インフルエンサー「さやぴ」ことさやかさんが手がけるブランド pium(ピウム) が炎上しています。
接客態度をめぐる不満に加え、公式XやHPでの投稿が逆効果となり、批判と擁護が交錯する事態となりました。
アパレルブランド「pium(ピウム)」の炎上について、店員「りこ」騒動を含めた経緯と、公式の謝罪コメントまでを時系列でわかりやすく整理します。
pium炎上まとめ わずか3日で拡散した経緯を時系列で解説
piumの炎上は、SNS上での指摘が短期間に連鎖拡散し、公式の発信が逆風を受ける形で増幅したのが特徴です。
まずは発端から謝罪までの3日間を俯瞰すると、どこで何が起き、なぜ信頼が揺らいだのかが整理できます。
以下の時系列表は、のちの章で扱う「カスハラ注意喚起」「店員りこ騒動」「公式謝罪」の三点を結ぶ骨格になります。
| 日付 | 出来事・反応 |
|---|---|
| 2025年9月28日 | 公式Xが「カスハラ注意喚起」を投稿。意図は安全な利用のお願いでしたが、ユーザー側には「客を責めている」と受け止められ、過去の口コミとともに批判が再燃・拡大。 |
| 2025年9月29日 | スタッフ「りこ」名義とされるアカウントの動きが注目を集め、関連投稿が拡散。のちに削除・非公開化の報告が相次ぐも、火消しには至らず。 |
| 2025年9月30日 | pium公式が謝罪文を公表し、外部講師による接客研修・第三者機関の覆面調査・公式フォームでの受付など再発防止策を表明。同日、さやぴ本人も謝罪と理念(「かわいいを諦めない」)を改めて示しました。 |
このように、「注意喚起 → 批判拡大 → 謝罪 → 本人コメント」という流れがわずか3日で連鎖しました。
以降の章では、それぞれの段階で何が論点となり、どう評価が分かれたのかを詳しく見ていきます。
カスタマーハラスメント注意喚起が逆効果
2025年9月28日、公式Xが「カスタマーハラスメントに関するご案内」を投稿。
「度重なる要求や暴言には法的措置も検討する」と表明しましたが、この対応が逆効果に。
「接客を棚に上げて客を責めている」と批判が急拡大。
過去のGoogle口コミも掘り返され「態度が悪い」との声が再び拡散しました。

引用画像:@pium__official
スタッフの教育の行き届かなさを客のせいにして、逆ギレしないでくださーい。ちゃんと店内視察とかした方がいいですよ?現状見えてます?
引用:X(Twitter)
全く知らんブランドやから見流してたけど、あまりにも客側の被害報告が多すぎるわ 客のせいにする前にスタッフの指導しろや
引用:X(Twitter)
接客態度に関する批判
アパレルブランド pium(ピウム) が炎上に至った最大の要因は、店舗スタッフの接客態度 に対する不満でした。
SNSや口コミでは以下のような声が相次いでいます。
- 「やる気がなさそう」
- 「無礼すぎる」
- 「服は可愛いのに対応が残念」
さらに「試着中に“細い人が着る服なのにね”と聞こえた」といった差別的な発言証言も拡散され、ルッキズム的接客があったのではないかとの疑念も強まりました。
皆言ってるけどほんとに109の店員の態度ひどい、かわいいお洋服買うぞ🎶って気分の時に一番寄りたくない店。カスハラ云々の声明は最低ライン店員の教育終わらせてからにしてください、技術不足とかじゃなくて不快になるタイプの接客だよpium
引用:X(Twitter)
さやぴが「自分に自信が持てなくて外が出るのが怖かった時 かわいい洋服を着ることで勇気と自信をもらえた」きっかけで 立ち上げたpiumの一部の店員たちが そういう女の子たちを侮辱し、愚弄し 「例え服が可愛くても行きたくない店」 にさせている。 さやぴはそれでいいの?
引用:X(Twitter)
試着中に定員さんがこれ細い人が着る服なのにねwよく足出せるねなどの話声が聞こえてきました。店内に私たちしかいなかったのですぐに分かりました。試着が終わってカーテン開けるとままが悲しい顔で立ってました。辛かったです。ままと初めて109でお買い物した日でした。ままごめんね。
引用:X(Twitter)
これらの声は単なるクレームではなく、「憧れのブランドに傷つけられた」という失望のトーンを含むものが多く見られました。
ファッションへの愛着が強い層ほどショックが大きかったようです。
pium公式の謝罪コメント
続いて、ブランド側が発表した謝罪内容と再発防止策を見ていきます。
謝罪の内容
2025年9月30日、pium公式は謝罪文を発表しました。
- 「多くのご指摘を真摯に受け止めております」
- 「お客様にご不快な思いをおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」
防御的だった前日の対応から一転、まず顧客への謝罪を前面に打ち出しました。
再発防止策
具体的には以下の対応を表明しています。
- 外部講師による接客研修の実施
- 第三者機関による覆面調査
- 意見・要望はスタッフ個人ではなく公式フォームで受け付ける
最後に「安心して買い物いただける店舗運営を目指す」と結びました。

引用画像:@pium__official
実施時期や研修内容の詳細は明かされていませんが、SNS上では「第三者機関を入れるのは前向き」「実際に店員が変わるかが鍵」といった意見も見られました。
さやぴ本人のコメント
ブランドの意思決定や発信のトーンを左右するのが、プロデューサーであるさやぴ(さやか)さんのメッセージです。
公式の謝罪文に続く本人コメントは、理念の再確認と顧客への謝罪という二つの要素を含み、受け止めは賛否に分かれました。
ここでは、コメントの軸と反応の分布を整理し、なぜ評価が割れたのかを明らかにします。
謝罪とブランド理念の維持
ブランドプロデューサーのさやぴ(さやか)さん本人も、公式の投稿を引用してコメントを出しました。
- 「ご不快な思いをさせてしまったお客様へお詫び申し上げます」
- 「“かわいいを諦めない”という姿勢は変わらない」
コメントへの賛否と受け止めの差
コメントの内容については賛否が分かれました。
ポジティブな声:
- 「理念を大切にしていて安心した」
- 「誠実な対応が伝わった」
ネガティブな声:
- 「謝罪なのにコンセプトをゴリ押しするのは違和感」
- 「具体的改善策が示されていない」
結果として、「pium=理念と現実のギャップ」という構図が浮き彫りとなり、さやぴさんの誠実な対応を評価する声と、ブランドマネジメントへの不安を抱く声が二極化しました。
pium店員りこ騒動とは?SNSで拡散した経緯を整理
「pium りこ」については、公式から個人名の公表や処分は出ていない一方で、SNS上の証言や関連投稿が炎上を加速させた経緯があります。
ここでは、確定情報と未確定情報を切り分け、拡散の流れを段階的に整理します。
なお、以下は当時の投稿・スクリーンショットに基づく情報であり、真偽が確定していないものは断定せずに記述します。
りこに関する確定 未確定情報の整理
- 背景:渋谷109店のスタッフとされる人物「りこ」が、接客態度に関する複数の証言と共にSNSで話題化しました。ブランド公式から個人名の公表や処分などの公式事実は現時点で示されていません。
- 指摘内容(SNSベース):「睨む・無視する」「可愛い客を優遇する」「体型や服装に否定的な私語があった」などの証言が拡散しました。これらは投稿者の体験談・スクリーンショットに依拠しており、真偽の確定には至っていません。
- SNSアカウントの動き:当該人物と関連づけられたとするアカウントが2025年9月30日に削除されました。
ネット上で論点となっている主なポイント
- 接客態度の証言:睨み・無視・不適切な私語の有無
- 客層への態度差:いわゆる「オキニ」優遇の有無
- ルッキズムの疑念:体型・容姿に関する不適切発言の有無
- SNS発信の是非:スタッフの個人投稿がブランド価値に与える影響
時系列(りこ関連の話題)
| 日付 | 主な出来事(りこ関連) |
|---|---|
| 9月28日 | 公式Xの「カスハラ注意喚起」を機に、渋谷109店のスタッフとされる「りこ」関連の証言投稿が急増。接客態度や私語に関する体験談が拡散。 |
| 9月29日 | 「本人関与では」とされるアカウントの動きが話題化。非公開化・削除の報告が相次ぐも、公式の確認はなし。 |
| 9月30日 | ブランドが謝罪文と研修・覆面調査の導入を発表。個人名や処分などスタッフ固有の情報には言及なし。 |
関連アカウントの動きと資料
以下は、SNS上で拡散された当時の投稿内容の一部です。
現時点では削除済みですが、炎上拡大の経緯を理解する上で重要な資料といえます。
▼店員りこ@R_xxx_itbの投稿(現在はアカウント削除済み)


アカウント削除後もスクリーンショットが拡散され続け、火消しにはつながりませんでした。
逆に「自作自演では」との憶測を生み、議論は長引く結果となりました。
SNSでの反応まとめ
ここでは炎上後に寄せられたSNS上の声を、批判と擁護に分けて整理します。
批判的な声
- 「謝罪文にコンセプト紹介はいらない」
- 「まずはスタッフ教育を徹底すべき」
- 「お客様を舐めていたらアパレルは生き残れない」
- 「謝罪より宣伝を優先しているように見える」
- 「もう何も言わない方がいい」
擁護・応援の声
一方で、改善姿勢を評価する意見も見られました。
- 「改善の姿勢が伝わって応援したい」
- 「誠意のある謝罪で信頼できる」
- 「実際に来店したら改善を感じた」
- 「新作も楽しみにしている」
一時的に「pium 炎上」「りこ 店員」などのワードがXトレンド上位に入り、Googleトレンドでも検索数が急上昇しました。
注目度の高さが、批判の拡散スピードを加速させた要因のひとつです。
まとめ piumの今後に注目
最後に、今回の騒動から見えるポイントを整理します。
今回の炎上騒動は、接客態度の悪さが根本的な原因であり、さらに公式の「カスハラ注意喚起」投稿が火に油を注いで信頼を失った事例です。
一方で、外部研修や覆面調査などの改善策を打ち出した点は評価され、信頼回復の余地は残されています。
今後は顧客が実際に「接客が改善された」と感じられるかどうかが分岐点となるでしょう。
今後は「かわいいを諦めない」という理念を、接客の現場でも体現できるかが問われます。
piumが信頼を取り戻せるのか――SNS世代のブランド運営の試金石として注目が集まります。

