大分・はなまるの湯で何があった?ジェンダーをめぐる女湯SNS投稿と公式発表を整理

大分・はなまるの湯で何があった?ジェンダーをめぐる女湯SNS投稿と公式発表を整理 トレンド

大分市の「鴛野温泉 はなまるの湯」をめぐり、女湯での出来事について投稿されたSNSの内容が大きな話題になっています。

引用画像:鴛野温泉 はなまるの湯公式Instagram

「ジェンダーの人が女湯にいたって本当?」「警察は確認した?」「その後どうなった?」と、SNSを追うほど分からなくなった方もいるのではないでしょうか。

はなまるの湯は9月30日に最初の説明を出し、さらに10月5日に確認した経緯や浴室の利用基準について追加発表しています。

SNSでは「ジェンダー」という言葉が広がっています。投稿で語られたことと、施設側が確認したことを分けて見ていきましょう。

ここでは、10月6日までに公表された情報をもとに、騒動の経緯や警察の対応、その後のはなまるの湯の説明を整理します。

※掲載内容は2026年10月6日時点の情報です。

大分・はなまるの湯で何があった?

今回の発端は、はなまるの湯を利用した妻と娘の体験について、家族がSNSへ投稿したことでした。

その後、投稿がXなどにも転載され、「はなまるの湯 ジェンダー」「大分 はなまるの湯 ジェンダー」といった言葉でも関心が広がっています。

ただし、SNSで語られた内容と、その後に施設側が確認・公表した内容は同じではありません。

まずは、今回の流れを簡単に整理します。

時期主な動き
9月末妻と娘が女湯で人物を見かけたと家族がSNSへ投稿
9月30日はなまるの湯が事実関係を確認中と発表
10月5日施設側が確認した経緯や警察とのやり取りを追加発表
10月6日時点SNSで言及された人物を男性と確認したとの発表はない

妻と娘が女湯で人物を見かけたと投稿

投稿者によると、はなまるの湯を利用した妻と娘から、女性浴場内で男性器があるように見えた人物を見かけたと聞いたとされています。

重要なのは、投稿を書いた本人が浴場内で直接目撃したわけではなく、妻と娘から聞いた話をもとに発信しているという点です。

引用画像:Threads

投稿者がSNSで説明している経過をまとめると、次のようになります。

  • 妻と娘から入浴中に気になる人物を見たと聞いた
  • その話を受け、警察と温泉施設へ連絡したと投稿
  • 施設スタッフと電話で話したとする内容もSNSへ掲載
  • Googleへ投稿した口コミが、後から見当たらなくなった旨も発信

SNSだけを見ると出来事が確定したように感じますが、この段階では利用者家族側から発信された内容です。

投稿者は施設との電話内容も発信

投稿者は、妻と娘から話を聞いたあと、施設へ電話した際のやり取りについてもSNSへ投稿しています。

投稿内容からは、施設側から十分な謝罪や対応が得られなかったと投稿者が受け止めていた様子がうかがえます。

一方、施設側はこの電話でのやり取りについて、実際のやり取りの前後が省略されているものや、スタッフが実際に発言した内容とは異なる表現が含まれていると説明しています。

施設側によると、電話では家族が不快な思いをしたことについて謝罪し、男女別浴室の利用方法についても説明したとのことです。

ただし、施設側の説明とSNS投稿の内容に食い違いがあるからといって、投稿者が意図的に事実と違うことを書いたと確認されたわけではありません。

電話での会話は、言葉の前後や声のトーン、受け取り方によって印象が変わることもあります。話した側と聞いた側で認識に差が生まれる可能性もあるため、現時点では双方の説明に違いがあるというところまでと考えるのがよさそうです。

電話は対面以上に、言葉の受け取り方で印象が変わることがあります。「どちらかが嘘をついている」と決めるより、双方の説明に違いがあると見る方が分かりやすいでしょう。

参考元:週刊女性PRIME(2026年10月6日)

10月5日の追加発表でその後どうなった?

はなまるの湯は9月30日の発表では「事実関係を確認中」としていましたが、10月5日にその後確認した内容を詳しく公表しました。

ここでは、特に気になる警察の対応や防犯カメラ確認、その結果どこまで分かったのかを順番に見ていきます。

10月5日に公表された内容施設側の説明
施設が申告を把握した時期利用者が退館・帰宅した後の電話
女性浴場の確認警察からの要請を受けスタッフが確認
該当人物確認できなかった
防犯カメラ翌日に施設と警察が確認
人物が男性だったか男性であるとの確認には至っていない
性自認施設側は把握していない

参考元:鴛野温泉 はなまるの湯「SNS上の投稿について」(2026年10月5日追記)

警察の要請を受けて女性浴場を確認

施設側によると、今回の申告を把握したのは、妻と娘がすでに施設を退館して帰宅した後でした。

つまり、利用中にその場でスタッフが申告を受け、対象となる人物を直接確認したという経緯ではありません。

その後、警察から施設へ連絡があり、女性浴場内の状況を確認するよう要請されたため、スタッフが浴場内を確認したとしています。

しかし、その時点では申告内容に該当する人物を確認できなかったとのことです。

「警察に連絡した」という投稿だけでは分からなかった、その後の対応も明らかになりました。警察からの要請を受けて、施設スタッフが女性浴場を確認しています。

翌日に防犯カメラを確認したが男性とは確認できず

さらに翌日には、施設側が防犯カメラ映像を確認し、警察にも同じ映像を確認してもらったと発表しています。

その確認を行ったうえでも、施設側はSNSで言及された人物について、「男性であるとの確認には至っていない」としています。

10月6日に公開された週刊女性PRIMEの取材に対しても、運営会社は男性、または男性の身体的特徴がある人物だったことを客観的に確認・特定できていないと説明しています。

ただし、警察が映像を確認してどのような判断をしたのかについては、施設側から公表できる立場ではないとしています。

参考元:週刊女性PRIME(2026年10月6日)

確認できなかった=SNS投稿が間違いだったということ?

ここで気になるのが、「防犯カメラを確認して男性だと特定できなかったなら、最初の投稿は間違いだったの?」という点です。

しかし、現時点でそこまで断定できる情報は出ていません。

施設側が説明しているのは、確認を行ったものの、SNSで言及された人物が男性、または男性の身体的特徴がある人物だったことを客観的に確認・特定できなかったということです。

これは、「男性ではなかったことが確認された」という意味ではありません。

反対に、妻と娘が見たとする内容についても、第三者によって確認されたわけではありません。

今回、施設が申告を把握したのは利用者が退館・帰宅した後だったため、スタッフがその場で対象となる人物を確認できなかったという事情もあります。

また、防犯カメラ映像で確認できる状況と、浴場内で利用者が目にしたとする状況がまったく同じとは限りません。

そのため10月6日時点では、「投稿者側が正しかった」「施設側が正しかった」とどちらか一方に決められる状況ではないと見るのが妥当でしょう。

あとから確認して分からなかったからといって、目撃したという話まで否定されたわけではありません。反対に、目撃情報だけで人物の性別や性自認を確定することもできない状況です。

はなまるの湯のジェンダー対応と女湯の利用ルール

今回、「はなまるの湯 ジェンダー」「はなまるの湯 ジェンダーレス」と検索している方が特に気になるのが、施設側が性自認を理由に女性浴場の利用を認めていたのかという点でしょう。

ここでは、はなまるの湯の説明と、厚生労働省や大分市が示している男女別浴室の考え方を分けて整理します。

目撃された人物はトランスジェンダーだった?

結論からいうと、目撃されたとする人物がトランスジェンダーだったと確認された事実はありません。

投稿では人物について「ジェンダー」という言葉が使われていますが、施設側は対象となった人物の性自認について把握していないと説明しています。

さらに施設側は、スタッフが電話で性自認などに関する一部の表現を使って今回の件を説明した事実はないとしています。

そのため、今回の出来事を「トランスジェンダーの人物が女性浴場を利用した事案」と確定したものとして扱うことはできません。

検索では「ジェンダー」という言葉が目立ちますが、施設が対象人物の性自認を確認したわけではありません。SNS上の表現と公式発表は分けて見る必要があります。

参考元:鴛野温泉 はなまるの湯「SNS上の投稿について」

性自認を理由に女性浴場の利用を認める運用ではない

はなまるの湯は、以前から厚生労働省の通知などを踏まえ、「身体的な特徴」を基準として男女別の浴室を案内していると説明しています。

そして、性自認などを理由として、男性の身体的特徴のある人に女性浴場の利用を認める運用は行っていないと明記しました。

つまり、「ジェンダーだから女性浴場への入浴を施設が認めていた」という説明は、施設側からは出ていません。

参考元:鴛野温泉 はなまるの湯「SNS上の投稿について」

厚生労働省は「身体的な特徴」で判断する考え方

厚生労働省は2023年6月23日、「公衆浴場や旅館業の施設の共同浴室における男女の取扱いについて」という通知を出しています。

通知では、公衆浴場などの共同浴室における男女について、性自認ではなく「身体的な特徴」をもって判断するという考え方が示されています。

また、公衆浴場の衛生等管理要領では、「おおむね7歳以上の男女を混浴させないこと」などが示されています。

一方、この通知は地方自治法に基づく「技術的助言」であることも明記されています。

参考元:厚生労働省「公衆浴場や旅館業の施設の共同浴室における男女の取扱いについて」

大分市では7歳以上の男女の混浴を制限

はなまるの湯がある大分市では、2022年4月1日から公衆浴場の混浴制限年齢が引き下げられています。

現在は、「7歳以上の男女を混浴させない」という基準です。

以前は「10歳以上禁止」でしたが、改正後は異性の浴場に入れるのは6歳までとなりました。

なお、家族風呂はこの規定の対象外です。

参考元:大分市「大分市公衆浴場法施行条例の一部改正について」

ただし、こうした基準があることと、今回SNSで語られた出来事が事実として確認されたかどうかは別です。

現在確認できる情報だけから、特定の人物がルールや法令に違反したと断定することはできません。

SNSで語られたことと確認できたことを整理

今回の件は情報が何度も更新されているため、「SNS投稿で語られたこと」と「施設側がその後確認したこと」が混ざりやすくなっています。

10月6日時点でどこまで確認されているのかを、改めて表で整理します。

内容10月6日時点の状況
妻と娘が女湯で人物を見かけたという話投稿者側から発信
投稿者が警察・施設へ連絡投稿者側が発信、施設側も電話申告を受けたことを説明
警察要請による女性浴場確認施設側が公表
浴場で該当人物を確認確認できず
防犯カメラ施設と警察が確認
人物が男性だったか施設側は確認・特定できず
人物の性自認施設側は把握していない
施設が性自認を理由に女性浴場利用を認める運用行っていないと説明
SNS掲載のスタッフ発言前後省略や実際とは異なる表現があると施設側が説明

9月30日時点では「確認中」だった部分について、浴場確認や防犯カメラ確認まで行われた経緯が公表されたのが大きな変化です。

その一方で、SNSで言及された人物が男性だった、あるいはトランスジェンダーだったと確認されたわけではありません。

また、「確認できなかった」という結果だけで、妻や娘が見たとする内容が間違いだったと決まったわけでもありません。

「確認されなかった」と「起きていなかった」は同じではありません。現在は、投稿者側の体験談と施設側の確認結果がそれぞれ存在している状態です。

Google口コミが見当たらないのは施設が消したから?

投稿者は、今回の出来事についてGoogleへ書き込んだ口コミが、その後表示されなくなったという趣旨の発信もしています。

2026年10月2日午前にGoogleマップの口コミを投稿日時の新しい順で確認したところ、先頭に表示されたのは今回の件とは異なる内容の高評価レビューでした。

引用画像:Googleマップ

確認した範囲では、今回の件を書いたとみられる口コミを見つけることはできませんでした。

ただし、口コミが見当たらないことだけを理由に、施設側が口コミを削除したと判断することはできません。

Googleでは、事業者が問題のある口コミについて審査を求めるための報告ができますが、店舗側が管理画面から自由に口コミを削除できる仕組みではありません。

また、投稿した本人が口コミを編集・削除することもできます。そのため、表示されなくなった理由については現在も確認できていません。

参考元:Google ビジネス プロフィール ヘルプ

参考元:Google マップ ヘルプ

はなまるの湯は現在どうなっている?

騒動のあと、「今も営業している?」「施設側は何か対策した?」「同じようなことがあったらどうすればいい?」と気になっている方もいるでしょう。

10月6日時点で、今回のSNS投稿を理由にはなまるの湯が営業を休止したという発表は確認できません。

男女別浴室の利用基準を館内に明記

はなまるの湯は今回の件を受け、男女別浴室の利用基準を館内に明記し、フロントでの案内やスタッフの対応を強化しています。

ただし、施設側は新しい利用ルールを始めたわけではないと説明しています。

以前から運用していた「身体的な特徴を基準に男女別浴室を案内する」という基準を、利用者により分かりやすく伝えるための対応です。

また、不審な行為や迷惑行為などが確認された場合には、必要に応じて警察への相談・通報を行うとしています。

騒動後にルールそのものを変えたのではなく、もともとの基準を館内表示などで分かりやすくした、というのが施設側の説明です。

利用中に気になることがあった場合は?

今回の件では、施設への申告があったのは妻と娘がすでに退館・帰宅した後でした。

施設側も、利用中にはスタッフへの申告がなかったため、その場で状況を確認することができなかったと説明しています。

そのため、館内で「少し気になる」「確認してほしい」と感じることがあった場合には、無理に本人へ声をかけるのではなく、その時点でフロントやスタッフへ知らせる方が、状況を確認してもらいやすいでしょう。

はなまるの湯も現在、館内で不安なことがあった場合には、フロントまたはスタッフへ申し出るよう案内しています。

後からでは、その時その場所にいた人を確認するのが難しくなることもあります。気になることがあった場合は、自分で確認しようとせずスタッフへ伝える方がよさそうです。

参考元:鴛野温泉 はなまるの湯「SNS上の投稿について」

公式サイトには通常の営業時間が掲載

はなまるの湯の公式サイトには、現在も大浴場や家族湯などの営業時間が掲載されています。

大浴場は、6時~翌2時(最終受付1時)です。

メンテナンスなどで営業時間が変わる場合もあるため、利用前には公式サイトの新着情報を確認しておくと安心です。

参考元:鴛野温泉 はなまるの湯公式サイト

まとめ 大分・はなまるの湯で何があった?

大分市の「鴛野温泉 はなまるの湯」では、女湯での出来事についてSNS投稿が広がり、「ジェンダー」をめぐって大きな話題になりました。

その後、施設側は9月30日の発表に加え、10月5日に確認した経緯や男女別浴室の運用について詳しい説明を出しています。

  • 妻と娘が女湯で人物を見かけたとする内容を家族がSNSへ投稿
  • 施設が申告を把握したのは利用者が退館・帰宅した後
  • 警察からの要請を受け、スタッフが女性浴場を確認
  • 該当する人物はその場では確認できなかった
  • 翌日、施設と警察が防犯カメラ映像を確認
  • SNSで言及された人物を男性と確認したとの発表はない
  • 対象人物の性自認も施設側は把握していない
  • SNS掲載のスタッフ発言について、前後の省略や実際とは異なる表現があると施設側が説明
  • 性自認を理由に男性の身体的特徴がある人へ女性浴場の利用を認める運用は行っていない
  • 男女別浴室の利用基準を館内に明記し、案内やスタッフ対応を強化

今回の件で特に注意したいのは、「ジェンダー」という言葉が検索やSNSで広がっていることと、目撃された人物の性自認が確認されていることは別という点です。

施設と警察による確認は行われていますが、10月6日時点で、SNSで言及された人物が男性だったことや、トランスジェンダーだったことが客観的に確認されたとの発表はありません。

一方で、施設側が確認できなかったことだけをもって、妻や娘が見たとする内容まで否定されたわけでもありません。申告が退館後だったこともあり、その場で確認できなかった部分が残っています。

また、電話でのやり取りについても投稿者側と施設側の説明には違いがありますが、現時点でどちらかが意図的に事実と異なる説明をしたと確認されたわけではありません。

9月末の投稿だけで判断せず、10月5日の追加発表まで見ると状況が整理しやすくなります。今後新しい発表が出た場合も、SNSで語られた内容と公式に確認された内容を分けて見ることが大切です。

今後も施設や関係機関から新たな説明が出た場合は、最新の発表内容を確認していく必要があります。

トレンド
error: Content is protected !!