橋本将生主演『ひと夏の共犯者』は、テレビ東京系「ドラマ24」で毎週金曜24:12放送中のサスペンス・ラブドラマ。
ヒロインは恒松祐里(片桐澪/眞希)で、主題歌はtimelesz「Limited Nights」、エンディングはカメレオン・ライム・ウーピーパイ「Give in」です。
本稿ではまず、第1〜30話の事実ベースのあらすじを時系列で簡潔に整理し、その後にテーマと伏線に基づく最終回考察を提示します。
原作はピッコマで連載中のオリジナル漫画で、ドラマ放送終了時点では未完の見込みのため、あらすじは憶測を排し、考察は推測であることを明確に区別して記述します。
\主題歌「Limited Nights」は通常版に収録予定/
- ひと夏の共犯者 あらすじネタバレ
- 第1話:推しの熱愛報道
- 第2話:ずぶ濡れのアイドル
- 第3話:居候の対価
- 第4話:行方不明の真相
- 第5話:もう一人の“彼女”
- 第6話:二人だけの秘密
- 第7話:縁側の幼なじみ
- 第8話:事情聴取の夜
- 第9話:澪の傷
- 第10話:浴衣のカノジョ
- 第11話:嘘つきへの罰
- 第12話:いわくつきのアイドル
- 第13話:澪ちゃんの居場所
- 第14話:本当の覚悟
- 第15話:あの夜の真実
- 第16話:愛衣那の誘惑
- 第17話:幼なじみの心配
- 第18話:麦わら帽子の夏休み
- 第19話:刑事の勘
- 第20話:愛衣那の過去
- 第21話:彼女のビンタ
- 第22話:あの日の「だいすき」
- 第23話:事件の鍵
- 第24話:彼の部屋
- 第25話:フリーライター梶、現る
- 第26話:包丁とキムチ鍋
- 第27話:共同生活の始まり
- 第28話:協力と歪な絆
- 第29話:迫る刑事と揺れる準備不足
- 第30話:刑事、家へ踏み込む
- 第31話:刃と“空の押し入れ”
- 第32話:診療所の記憶
- 第33話:探偵ごっこと“本当の理由”
- ひと夏の共犯者 最終回考察(推測)— 結末予想とラスト解釈
- “共犯”というタイトルの意味
- 『ひと夏の共犯者』の原作と配信状況
- まとめ
ひと夏の共犯者 あらすじネタバレ
ここからは、原作で描かれた出来事だけを憶測なしで時系列にまとめます。
※原作の塔堂刑事は女性、ドラマ版は男性(萩原聖人)。
第1話:推しの熱愛報道
大学3年の岩井巧巳は推し・MIO(片桐澪)の熱愛報道に打ちひしがれる。
傷心のまま(曾)祖父の家へ向かった先で、軒先で雨宿りする澪と遭遇。
彼女を気遣って家に招き入れ、“偶然の再会”が二人の運命を動かし始める。
第2話:ずぶ濡れのアイドル
家に入った澪は「私のこと知ってますか?」と確認。
巧巳は彼女を安心させるため「さぁ」と知らないふりをする。
二人は外部連絡を避けつつぎこちない時間を過ごし、その夜をしのぐ。
第3話:居候の対価
澪は涙ながらに「少しの間ここに置いてください」と懇願。
拒まれたと誤解し“対価”として身を差し出そうとするが、巧巳はきっぱり止めて受け入れる。
直後に【片桐澪行方不明】の速報が流れ、二人は戻れない関係に。
第4話:行方不明の真相
翌朝、二人は日用品の買い物へ。
店頭の週刊誌で、海斗の“死亡”見出しを巧巳が目にする。逃避行が単なるスキャンダルではないと知り、不穏さが一気に増す。
第5話:もう一人の“彼女”
帰宅後、巧巳は海斗の死が殺人として捜査に切り替わったと知る。
そこへ風呂上がりの澪が現れ、冷ややかに「私に関する情報は見つかった?」と告げ、自らを『眞希』――澪のもう一つの人格だと明かす。
第6話:二人だけの秘密
澪の中に現れた別人格「眞希」は、自分は“澪を守るために生まれた”存在だと告げる。
巧巳は1年前のライブで見た澪の一瞬の暗い表情を思い出し、彼女たちを信じる決意を固める。
だが直後、近所からの通報で警察が訪問。
玄関先に声が響き、二人は絶体絶命の状況に追い込まれる。
第7話:縁側の幼なじみ
眞希に背中を押された巧巳は機転を利かせて警察をやり過ごす。
眞希は「入れ替わりは澪の記憶が途切れない場所で行う」などの“記憶のルール”を伝え、翌朝は無事に澪へ戻る。
そこへ幼なじみのモナが突然来訪。
澪を見たモナは「あなたってアイドルの?」と核心を突き、秘密は綻び始める。
第8話:事情聴取の夜
巧巳は場を取り繕うが、モナは澪を“巧巳の彼女”と誤解。
夜の祭りに誘われると、澪に代わって現れた眞希が危険を承知で参加を決断する。
一方、事務所ではAMELメンバーに事情聴取の通達。
親友の愛衣那は不気味なほどの執着をのぞかせ、「必ず澪を見つける」とつぶやいた。
第9話:澪の傷
祭りの準備で浴衣に着替える最中、モナは澪の背や肩に複数の痣を見つける。
澪が取り繕っても、モナは真剣に理由を問いただす。
「まさか巧巳じゃないよね?」という一言をきっかけに、澪の脳裏で暴力的な記憶がフラッシュバック。
「殺すぞ」という怒声が響き、誰かが「澪ちゃん!?」と叫ぶ声。
事件の夜を思わせる断片が浮かび上がる。
第10話:浴衣のカノジョ
澪は痣の理由を「転んで田んぼに落ちた」と嘘でごまかし、三人は祭りへ。
モナは裏で「DV あざ」などを検索して実情を探る。
やがてニュース速報が「海斗から澪へのDV疑惑」を報じ、世間の見方が揺らぐ。
巧巳と二人きりになった澪は眞希に交代。冷たい瞳で巧巳を見つめ、こう言い放ちました。
「あなたに罰を与えないといけないわね」と告げ、穏やかな夜は一変する。
第11話:嘘つきへの罰
眞希は「嘘つきへの罰」として巧巳にキスを与え、「小さな嘘が命取りになる」と警告する。
さらに、澪の「癒えない傷」「終わらない痛み」まで含めて全てを知る覚悟があるのかと巧巳に問いかける。
花火が打ち上がる中、巧巳はもはや後戻りしない決意を固め、「僕の短い人生で一番きれいな花火だった」としてその瞬間を受け止める。
第12話:いわくつきのアイドル
視点は警察へ。
澪の親友・天瀬愛衣那への事情聴取が始まり、愛衣那は塔堂の過去の不祥事に触れて心理戦を仕掛ける。
捜査資料から、虐待家庭の出自や難関国立大への一般合格と入学辞退といった非公開の経歴が判明。
取調べの最後に、愛衣那は「澪ちゃんの居場所を知っている」と爆弾発言を放つ。
第13話:澪ちゃんの居場所
取調べで愛衣那が「澪の居場所を知っている」と発言するが、直後に「嘘」と撤回。続けて、後輩の三宅刑事が手帳を出した動作を根拠に「警察は既に手掛かりを持っている」と指摘し、動揺させる。
二人きりになると愛衣那は三宅がAMELのファンであることを見抜き、連絡先のメモを渡して協力を取り付ける。
一方、祭りの夜を終えた眞希は巧巳に「すべてうまくいった」と告げ、続けて「今日でお別れ」と宣言。
巧巳は理由が分からないまま立ち尽くす。
第14話:本当の覚悟
眞希は「モナに正体を知られた以上、ここにはいられない」とし、巧巳に「用済み」と別れを突きつける。
涙ながらに“知る/受け止める覚悟”を訴える巧巳に対し、眞希は覚悟を試すため「必要に迫られたらモナを殺せる?」と究極の問いを投げる。
巧巳は「眞希さんが言うなら」と応じ、歪んだ幸福感に包まれる。
第15話:あの夜の真実
眞希は“ご褒美”として海斗が死んだ夜を語る。
澪は日常的なDVを受け、嵐の夜に殺されかけた極限で、彼女を守るために眞希が覚醒・抵抗し、海斗は血を流して倒れたことが明かされる。
真相を聞いた巧巳は「俺が殺したかった」と告白し、眞希の目に涙が浮かぶ。
一方、三宅刑事は愛衣那に呼び出されホテルの部屋を訪れ、バスローブ姿の彼女に迎えられる。
第16話:愛衣那の誘惑
愛衣那はホテルで三宅刑事と密会し、色仕掛けで油断させると飲み物に薬を混ぜて眠らせ、警察手帳を奪取。
一方、塔堂は状況を把握したうえで「あえて泳がせる」方針を取り、愛衣那の動きを利用して事件を進展させようとする。
第17話:幼なじみの心配
モナが澪(中身は眞希)を直撃。眞希は「ストーカーが海斗を殺した」という嘘で同情を誘い、巧巳のためにも黙るよう心理的に追い詰める。
モナは表向き同意しつつ、自分が巧巳を守ると固く決意。
ラストで、過去に変装した愛衣那と巧巳がすれ違っていたことが示される。
第18話:麦わら帽子の夏休み
巧巳は澪に「少し留守にする」とだけ告げ外出。警
察は愛衣那が大阪行き新幹線に乗車したのを掴み尾行を継続。
塔堂は「楽しくなってきた」と全班招集を指示し、本格追跡へ。
第19話:刑事の勘
巧巳不在の隠れ家に愛衣那が到達。
影武者を使って警察の尾行を完全に撹乱していたことが判明する。
澪が男性(巧巳)に匿われていたと知った愛衣那は嫉妬と怒りを爆発させ、澪に強引なキス。
捜査側では三宅が「でも…本当に片桐澪が殺したんですかね?」と、事件そのものに違和感を感じ、塔堂も勘がうずく。
第20話:愛衣那の過去
視点は愛衣那の回想へ。
かつて年上のパトロンに支えられて生きていたが、横領で逮捕され全てを失う。
生きるためAMELのオーディションに合格するも、アイドルやファン、そして澪の純粋さを「反吐が出る」と嫌悪。
冒頭で「救ってくれたのは澪ちゃん」と語られ、二人の過去にまだ大きな鍵があることが示唆される。
第21話:彼女のビンタ
澪は愛衣那の自傷痕に気づき、非難ではなく「頑張ったのね」と受容の言葉をかける。
事務所を去ろうとした愛衣那が週刊誌記者に囲まれると、澪が割って入って毅然と記者に対峙し守り抜く。
二人の絆の起点が描かれる。
第22話:あの日の「だいすき」
暴行報道で炎上する中、AMELは逆風のライブを決行。澪は手を上げた事実を認めたうえで「それでも愛衣那ちゃんのほうが大切」と宣言し、ステージ上で愛衣那にキス。
最後に「だいすき♡」と届け、伝説的公演となる。
現在パートでは、恨みを抱く記者が執念の追跡を誓う。
第23話:事件の鍵
モナは交番で世間話の流れで相談し、犯人蔵匿罪の可能性を知って苦悩。
巧巳は眞希の依頼で川辺を夜通し捜索し、目的のキーホルダーを発見。
直後、張り込んでいた塔堂に身柄を確保される。
第24話:彼の部屋
川辺で塔堂の質問に巧巳は「家の鍵を探していた」と嘘をつくが、地理の確認などから見抜かれ、身元確認後に一旦解放。
巧巳が自宅アパートへ戻ると、壁一面の澪の写真に赤い塗料で「殺す」の文字が。
第25話:フリーライター梶、現る
停滞する捜査に、フリーライター梶博嗣が塔堂へ協力を提案。
澪が九州へ向かった可能性と、海斗殺害現場に「もう一人=共犯者」がいたという仮説を提示し、調査資料のUSBを手渡す。
並行して、巧巳は隠れ家に戻り、澪に「おかえり」と迎えられる。
第26話:包丁とキムチ鍋
巧巳が隠れ家に戻ると、幼なじみのモナに加え、包丁を握った愛衣那が室内に。
緊張が極まる中、なぜか全員でキムチ鍋を囲むことに。会話は断片的で立場は平行線のまま。
並行して塔堂刑事が潜伏先を「沙嶋」と特定し、現地へ向かう決定。室内の不安定さと外側からの包囲が同時進行する。
第27話:共同生活の始まり
食後、状況整理を試みるモナに対し、主導権を握ったのは愛衣那。
彼女は「この家に泊まる」と宣言し、澪と巧巳の距離を牽制。外では塔堂刑事が部下に管轄外でも捜査権限がある旨を説明し、「逃げられると思うなよ」と強い姿勢を示す。
主要人物が沙嶋に集結した状況が確定する。
第28話:協力と歪な絆
愛衣那が巧巳の部屋を訪ね、「澪の近くにいてほしくない」と通告。
挑発的に股間へ触れるなど緊張が走るが、やり取りの末、正面衝突はいったん回避し「澪のために協力」へ方針転換。
翌日、巧巳・澪・愛衣那の3人で方針会議を行う段取りに。並行して塔堂刑事らが沙嶋へ到着していた。
第29話:迫る刑事と揺れる準備不足
3人で作戦会議を始めるも具体案は出ず沈黙。
澪は「事件が解決したら東京に戻る」と表明。愛衣那が「澪はやっていないのか」を確認し、澪は「やっていない/気づいたらここにいた」と回答(記憶欠落に言及)。
その最中に塔堂刑事が到着。澪と愛衣那は身を隠し、巧巳は二人の靴を隠す。
第30話:刑事、家へ踏み込む
塔堂(女性)と三宅刑事が到着。まず「犯人蔵匿罪で逮捕になる可能性がある」と警告し、巧巳が「俺は何も知りません」と答えると二人は巧巳の表情に悪寒を覚える。
塔堂は「中を見せてもらうぞ。私は知人の家にお邪魔しているだけだ――二度目ましての仲じゃないか」と言い、そのまま上がり込む。
室内を見回し、洗った皿3・グラス2に目を留めて「普段は一人か?」と追及。
巧巳は「近所の幼なじみとよく一緒に食事をする」と取り繕う。
さらに塔堂は「東京で鍵を探していたな。あの周辺には殺害された海斗の自宅がある。知っていたか?」と牽制。
隠れている澪と愛衣那は息を潜め、塔堂は部屋から部屋へと進む。
巧巳の胸中には「塔堂を殺さないと」という強い敵意(殺意)が芽生え、表情は眞希の前で見せた顔へ――緊張は極限に。
第31話:刃と“空の押し入れ”
巧巳は追い詰められ、そばにあったカッターの刃を出して「塔堂を殺さないと」と殺意に満ちた衝動に呑まれます。自制がきかない危うさが漂います。
塔堂が押し入れを開けますが、中には誰もいません。
「邪魔して悪かったな。だが何か隠しごとしているなら、とっととゲロっちまった方が楽だぞ」と塔堂。
外にいた三宅は何かをポケットにしまいます(中身は不明)。
退去後、巧巳は自分の衝動に戦慄します。
すぐさまキッチン下収納から愛衣那と澪が現れ、機転で移動していたことが判明します。
澪「今のって警察ですよね…」
愛衣那「もうここにはいられないわね。今すぐ出た方がいい」
澪「でも、他に行く場所なんて…」
愛衣那「地元でしょ。足がつかない場所、どこか知らないの?」
巧巳は逡巡の末、「あそこなら…」と心当たりを示します。
場面は変わり、記者が慰霊祭の会場へ。
「来るのかねぇ、彼女も」とつぶやいたところで、31話は幕を閉じます。
第32話:診療所の記憶
巧巳が澪と愛衣那を連れてきたのは、長年使われていなかった古い診療所だった。
巧巳のひいおじいちゃんが昔開業していた建物らしい。
澪は診察室の前でじっと立ち尽くす。
「どうしたの?」と巧巳が声をかけると、「なんだか…ちょっと懐かしい感じがして」と小さく答える。
幼い頃の記憶の断片が、ぼんやりと浮かんでいた。
一方、愛衣那は水回りの確認中に声を上げる。「ちょっと、お水出ないんだけど!」
巧巳が応じる。「出ないよ。外にある湧き水の蛇口なら使えるはず」
「え、じゃあお風呂も?」
「だから、外でなら」
「はぁ!? 野外シャワーってこと?」
「さっき“身を隠せればなんでもいい”って言ってたろ」
「乙女に何言ってんのよ!」
小さな言い合いが続く中、澪は診察室の前で身動きせずにいた
場面は変わって、神社へ。
フリーライター梶博嗣が手を合わせていると、塔堂刑事が現れる。
梶「やあどうも」
塔堂「お前でも願うことがあるのか」
梶「そりゃありますよ。片桐澪の幸せ、とかね」
ベンチに並んで座ると、梶が切り出す。
梶「ご協力いただいた件で。──市役所の倉庫で見つけたんです。片桐澪のカルテ」
塔堂「……カルテ?」
梶「昔、この沙嶋にある児童精神科に通ってたみたいです。」
梶はポケットからスマホを取り出すと、塔堂に画面を見せる。
封じられていた過去が、静かに繋がり始める。
第33話:探偵ごっこと“本当の理由”
神社で梶と塔堂。梶は「やっぱり片桐澪は俗にいう“二重人格者”ですね」と踏み込むが、塔堂は席を立つ。
「探偵ごっこはほどほどにしとけ。そのうち痛い目みる」と冷たく牽制。
梶が「塔堂さんが天瀬愛衣那の父親を無理やり別件逮捕した件、詳しく聞きたかった」と挑発すると、塔堂は「殺すよりは手っ取り早いだろう?」とだけ残して去る。
一人残った梶は「怖い人だねぇ……でも“あの人”に目が似てる。これからますます楽しみだ」と独白する。
場面は診療所へ。
掃除中の愛衣那は、横たわって泣いている澪を見つける。
「澪ちゃん……泣いてるの?」
「ううん、なんでもない」
「巧巳くんには言えて、愛衣那には言えないこと?」
「そんなんじゃないよ」
「じゃあ何?」
沈黙ののち、愛衣那は核心に触れる。
「澪ちゃん、ここに逃げて来た本当の理由は?」
次の瞬間、澪のまなざしが変わる――交代(眞希)の兆しを匂わせるカットで緊張が走る。
一方、巧巳は鞄に必要な物を詰めて外出の支度。
背後に人影――振り返るとモナが立っている。
「どこ行くの? 巧巳。澪ちゃんたちが来てからずっとおかしいよ。わかってる? 巧巳は澪ちゃんの事件に巻き込まれてるんだよ」
巧巳が「ごめん」とだけ告げて通り抜けようとした瞬間、モナが後ろから抱きしめる。
「どこにも行かないで。お願いだから……」
驚く巧巳。「モナ……手を……」
モナは首を振る。
「いやだ! 今手を離すともう会えない気がするから。もう後悔したくないから!」
揺れる抱擁のまま、33話は幕を閉じる。
※あらすじは順次更新します。
ひと夏の共犯者 最終回考察(推測)— 結末予想とラスト解釈
ここからは原作が連載中であるため推測を含みます。
結末の可能性を「どのエンディングが最も作品の設計に適合するか」という観点で整理します。
なお、概念としての“共犯”の意味は次節で詳しく扱います。
前提:確定事実と主要な伏線
- 澪/眞希の二重人格:失踪・記憶の空白・行動の断絶が描写されている。
- 海斗事件:澪のDNA反応、現場周辺の目撃、第三者接触の示唆。
- 巧巳の変化:匿う・虚偽・証拠隠しの兆し(生活痕)、第30話の強い敵意。
- 警察サイド:塔堂の「管轄外でも権限」明言、包囲の確度上昇。
シナリオA:救済エンド(再生)
要点:事件の構造が外因(業界の圧力や第三者の関与)で補足され、巧巳の選択が澪/眞希の統合を後押し。
根拠:主題歌の語り口(“夜明け”モチーフ)、巧巳の「保護」行動が一貫している点。
弱点:サスペンスとしての緊張値を落とすリスク。
シナリオB:破滅エンド(清算)
要点:誰かが法的・社会的な責任を引き受ける。巧巳が自首/逮捕、澪/眞希は治療・隔離へ。
根拠:第30話の殺意の高まり、塔堂の包囲、DNA反応など状況証拠。
弱点:視聴者のカタルシスが限定的。
シナリオC:曖昧エンド(継続)
要点:真相の一部のみを示し、逃避/沈黙の継続で余白を残す。
根拠:原作連載中であること、逃避行ラブサスペンスの文法との親和。
弱点:区切りとしての満足度は分かれる。
結論(現時点の整合性)
救済と破滅の中間(選択型)が最も整合的です。
生存・関係は維持する一方、社会的な代償(罪・烙印)は残し、いくつかの要素を未決のままにする着地は、作品のトーンと視聴導線(原作へ)に合致します。
“共犯”というタイトルの意味
この章では、タイトル「共犯」を物語論の観点から分解し、作中で具体的に何を指しているのかを明確化します。
ここで扱うのは法的な共犯の定義ではなく、関係性・認知・感情・内面の4層で成立する「物語的共犯」です。
前章の最終回考察で示したエンディング選択は、まさにこの4層のどれを残し、どれを清算するかの決定でもあります。
外側の共犯(行為としての加担)
もっとも分かりやすいのは、匿う・嘘をつく・痕跡を消すといった具体行為です。
巧巳は澪を守るために社会の規範から逸脱し、生活痕(食器・洗い物・靴の隠匿)という物証のレベルで「二人の生活=二人だけの現実」を成立させます。
これは社会に対する外向きの共犯であり、逮捕や家宅捜索のリスクを真正面から引き受ける行為です。
内側の共犯(認知・感情の共有)
二人は秘密・記憶の欠落・恐れを「互いだけが知る事実」として共有します。
このとき、世界は社会の物差しではなく二人の認知枠で再編され、罪悪感や喪失感さえも連帯の資源になります。
ここでの共犯は、行為の有無を超えて、価値判断を共通化することで成立します。
内面の共犯(二重人格が示す構造)
澪と眞希という二つの人格は、被害と加害、純粋と破壊が一人の内部で結び合うモデルです。
眞希は「守るために攻撃する」機能を担い、澪は「守られる存在」へ引き寄せられる。
人格の継ぎ目に立ち会い、その継ぎ目を沈黙や虚偽で支える巧巳のふるまいは、人格間の共犯(内的調停)として読めます。
ここでは「法的共犯」の枠を越え、アイデンティティ維持の同意が共犯の核心になります。
なぜ最終回で“共犯のかたち”が決まるのか
結末は、以上の4層のうちどれを更新し、どれを解消し、どれを保留するかの選択です。
救済(再生)なら、内面の分断が統合に向かい、認知・感情の共犯は赦しとして残るが、行為としての共犯(匿う・虚偽)は清算されます。
破滅(清算)なら、外側の共犯に法的な決着がつき、内面・認知の共犯は分断を抱えたまま終わる可能性があります。
曖昧(継続)なら、行為は止まっても認知と感情の共犯が余白として持続し、「二人だけの現実」は社会の影で延命します。
つまり、タイトルの「共犯」=二人が維持してきた現実への“共同契約”です。
最終回はその契約を更新(赦し)/解消(清算)/保留(余白)のいずれかへと定義し直す儀式であり、視聴者はその定義の選び方に、二人がどんな愛を選んだのかを見ることになります。
『ひと夏の共犯者』の原作と配信状況
続いて原作情報です。配信仕様はサービス側の変更があり得ます。
実際の閲覧条件はピッコマ内の最新表示をご確認ください。
配信サービスと更新ペース
- 原作:ピッコマ独占配信のオリジナル漫画
- 配信開始:2025年2月3日
- 更新:毎週月曜
- 最新話:2025年10月27日現在 第36話まで公開
- 無料:1〜10話 / 待てば0円:11〜33話 / 有料:34〜36話
全24話の目次一覧
単行本は各話ごとにサブタイトルが付与されています。以下は第1〜24話の一覧です。
| 話数 | サブタイトル |
|---|---|
| 第1話 | 推しの熱愛報道 |
| 第2話 | ずぶ濡れのアイドル |
| 第3話 | 居候の対価 |
| 第4話 | 行方不明の真相 |
| 第5話 | もう一人の“彼女” |
| 第6話 | 二人だけの秘密 |
| 第7話 | 縁側の幼なじみ |
| 第8話 | 事情聴取の夜 |
| 第9話 | 澪の傷 |
| 第10話 | 浴衣のカノジョ |
| 第11話 | 嘘つきへの罰 |
| 第12話 | いわくつきのアイドル |
| 第13話 | 澪ちゃんの居場所 |
| 第14話 | 本当の覚悟 |
| 第15話 | あの夜の真実 |
| 第16話 | 愛衣那の誘惑 |
| 第17話 | 幼馴染の心配 |
| 第18話 | 麦わら帽子の夏休み |
| 第19話 | 刑事の勘 |
| 第20話 | 愛衣那の過去 |
| 第21話 | 彼女のビンタ |
| 第22話 | あの日の「だいすき」 |
| 第23話 | 事件の鍵 |
| 第24話 | 彼の部屋 |
※第25話以降(第36話まで配信済み)のサブタイトルは不明です。判明次第追記します。
まとめ
『ひと夏の共犯者』の鍵は「愛と罪の境界線」です。
救済か、破滅か、あるいは余韻か——最終回の選択が“共犯”の意味を最終定義します。
放送後は原作(ピッコマ)で真相と伏線回収を追うのがおすすめです。
主演・橋本将生の狂気と、恒松祐里の二重人格(澪/眞希)——2人の演技に注目です。
\主題歌「Limited Nights」は通常版に収録予定/

