学歴や大学をテーマにしたYouTubeチャンネル「wakatte.TV(わかってTV)」が、福島大学を取り上げた動画をめぐって大きな批判を集めました。

引用画像:週刊女性PRIME
特に話題になったのが、高田ふーみんさんによる「福島大には触らせたくない」という発言です。
「わかってTVはなぜ炎上したの?」「福島大学で何を言った?」「その後、謝罪はした?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

問題の発言だけを見ると、なぜ大学側の声明や文科相の発言にまで広がったのか、少し分かりにくいですよね。
この記事では、わかってTVが福島大学をめぐって炎上した理由から、動画公開後の対応、福島大学の声明、高田ふーみんさんの謝罪まで、2026年9月7日時点で分かっている経緯を時系列で整理します。
わかってTV炎上はなぜ?福島大学で何があった?
今回の炎上で大きな焦点となったのは、福島大学の学生が放射能に関する研究について話した直後の発言です。
なぜ「福島大には触らせたくない」という言葉がここまで問題視されたのか、まずは発言が出た流れから見ていきます。
「福島大には触らせたくない」と発言
わかってTVは2026年8月28日、福島大学を訪れ、学生にインタビューするキャンパス調査動画を公開しました。
動画の中では、学生が大学で行われている研究について聞かれ、放射能に関する研究を「福島ならでは」と紹介する場面がありました。
その直後、高田ふーみんさんは原子力や放射能について重要な問題だと触れたうえで、「福島大には触らせたくない」と発言しました。
この場面がSNSなどで広がり、「福島大学の研究を見下しているように聞こえる」「原発事故を経験した地域への配慮が足りないのではないか」といった批判につながりました。

普段の「大学いじり」の延長に見えても、今回は原子力災害や放射能という、福島にとって非常に重いテーマだったことが大きな違いです。
なぜ発言がここまで問題になった?
今回の炎上を理解するうえで外せないのが、福島大学が東日本大震災と福島第一原子力発電所事故以降、原子力災害や環境放射能に関する研究を続けてきたという背景です。
福島大学には「環境放射能研究所」があり、原発事故とそれに伴うさまざまな問題の解決を目指して2013年7月1日に設立されています。
- 原子力災害に関する研究
- 環境中の放射性物質に関する研究
- 福島の復興や地域課題に関する研究
- 国内外の大学や研究機関との連携
つまり今回の問題は、単純に「大学の偏差値をいじった」という話だけではありません。
原発事故を経験した地域で、その経験を科学的に検証し、今後に生かそうとしている学生や研究者の取り組みに向けられた言葉として受け止められたことが、批判が大きくなった理由の1つです。
発言部分だけを見ると、「なぜここまで大きな騒動に?」と感じる人もいるかもしれません。しかし、福島大学がどのような研究を続けてきたのかまで知ると、大学側が声明を出すまでに至った背景が見えやすくなります。

切り抜きだけでは分かりにくい部分ですが、福島大学の研究背景まで見ると、今回の発言が問題視された理由がかなり見えてきます。
わかってTV福島大学炎上を時系列で解説
ここからは、動画公開から福島大学の声明、高田ふーみんさんの謝罪動画までを時系列で整理します。
途中で「一度非公開→注意書きを追加して再公開→動画削除」という動きがあるため、最初に表で全体の流れを確認しておくと分かりやすいです。
| 日付 | 主な動き |
|---|---|
| 8月28日 | 福島大学キャンパス調査動画を公開 |
| 8月末 | 問題発言がSNSなどで拡散し批判が広がる |
| 8月31日 | 一度非公開となった動画に注意書きを加えて再公開 |
| 9月1日 | 福島大学が学長名で声明を発表 |
| 9月1日 | 高田ふーみんさんがXで謝罪し、動画削除を表明 |
| 9月4日 | 松本洋平文部科学大臣が記者会見で言及 |
| 9月5日 | 高田ふーみんさんが改めて謝罪動画を公開 |

最初の説明だけで終わったわけではなく、大学声明や文科相の発言を経て、9月5日に本人が改めて動画で謝罪しています。
8月28日:福島大学キャンパス調査動画を公開
2026年8月28日、わかってTVが福島大学を訪問したキャンパス調査動画を公開しました。
動画では学生へのインタビューが行われ、その中で「福島大には触らせたくない」という発言が出ています。
その後、問題となった部分がSNSなどで広がり、福島大学の学生や研究活動への配慮が足りないのではないかとして批判が強まっていきました。
8月31日:注意テロップを追加して動画を再公開
問題となった動画はいったん非公開になった後、8月31日に注意書きを追加したうえで再公開されました。
追加された説明では、東日本大震災や原発事故の被害、福島大学での研究や学びを揶揄する意図はないという趣旨が示されています。
しかし、この対応で騒動が収まることはありませんでした。
翌9月1日には福島大学が正式な声明を発表し、YouTubeやSNS上の騒動から、大学側が正式に対応する事態へと発展します。

一度非公開にした後、注意書きを付けて再公開したものの、それでも批判が収まらなかった点も今回の経緯で重要です。
9月1日:福島大学が学長名で声明を発表
2026年9月1日、福島大学は佐野孝治学長名で「本学を取り上げたインターネット動画について」と題した声明を公式サイトに掲載しました。

引用画像:国立大学法人 福島大学
声明では、わかってTVや高田ふーみんさんの名前を直接挙げてはいません。
一方で、本学を取り上げた動画について、学生や教育研究活動に関して「配慮を欠くと受け取られかねない発言」があったとしています。
さらに福島大学は、東日本大震災や福島第一原発事故以降、復興や地域課題の解決に向けた研究を進めてきたことを説明しました。
特に原子力災害や環境放射能に関する研究については、福島の経験を科学的に検証し、その成果を国内外へ還元していくための重要な研究活動だと位置付けています。
そのうえで、教育や研究に真摯に取り組んでいる学生や教職員の尊厳が傷つけられることがあってはならないとの考えを示しました。
また、福島大学は今回の騒動をめぐり、特定の個人への誹謗中傷や不適切な言動を控えるよう呼びかけています。

大学側は問題となった発言への見解を示す一方で、騒動を理由に個人を攻撃しないよう呼びかけています。
9月1日:高田ふーみんがXで謝罪し動画削除へ
福島大学が声明を出した同じ9月1日、高田ふーみんさんもXで今回の発言について謝罪しました。
投稿では、震災や原発事故を揶揄したり差別したりする意図ではなかったとしたうえで、福島大学で原子力を学ぶ意義や経緯についての認識が不足していたと振り返っています。
特に、研究に取り組む学生への「配慮が決定的に不足していた」として謝罪しました。
また、問題となった福島大学の動画については削除することを表明しています。
9月4日:松本洋平文科相も騒動に言及
騒動はYouTubeやSNSだけにとどまりませんでした。
2026年9月4日には、松本洋平文部科学大臣が記者会見でこの問題について質問を受け、見解を示しています。
松本文科相は一般論としたうえで、学生や教職員の尊厳を傷つけるような言動はあってはならないとの考えを示しました。
さらに注目されたのが、大学の研究力について偏差値をもって判断することは適切ではないという趣旨の発言です。
福島大学についても、原子力災害や環境放射能の分野に加え、再生可能エネルギーや地域防災、復興などで研究を進めていることに触れています。

「大学の偏差値」と「そこで行われている研究の価値」は同じではないという点にも、今回の騒動をきっかけに注目が集まりました。
9月5日:高田ふーみんが謝罪動画を公開
2026年9月5日、高田ふーみんさんはYouTubeで改めて謝罪動画を公開しました。
謝罪動画では、今回の発言が不適切だったと認め、深く反省しているという趣旨を述べています。
福島大学で原子力について学ぶ学生に対し、なぜあのような発言をしてしまったのかを振り返り、もっと考えて発言し、動画を公開するかどうかについても慎重に判断すべきだったとしています。
また、福島が東日本大震災や福島第一原発事故を経験した地域であることへの認識が甘かったとも振り返っています。
さらに、一度動画を非公開にした後、注意テロップを加えて再公開した対応についても、判断に誤りがあったとして謝罪しました。

9月5日の謝罪動画では、問題の発言だけでなく、その後に動画を再公開した判断についても振り返っています。
わかってTV福島大学炎上が大きく拡大した理由
今回の騒動は、問題の発言がSNSで批判されたというだけでは終わりませんでした。
福島大学が学長名で声明を出し、さらに文部科学大臣まで言及する事態に発展しています。
なぜここまで大きな騒動になったのか、3つのポイントに分けて見ていきます。
原子力や放射能という福島にとって重いテーマだった
大きな理由の1つは、原子力や環境放射能というテーマが福島にとって非常に重い意味を持っていることです。
福島大学では、東日本大震災や福島第一原発事故以降、原子力災害や環境放射能に関する研究が続けられています。
その研究について話している学生の前で「福島大には触らせたくない」と発言したため、単なる学歴いじりでは済まないと受け止められました。
動画を再公開した対応にも批判が集まった
もう1つ注目されたのが、問題が指摘された後の対応です。
動画はいったん非公開になりましたが、注意書きを加えたうえで再び公開されました。
この対応についても批判が広がり、高田ふーみんさん自身も後の謝罪動画で、再公開した判断について誤りがあったと振り返っています。

発言そのものだけでなく、問題が指摘された後にどう対応したのかも、炎上が長引いた理由として見逃せません。
偏差値だけで大学の価値を判断することにも議論が広がった
今回の騒動をきっかけに、わかってTVが扱ってきた「大学の偏差値」そのものについても議論が広がりました。
松本文科相は、大学の研究力を偏差値で判断することは適切ではないとの考えを示しています。
大学には、入試難易度だけでは測れない研究や地域との取り組みがあります。
今回の福島大学の件は、「大学の価値を何で判断するのか」という問題にまで議論が広がった騒動ともいえそうです。
わかってTVは過去にも炎上していた?
福島大学をめぐる騒動が広がる中で、わかってTVや高田ふーみんさんの過去の動画も再び注目されました。
今回の件とは別の出来事ですが、「以前にも炎上していたの?」と気になる方もいると思いますので、代表的な事例を簡単に見ていきます。
早稲田大学の卒業証書をめぐる動画が再注目
特に再び話題になったのが、2021年に公開された早稲田大学の卒業式に関連する動画です。
動画内では、高田ふーみんさんが学生の卒業証書を地面に置き、その上に座る場面がありました。
当時も批判を集めましたが、今回の福島大学炎上をきっかけにSNSなどで再び取り上げられています。

今回の炎上をきっかけに、過去の「学歴いじり」のあり方まで改めて注目される形になりました。
こうした過去の動画も合わせて取り上げられたことで、わかってTVの「学歴いじり」のあり方そのものに疑問を投げかける声も広がりました。
まとめ
今回は、わかってTVの福島大学をめぐる炎上はなぜ起きたのか、「福島大には触らせたくない」という発言から謝罪までを時系列で整理しました。
- 福島大学のキャンパス調査動画は2026年8月28日に公開された
- 高田ふーみんさんの「福島大には触らせたくない」という発言が問題視された
- 福島大学は震災や原発事故以降、原子力災害や環境放射能などの研究を続けている
- 9月1日に福島大学が学長名で声明を発表した
- 同日、高田ふーみんさんがXで謝罪し、動画削除を表明した
- 9月4日には松本洋平文科相が記者会見で言及した
- 9月5日には高田ふーみんさんが改めて謝罪動画を公開した
今回の炎上は、単なる大学の「学歴いじり」だけではありませんでした。
東日本大震災や原発事故を経験した福島で続けられてきた研究や、そこに携わる学生・教職員への配慮が大きく問われる騒動へと発展しています。
また、文科相が大学の研究力を偏差値で判断することは適切ではないとの考えを示したことで、大学の価値や研究をどのように見るべきなのかという議論にも広がりました。
高田ふーみんさんは9月5日の謝罪動画で、問題となった発言だけでなく、その後の動画再公開についても反省を述べています。

発言だけでなく、大学側の研究背景やその後の対応まで追うと、なぜここまで大きな騒動になったのかが見えてきます。
一方、福島大学は特定の個人への誹謗中傷を控えるよう求めています。今回の件については、発言や対応の経緯を事実ベースで確認していくことが大切です。

