者マトリクス/チェックリストで解像度を上げます

最後に、物語の“鍵穴”となるタイムカプセルと卒アル黒塗りの時系列を三段で整理し、各候補の動機×機会×リスクをマトリクスで俯瞰します。

そのうえで、第6話以降の視聴で確かめるべき具体項目をチェックリスト化し、読後にすぐ使える“観察ガイド”として提示します。

ここまでの積み上げから、本稿の暫定結論=複層チーム説を再確認して締めます。

三段の時系列:いつ・誰が・何を“改変”したか

時点出来事要点
① 当時夢の絵作成/いじめ/不作為“7人目”断絶の起点。記録に偏りが生じる。
② 中間卒アル黒塗り加工埋設前または途中掘り。先生の関与が濃厚。
③ 現在掘り起こし→犯行本格化掲示板“博士”が強く出現し、過去と現在が接続。

容疑者マトリクス(動機×機会×リスクの暫定評価)

候補動機の筋機会・情報アクセス弱点/反証総評
東雲職場の確執現場頻出/会見時の不在瞬間露骨な怪しさ=ミスリード懸念現場実行枠で有力
今國(イマクニ店主)情報ハブ同窓導線を握る首謀にしては露出過多媒介役が妥当
宇都見情報操作捜査筋の導線公的リスクが大協力者枠
大谷先生不作為と保身卒アル/ビデオ/タイムカプセル怯えの描写=主犯像とズレ利用される側が自然
小山(ターボー)忘却への執着会見演出と同調悲哀の厚み=単独主犯は弱自作自演説は残置
委員長園子/高木への複雑感情実務導線あり直接実行力の描写薄内通・誘導線
博士忘却への怒り設計・連絡の中枢画面情報が限定ハブ/黒幕/触媒の三択

第6話に向けたチェックリスト(視聴ノート用)

  • 掲示板“博士”の文体・投稿時間:単独端末か複数か(時刻のブレ)。
  • 大谷先生の「知らなかった」矛盾:当時の記録物(学年通信・学活記録)の示唆。
  • 替え歌の順の厳密性:順が飛ぶ瞬間=別犯介入の合図。
  • イマクニの導線:入退店ログや監視カメラで媒介者の可視化
  • “7人目”の痕跡:写真の袖、環境音、名簿の欠落箇所。

本稿の暫定結論:複層チーム説が最も矛盾が少ないです

5話までの接続から、設計=博士媒体アクセス=大谷先生現場実行=周辺人物という三位一体が最も破綻が少ない読み筋です。

黒塗り「6人」=見える罪の枠博士=見えない被害(または触媒)先生の介入=「良いこと(保身)」が「悪いこと(隠蔽)」へ反転する象徴、と整理できます。

まとめ:博士=忘却の化身、6人黒塗り=記憶のフレーム、先生の介入=両者をつなぐ接点

本稿では、まず確定/未確定を分け、次に「7人目=博士」「6人黒塗り」の齟齬を三案で比較し、替え歌×夢の絵の反転対応で手口の設計思想を可視化しました。

委員長→高木のベクトル、イマクニが示す“もう1人”の暗示、そして大谷先生の介入が作中の三層構造を押し上げています。

第6話は「順序の乱れ」「博士の輪郭」を観察することで、謎解きの解像度がさらに上がるはずです。

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