俳優キム・スヒョンと故キム・セロンに関する過去の交際疑惑が、2025年4月に入ってからさらに波紋を広げています。
本記事では、キム・スヒョンとキム・セロンの交際報道の経緯と、証拠偽造疑惑、そしてそれぞれに浮上した別交際説について、客観的な視点から最新情報を交えて詳しく解説します。
この記事を読むことで、報道の全体像や韓国芸能界に与える影響、そして今後の法的展開までを網羅的に理解することができます。
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キム・スヒョンとキム・セロンの過去交際報道の経緯と最新状況
2025年3月、韓国芸能界を揺るがす重大な報道が浮上しました。
YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」が、俳優キム・スヒョンと故キム・セロンが、セロン氏が15歳だった時から約6年間交際していたとする疑惑を提起したのです。
キム・スヒョンの所属事務所ゴールドメダリストはこれを受け、公式声明を発表しました。
声明では、交際そのものは認めたものの、「キム・セロンが成人してからの2019年夏から2020年秋に限る」と説明し、未成年時代の交際を強く否定しました。
また、「虚偽情報に対しては厳格な法的対応を取る」とも表明しています。
一方、キム・セロン遺族側は、交際の証拠とされる手紙や写真を公開しました。
キム・スヒョンが軍服務中に送ったとされる手紙や、彼女の頬にキスをしている写真がSNS上で拡散され、世間の注目を集めました。

セロンさんは本当は、自分の写真がこんな形で広まることを望んでいなかった気がします。故人の尊厳を大切にしてあげたいですね。
しかし、これら証拠の信憑性については意見が分かれており、法的検証が進められています。
この騒動はキム・スヒョンの芸能活動に深刻な影響を及ぼしました。
MBCのバラエティ番組『Good Day』への出演見送りに続き、LG生活健康をはじめとする複数の広告契約が打ち切られました。
特に注目されたのは、契約していた16社のうち11社がスポンサーを降板したという報道です。
人気俳優として長年築き上げてきたブランドイメージが、大きく揺らぐ結果となりました。
さらに、Disney+で主演を務める予定だったドラマ『ノックオフ』の撮影も無期限中断となり、公開も保留されています。

楽しみにしていたドラマだったので残念ですが、今の状況では仕方ないですね…。
台湾で予定されていたファンミーティングも中止となり、違約金が発生する可能性が報じられました。
一方で、2015年当時の韓国の法律では、13歳以上16歳未満の未成年との交際は直ちに違法とはされていませんでした。
そのため、仮に交際が事実であったとしても、当時の法制度上、刑事責任を問うのは難しいとする見方が一般的です。
ただし、社会的責任や倫理的問題については別の議論となっており、世論の厳しい目が向けられています。
また、2025年4月に入り、キム・スヒョンとキム・セロンそれぞれに当時別の交際相手がいた可能性が指摘され、疑惑への見方も少しずつ変化しつつあります。
現在も双方の主張や証拠を巡る検証は続いており、最終的な結論に至るには時間を要すると見られています。
新たに浮上した証拠偽造疑惑と著者同一識別技法による分析結果
2025年4月、新たな局面を迎えることとなったのが、キム・スヒョンと故キム・セロンにまつわる交際疑惑に関する証拠の信憑性問題です。
特に注目を集めたのは、Trubaum研究所が発表した分析結果でした。
この研究所は「著者同一人物識別技法」と呼ばれる新しい分析方法を用いて、問題となっているメッセージの作成者を科学的に検証しました。
この手法は、一般的な陳述信頼度分析(SVA)とは異なり、文章における品詞使用頻度や個人特有の言語パターンを定量的に測定することで、異なる時期に作成された文書が同一人物によるものかどうかを統計的に判断するものです。
これにより、文章作成者の特性を高精度で推定することが可能になります。
分析の対象となったのは、2016年、2018年、2025年のメッセージでした。
調査の結果、2018年と2025年に交わされたメッセージには統計的に有意な差が認められず、同一人物によって作成された可能性が高いと結論付けられました。
2025年のメッセージは、キム・スヒョンが実際に知人と交わしたカカオトークの内容であり、比較対象として信頼できる資料とされています。
一方、2016年のメッセージについては、2018年および2025年のメッセージと比較した際、それぞれ95%および92%の信頼水準で別人が作成した可能性が高いという結果が出ました。
特に2016年のメッセージに関しては、同一人物である可能性はわずか8%にとどまり、偽造の可能性が強く示唆される結果となりました。
この2016年のメッセージは、最初にYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」が交際の証拠として公開したものであり、今回の分析結果により、その信憑性に大きな疑問が投げかけられることになりました。
キム・スヒョン側は「本人が作成したものではないという疑念があったため、科学的分析を依頼した」と説明しています。
ただし、Trubaum研究所が用いた「著者同一人物識別技法」は、韓国内ではまだ比較的新しい分析方法であり、裁判においてどの程度証拠能力を持つかについては今後の判断に委ねられます。
海外では犯罪捜査や文書鑑定分野で幅広く使用されている手法であるものの、韓国の裁判所がこれをどのように評価するかは、最終的な判断を待たなければなりません。

科学的な分析で偽造の可能性が高いって結果が出たけど、最終的な判断は裁判所に委ねられるんですね。
今後の行方が気になります…。
また、キム・スヒョン側はさらに、2016年や2018年のメッセージ以外にも、証拠資料の捏造が存在する可能性について言及しており、今後、偽造に対する法的措置を検討しているとされています。
このように、交際疑惑に関する証拠の信憑性に疑問が生じたことにより、キム・スヒョンへの批判の一部が再評価される流れも見られています。
ただし、交際の事実関係や社会的な評価については、引き続き冷静な検証と議論が必要とされています。
キム・スヒョンとキム・セロン、それぞれ別交際説と今後の法的展開
キム・スヒョンと故キム・セロンの過去交際疑惑に関して、新たな情報が浮上しました。
それは、当時2人がそれぞれ別の恋人と交際していた可能性が高いという主張です。
この情報は、YouTubeチャンネル「芸能裏統領イ・ジンホ」や、複数の韓国メディアによる取材結果をもとに発信されました。
まず、キム・スヒョンについてですが、彼は2016年から2019年にかけて、アイドル出身の女優アン・ソヒと交際していたと報じられています。
この交際は、業界内では公然の事実とされており、関係者の証言によれば、2人の関係は非常に親密だったとされています。
また、キム・スヒョンが軍服務中も交際は続いており、除隊間近の2019年春頃に破局したとのことです。

親しい仲ではあったものの、恋人ではないと説明したキム・スヒョンとアン・ソヒ。
もしかすると、お互いを守るための選択だったのかもしれませんね。
一方、故キム・セロンについても、2016年、2018年、2021年と、それぞれ別の男性と交際していたという証言が出ています。
この証言によれば、彼女は一般人、スポーツ選手、事業家、芸能人など、複数の異なる交際相手と関係を持っていたとされています。
特に2019年5月には、キム・セロンと推定される人物が街中で恋人とキスを交わす様子を撮影したとされる映像が公開されました。
ただし、画質が悪く、本人特定には至っていません。
▼キム・セロンだと公開された映像の写真です。

引用画像:ノンヒョン日報

仮に本人だとすれば、誰がどんな意図で撮影したのか気になりますね。
さらに、キム・スヒョンの所属事務所は、彼が2019年夏から2020年秋まで故キム・セロンと交際していた事実を認めつつ、当時すでに前の交際相手とは破局していたと説明しています。
この点も、複数の関係者証言によって裏付けられており、キム・スヒョンと故キム・セロンが未成年時代から交際していたという疑惑に対する反証材料とされています。
一方で、キム・セロンの遺族側は、カロセロ研究所を通じて故人とキム・スヒョンの交際を証明するため、過去の手紙や写真を公開しています。
しかし、これらの証拠についても、偽造の可能性が指摘され、現在、法的検証が進行中です。
このような背景から、今後の法的展開にも注目が集まっています。
現在、キム・スヒョン側とキム・セロン遺族側の間で、名誉毀損や虚偽事実流布に関する訴訟の可能性が取り沙汰されています。
さらに、キム・セロンの遺族側がYouTuberイ・ジンホに対しても追加の告訴を行う方針を示しており、事態はさらに複雑化しています。
特筆すべきは、ストーキング処罰法に基づき、裁判所がイ・ジンホに対してキム・セロン遺族への接近禁止の暫定措置を下したことです。
これにより、YouTuberと遺族側の間でも新たな法的対立が発生しています。
ただし、イ・ジンホ側は「暫定措置は捜査段階での一時的措置であり、虚偽事実とは無関係」と主張しており、今後の捜査結果により、状況は大きく変わる可能性があります。
総じて、キム・スヒョンとキム・セロンを巡る一連の報道は、双方の証拠と証言が食い違う中、複雑な様相を呈しています。
最終的な事実関係の解明には、さらに時間を要する見通しです。
まとめ
本記事では、キム・スヒョンと故キム・セロンの過去交際疑惑をめぐる経緯、証拠偽造の可能性、別交際説、そして今後の法的展開に至るまでを整理しました。
交際歴や証拠の真偽に関しては、双方の主張が対立しており、今後も慎重な検証が求められます。
一方で、今回の騒動により、キム・スヒョンは16社中11社ものスポンサー契約を失い、主演ドラマ『ノックオフ』の撮影中断、ファンミーティング中止など、芸能活動に大きな影響が及びました。
しかしながら、どんな役でも自然に演じ切る高い演技力を持つキム・スヒョンは、韓国芸能界にとって非常に貴重な存在です。
客観的に見ても、このような才能を持つ俳優が活動の場を失うことは、あまりにも惜しいと言わざるを得ません。
今後、透明性ある対応と真摯な姿勢により、再び信頼を取り戻して活躍できることが期待されます。
※これまでの出演歴や最新作、今後の活動予想までをまとめた記事はこちらでご覧いただけます。
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