青山学院大学の長距離ブロックで注目度が急上昇している神邑亮佑選手。
読み方は「かみむら りょうすけ」です。
高校時代から駅伝ファンの間では名前が知られていましたが、大学に入ってから一気にタイムを伸ばし、今では「青学の次世代エース候補」として期待されています。
検索では「中学」「高校」「八千代松陰」「身長」「進路」といったキーワードが目立ちますが、断片的な情報だけでは全体像がつかみにくいと感じている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、公開されているデータや大会記録をもとに、神邑亮佑選手のプロフィールや学歴、八千代松陰高校時代の成績、青学での躍進ぶり、今後の進路の可能性までを整理していきます。
まずは「神邑亮佑とはどんな選手なのか」という全体像から確認していきましょう。
神邑亮佑(かみむらりょうすけ)とは
ここでは、神邑亮佑選手の基本的なプロフィールと、青学ファンや駅伝ファンからどのように見られているのかを整理します。
中学や高校の詳しい成績、大学での記録については後の見出しで詳しく触れていきますので、まずは「どんなタイプのランナーなのか」という全体像をつかんでみてください。
プロフィールと基本情報
神邑亮佑選手は、青山学院大学社会情報学部の1年生として長距離ブロックに所属している男子長距離ランナーです。
出身高校は千葉県の八千代松陰高校で、駅伝の強豪校として知られる環境で力を伸ばしてきました。
生まれは2006年11月ごろとされており、大学1年生としては標準的な年代です。
出身地は東京都江戸川区で、地元の中学校とクラブチームで長距離の土台を作ってきました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 神邑亮佑 |
| 読み方 | かみむら りょうすけ |
| 生年月日 | 2006年11月3日 |
| 出身地 | 東京都江戸川区 |
| 所属大学 | 青山学院大学社会情報学部社会情報学科 |
| 出身高校 | 八千代松陰高校(千葉県) |
| 好きな食べ物 | チーズケーキ、豚の角煮 |
| 主な種目 | 5000メートル、10000メートル、ハーフマラソン、駅伝 |
| 身長体重 | 身長171センチ、体重50キロ前後 |
青学陸上部の公式プロフィールでは、自己ベストとして5000メートル13分43秒99、10000メートル28分53秒72、ハーフマラソン1時間3分5秒が記録されており、1年生としてはかなり高い水準のタイムを持っていることが分かります。
走りの特徴とファンからの評価
レース映像や記録会のレポートを見ると、神邑選手はフォームのブレが少なく、後半に粘って伸びるタイプのランナーです。
出雲駅伝2025年では4区を担当し、区間8位ながらも安定したラップでチームに貢献しました。
高校時代から駅伝で結果を残してきた選手ですが、大学1年目で5000メートルの自己記録を一気に更新し、13分台に突入したことで、ファンの間では「1年生の伸び方ではない」「来年以降が怖い存在」といった声も上がっています。

高校の段階で十分強い選手でしたが、大学1年目でここまでタイムを縮めてきているので、青学の中でも成長スピードが際立つタイプだと感じます。
青山学院大学陸上競技部の公式Xでも、神邑選手は「ブレないフォームと粘り強さが持ち味の期待のルーキー」として紹介されており、1年生ながらチーム内で大きな期待を集めていることが分かります。
単に結果を出すだけでなく、チーム全体を良い方向に引っ張っていく存在としても重要なピースになっていきそうです。
神邑亮佑の学歴と陸上経歴
ここからは、神邑亮佑選手がどのような環境で走力を磨いてきたのかを、中学時代、高校時代、そして青山学院大学への進学という流れで見ていきます。
特に、八千代松陰高校での駅伝実績は現在の強さにつながる重要なポイントなので、年ごとの成績もあわせて整理していきます。
中学時代は葛西第二中と清新のクラブで基礎を形成
中学時代の神邑選手は、東京都江戸川区立葛西第二中学校に在籍し、同時に清新ジュニア陸上クラブでも活動していました。
学校とクラブの両方で長距離に取り組むことで、基礎的なスピードと持久力をしっかりと身につけていった形です。
2021年12月25日に行われた平成国際大学長距離競技会3000メートルのレースでは、9分7秒53という記録で11位に入るなど、中学の段階から3000メートルで安定したタイムをマークしていました。
結果だけ見ると派手さはありませんが、ここで身につけたペース感覚や粘りが、高校以降の飛躍の土台になっています。
葛西臨海公園を「地元の良いところ」と語っていることからも、身近な環境を活用しながら、コツコツと走り込んできた様子がうかがえます。
八千代松陰高校で一気に開花した高校時代の成績
高校は千葉県の八千代松陰高校に進学し、ここで本格的に長距離ランナーとしての才能が開花します。
駅伝強豪校の主力として、1年生の頃から重要な区間を任され、全国大会の舞台を経験してきました。
| 学年 | 主な大会 | 種目区間 | 記録 | 順位など |
|---|---|---|---|---|
| 高校1年(2022年) | 千葉県高校陸上記録会 | 3000メートル | 8分40秒52 | 1位 |
| 高校1年(2022年) | 千葉県高校新人大会 | 5000メートル | 14分49秒50 | 3位 |
| 高校2年(2023年) | 千葉県高校駅伝 | 5区3キロ | 8分42秒 | 区間賞 |
| 高校2年(2023年) | 関東高校駅伝 | 3区 | 25分00秒 | 区間10位 |
| 高校3年(2024年) | 千葉県高校駅伝 | 4区8キロ強 | 24分24秒 | 区間賞 |
| 高校3年(2024年) | 全国高校駅伝 | 6区 | 14分54秒 | 区間11位 |
千葉県高校駅伝では、2年生と3年生で2年連続の区間1位を獲得しており、チームの要として都大路出場に貢献しました。
特に3年生の2024年千葉県高校駅伝4区では、8キロを超える区間を24分台前半で走り、区間賞に加えて大会新記録にも関わる走りを見せています。
トラックでは、10000メートル31分7秒69前後の記録をマークするなど、駅伝だけでなく個人種目でも全国レベルに近い成績を残しました。
高校3年間で積み上げた実績が、青山学院大学からのオファーにつながったと考えられます。
青山学院大学を選んだ理由と長距離ブロックでの目標
神邑選手はインタビューの中で、「日本一の駅伝チームで自分の甘さを変えたい」という思いから青山学院大学を進路に選んだと語っています。
高校時代の生活面に反省する部分があり、あえて厳しい環境に身を置くことで、自分の弱さを強さに変えていきたいという考えです。
大学での目標としては、箱根駅伝で区間賞を獲得し、チームの総合優勝に貢献することを掲げています。
そのために1年目は、体の柔軟性や筋力を高めて「戦える体を作る」ことを重視していると話しており、急激な結果だけを追うのではなく、4年間を見据えた取り組みをしていることがうかがえます。
将来的にはマラソンへの挑戦も視野に入れており、世界と戦えるランナーになることを長期的な目標としている点も特徴的です。
大学1年目の成績と自己ベスト
続いて、青学に入学した2025年シーズンの成績と自己ベストを整理します。
1年目から5000メートル13分台、10000メートル28分台、ハーフマラソン1時間3分台というハイレベルな記録を残しており、駅伝ファンの注目度も一気に高まりました。
自己ベストと主要種目
神邑選手の自己ベストは、大学1年目のシーズンだけで大きく書き変わっています。
特に5000メートルは高校時代の記録から30秒以上短縮しており、夏以降の伸びが際立っています。
| 種目 | 記録 | 更新日 | 大会名 |
|---|---|---|---|
| 3000メートル | 8分40秒52 | 2022年5月28日 | 千葉県高校陸上記録会3000メートル |
| 5000メートル | 13分43秒99 | 2025年9月24日 | 絆記録挑戦会5000メートル |
| 10000メートル | 28分53秒72 | 2025年11月22日 | MARCH対抗戦10000メートル |
| ハーフマラソン | 1時間3分5秒 | 2025年11月9日 | 宮古サーモンハーフマラソン |

高校時代の5000メートルが14分15秒台と言われていたことを考えると、大学1年目で13分43秒台まで伸ばしたのはかなりの成長ペースですね。
10000メートルでは、大学1年のうちに28分台に到達しており、箱根駅伝の主要区間を任されることも十分想像できるレベルです。
ハーフマラソンでも1時間3分5秒と、将来のフルマラソン挑戦を見据えた土台づくりが順調に進んでいることが分かります。
大学1年目の主なレース結果
ここでは、大学1年目のシーズンにおける代表的なレースを取り上げて、どのような活躍を見せているのかを整理します。
駅伝とトラックの両方で安定した結果を残している点が特徴です。
| 日付 | 大会名 | 種目区間 | 記録 | 順位 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年6月14日 | 日本体育大学長距離競技会 | 5000メートル | 14分21秒81 | 3位 |
| 2025年9月24日 | 絆記録挑戦会 | 5000メートル | 13分43秒99 | 組内上位 |
| 2025年10月13日 | 出雲駅伝 | 4区 | 17分44秒 | 区間8位 |
| 2025年11月9日 | 宮古サーモンハーフマラソン | ハーフマラソン | 1時間3分5秒 | 4位 |
| 2025年11月22日 | MARCH対抗戦 | 10000メートル | 28分53秒72 | 組内中位 |
6月の日本体育大学長距離競技会では5000メートルで3位に入り、その後9月の絆記録挑戦会で13分43秒99の自己ベストをマークして一気に存在感を高めました。
10月13日の出雲駅伝では4区を任され、初の大学駅伝でも安定した走りを見せています。
11月9日の宮古サーモンハーフマラソンでは、1時間3分5秒で4位に入り、翌週のMARCH対抗戦10000メートルで28分53秒72と再び自己ベストを更新しました。
1年目から長い距離でしっかり結果を残している点は、将来のマラソン挑戦を考えるうえでも大きな強みと言えます。
SNSアカウントと素顔が分かるエピソード
神邑亮佑選手について調べる際、Xやインスタグラムのアカウントが本人なのかどうかが気になった人もいるかもしれません。
この章では、本人確認が取れているアカウントと、そこから見えてくる素顔について紹介します。
公式Xとインスタグラムのアカウント
神邑選手は、Xとインスタグラムの両方で本人と思われるアカウントを運用しています。
ユーザー名や投稿内容、青学陸上部の公式アカウントとの相互のやり取りから見て、これらは本人による運用であることが確認済みです。
| サービス | アカウント名 | 特徴 |
|---|---|---|
| X | @negitarou1103 | 大会結果や練習の様子、チームメイトへの感謝などを投稿 |
| インスタグラム | @kamimura_1103 | レース写真や日常のスナップ、自炊の様子なども発信 |
インスタグラムでは、自分で作った料理の写真を投稿するためのサブアカウントも紹介しており、競技だけでなく生活面でも自立しようとしている様子が伝わってきます
。なりすましアカウントも存在するジャンルですが、青学陸上部の公式がタグ付けしている点などから、上記のアカウントは本人として見て問題ないでしょう。
好きな食べ物や趣味から見える性格
青学陸上部のQ&A企画では、神邑選手の好きな食べ物が「魚」であることや、オフの日は目的を決めずに出かけたり、動画配信サービスを見て過ごすといった一面が紹介されています。
また、自分へのご褒美として甘いものを食べる、服屋を巡ったり自炊をしたりするのが最近の楽しみだと語っており、意外とおしゃれや生活の工夫も好きなタイプだと分かります。
好きな番組としてお笑い系を挙げていることから、普段は明るくて親しみやすい性格であることも伝わってきます。
一方で、座右の銘として「やらない後悔よりやって大成功」を挙げており、過去に挑戦しなかったことを悔やんだ経験から、今は積極的にチャレンジしたいという気持ちを大切にしているようです。
こうしたエピソードを総合すると、神邑選手はストイックさと柔らかい雰囲気を併せ持つタイプであり、チームメイトやファンから応援されやすいキャラクターであると言えます。
今後の進路と青学で期待される役割
最後に、多くの人が気になっている「進路」について整理しておきます。
現時点では、大学卒業後にどの実業団に進むのかといった具体的な情報は出ていませんが、本人のコメントや現在の取り組みから、どのようなキャリアを目指しているのかを考えてみましょう。
青学で目指す姿と箱根駅伝への意気込み
神邑選手は、大学4年間の目標として「3大駅伝でチームの優勝に貢献すること」を掲げ、その中でも特に箱根駅伝で区間賞を狙いたいと語っています。
青学は毎年レベルの高いランナーが集まるため、レギュラーを勝ち取るだけでも容易ではありませんが、すでに1年目から13分台と28分台をマークしていることを考えると、中核を担う存在になる可能性は十分あります。
出雲駅伝2025年で4区を任されたことからも、チームとして1年生から戦力としてカウントしていることが分かります。
今後、全日本大学駅伝や箱根駅伝でも主要区間を担当することになれば、一気に全国区の知名度を得ることになるでしょう。
将来のマラソン挑戦と進路の可能性
進路に関しては、現時点(2025年11月時点)で具体的な実業団や企業名が公表されているわけではありません。
しかし、本人が将来的に世界と戦えるマラソンランナーになりたいと語っていることから、大学卒業後は強豪の陸上競技部を持つ企業や、マラソンに力を入れているチームへの加入を目指す可能性が高いと考えられます。
大学1年時点でハーフマラソン1時間3分台を出していることや、10000メートル28分台に到達していることを踏まえると、20代前半でマラソンに挑戦して日本トップレベルに食い込むポテンシャルも十分にあります。
ファンとしては、まずは青学での4年間の成長を見守りつつ、その先にどの進路を選ぶのかを楽しみに待つのが良さそうです。
今後のレース結果やインタビューで新しい情報が出てきたタイミングで、進路に関する内容もアップデートしていきます。
まとめ
まずは神邑亮佑選手の歩みを4行でまとめます。
- 中学〜高校で安定して強さを発揮し、千葉県高校駅伝では2年連続区間賞
- 大学1年目で5000m13分台・10000m28分台・ハーフ63分台に到達
- 青学の“次世代エース候補”として駅伝でも即戦力に
- 将来的にはマラソン挑戦も視野に入れる伸びしろの大きい選手
ここからは、これまでの歩みをあらためて整理します。
中学時代は葛西第二中と清新ジュニア陸上クラブで走力の基礎を固め、高校は八千代松陰高校で駅伝チームの主力として活躍しました。
千葉県高校駅伝では2年連続区間賞を獲得し、全国高校駅伝でも6区11位と早くから全国レベルの舞台を経験しています。
青山学院大学に進学後は、日本体育大学長距離競技会、絆記録挑戦会、宮古サーモンハーフマラソン、MARCH対抗戦などで着実に記録を更新。
5000m13分43秒99・10000m28分53秒72・ハーフ1時間3分5秒と、1年生としてはトップクラスのハイレベルな記録をマークしています。
さらに出雲駅伝2025年では4区を任され、区間8位と安定したレース運びで青学に貢献。チームからの信頼度が高いことも分かります。
SNSでは、魚が好きで自炊も楽しむ一面、服屋巡りが好きなオシャレさ、お笑い番組を好む明るさなど、親しみやすい素顔が見えてきます。
一方で「やらない後悔よりやって大成功」を座右の銘にするなど、挑戦心や前向きさを持つ選手でもあります。
進路については具体的な実業団名は出ていないものの、本人がマラソン挑戦や世界を意識していることから、今後4年間の成長がそのまま将来の選択肢を大きく広げていくはずです。
これからどの区間を任されるのか、そして大学卒業後にどのチームへ進むのか。
長期的に追いかけていきたい、大きな伸びしろを持つランナーと言えます。
