黒田朝日の兄弟は何人?黒田家の家族構成と陸上一家ぶりを整理

黒田朝日の兄弟は何人?黒田家の家族構成と陸上一家ぶりを整理 スポーツ

青山学院大学のエース黒田朝日(くろだ あさひ)選手

黒田朝日選手には兄弟がいると有名です。

背景には、兄弟それぞれが学生駅伝や全国大会で活躍していることや、父親の黒田将由さんが箱根駅伝ランナーとして名を残していることがあり、Xなどでも「黒田家すごすぎる」「一家全員速いの珍しい」と話題になるほどです。

一方で、

  • 兄弟は何人なのか
  • 誰がどのステージで活躍しているのか
  • 父親はどんな選手だったのか

といったポイントは情報がバラバラで分かりづらい側面もあります。

この記事では、黒田家の家族構成・兄弟それぞれの実績・父のエピソードを、初めて知る人でもイメージしやすいように整理していきます。

黒田朝日の兄弟は何人?陸上一家の家族構成を整理

まずは、黒田家の家族構成と、それぞれの立ち位置から整理していきます。

兄弟は弟1人・妹2人の3人で、いずれも走る才能を持つことで知られています。

父も含めると、家族5人中4人が全国レベルのランナーという、まさに「陸上一家」です。

家族構成を押さえておくと、「誰がどの大会で活躍しているのか」「どの兄弟がどのカテゴリーで強いのか」がぐっと分かりやすくなります。

家族名前主な情報
黒田将由さん元法政大学陸上部のエース。箱根駅伝に3度出場し、実業団・中国電力でも活躍後、2010年に引退。
名前は非公表学生結婚直後から家庭を支え、4人の子どもを育ててきた存在とされています。
長男黒田朝日さん青山学院大学陸上競技部4年生で主将。箱根駅伝・全日本大学駅伝で区間新を出した学生トップクラスのランナー
次男黒田然さん青山学院大学の長距離ブロック所属。高校時代から3000m障害などで全国上位の実績を持ち、兄の背中を追う存在として注目。
長女黒田六花さん仙台育英高校の中距離・駅伝選手。中学時代に全国中学陸上1500m優勝・全国中学駅伝優勝など全国タイトルを獲得
末っ子黒田詩歌さん小学校2年生。岡山のちびっ子健康マラソン大会で2年連続優勝とされ、「ランナーの卵」として将来が楽しみな存在。

こうして一覧にしてみると、父と子どもたちは全員がランナーとしてのエピソードを持ち、その歩みをお母さんが支えてきた家族だということがよく分かりますね。

ここからは、兄弟それぞれの活躍や末っ子の大会記録などをもう少し詳しく見ていきます

黒田3きょうだいと末っ子詩歌の走力がすごい理由は?

家族構成が分かったところで、次はそれぞれがどのステージで、どんな走りを見せているのかを整理していきます。

同じ陸上でも、大学駅伝・高校駅伝・中学駅伝・健康マラソンと、活躍の舞台は少しずつ異なります。

長男・黒田朝日 青山学院大学の主将で箱根&全日本の区間新ランナー

長男の黒田朝日さんは、青山学院大学陸上競技部の主将としてチームを引っ張る存在です。

・青学長距離ブロックのエース格
箱根駅伝二区で区間新記録
全日本大学駅伝七区でも区間新記録
・トラックでは1万メートルで28分台(2025年前後)

駅伝だけでなくトラックでも安定して結果を出している点が大きな強みで、まさに「学生最強クラスのランナー」と言える存在です。

次男・黒田然 兄と同じ青学でブレイク期待のルーキー

次男の黒田然さんは、兄と同じく青山学院大学に進学した長距離ランナーです。

高校時代から3000m障害などで全国上位の常連
・青学入学後もトラック種目でのタイム更新が続く
「兄と同じチームで箱根を走りたい」と語ることもある

全国都道府県対抗駅伝では、朝日さんと然さんの兄弟が岡山県代表として同じタスキをつないだ年もあり、「兄弟で同じタスキをつなぐ姿に感動した」という声も多く見られました。

「兄はエース」「弟は後を追うルーキー」という構図も相まって、物語性のある兄弟として駅伝ファンの関心を集めています。

長女・黒田六花 中学日本一&全国高校駅伝のスター

長女の黒田六花さんは、中学時代から全国トップレベルで活躍してきた中距離・駅伝ランナーです。

中学時代に全国中学陸上1500mで優勝
全国中学駅伝でもアンカー区間賞&チーム優勝
・仙台育英高校に進学後、全国高校女子駅伝(都大路)に出場

家族にとっては「初めての全国高校駅伝」で、兄たちがまだ立てていない舞台に妹が先に立った形になったことも話題になりました。

インタビューでは「兄の箱根駅伝を現地で見た経験が目標になった」と語っており、兄たちの姿を追いかけてきたことが自然な流れで全国デビューにつながっていることがうかがえます。

末っ子・黒田詩歌:小学生で健康マラソン連覇の“ランナーの卵”

4人きょうだいの末っ子である黒田詩歌さんは、現在小学校2年生です。

・岡山県のちびっ子向け健康マラソン大会で小1・小2と連覇
・小1(2024年)は1500m相当のレースで6分45秒前後とされる記録
・小2(2025年)は6分13秒までタイムを縮めて優勝
1年で30秒以上タイムを縮める成長ぶり

まだ小学生でここまで走れるのは純粋にすごいことですが、生年月日や詳しいプロフィールは公表されていないため、「陸上の得意な小学生がいる」くらいの距離感で見守るのがちょうど良いと感じます。

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黒田朝日の父・黒田将由さんはどんな人?家族を支えたエピソードまとめ

ここからは、「そもそもお父さんってどんな人?」という疑問に答えるために、父・黒田将由さんのプロフィールと家族エピソードをまとめていきます。

黒田家を語るうえで、父の存在は欠かせません

自らも箱根を走った元エースランナーでありながら、「教えすぎない」スタイルで子どもたちを見守ってきた人物です。

黒田将由さんのプロフィールと主な実績

父・黒田将由(くろだ まさよし)さんは、岡山県出身の元長距離ランナーです。

氏名黒田 将由(くろだ まさよし)
生年月日1981年11月22日(44歳・2025年時点)
出身地岡山県
出身校玉野光南高校 → 法政大学
所属実業団中国電力
主な高校時代の実績インターハイ3000m障害優勝、国体少年B3000m3位など
主な大学時代の実績箱根駅伝3度出場(1区3位、1区6位、3区4位)、日本インカレ10000m3位など
主な社会人の実績2006年ニューイヤー駅伝3区 日本人トップ(チーム準優勝)、中国実業団駅伝区間賞
自己ベスト3000mSC 8分48秒25/5000m 13分43秒49/10000m 28分37秒88
引退2010年、突発性後天性無汗症のため競技引退

いわゆる「がっつり走り込んで鍛えたタイプ」というよりは、センスと感覚を重視する“天才肌”のランナーだったと紹介されることが多い選手です。

法政大学時代の「オレンジエクスプレス」を支えたエース

法政大学時代の黒田将由さんは、金髪にサングラスというスタイルもあって、「オレンジエクスプレス(法政大長距離ブロック)」の象徴的存在の1人でした。

箱根駅伝では、

  • 1年:1区・区間3位(残り300mまでトップで引っ張る)
  • 2年:1区・区間6位
  • 4年:3区・区間4位

というように、いずれも「前でレースを作るタイプ」の走りが印象に残っています。

駅伝だけでなく日本インカレでも表彰台に立ち、トラックも駅伝も強いオールラウンダーとして活躍していました。

中国電力時代と突然の病気、そして引退

大学卒業後は、マラソン・駅伝の強豪として知られる中国電力に進みます。

  • 2006年ニューイヤー駅伝で3区を担当し、日本人トップでチーム準優勝に貢献
  • 中国実業団駅伝で区間賞を獲得

と、社会人になってからも結果を残していましたが、途中から原因不明の体調不良に悩まされるようになります。

診断は「突発性後天性無汗症」で、汗が出にくくなることで体温調節がうまくできず、練習どころか日常生活でも夏場がつらい状態が続いたとされています。

治療やリハビリを経て一度はレースに戻ったものの、「以前の自分の走りとはまったく違う」という感覚がぬぐえず、2010年に競技生活に区切りをつけています

若くして学生結婚、家庭と競技の両立

黒田将由さんのエピソードで特徴的なのが、法政大学時代に学生結婚をしているという点です。

  • 大学2〜3年のころに結婚
  • 20代前半で父親になり、競技と家庭を両立
  • その長男が、現在の黒田朝日選手

という流れをたどっており、「若くして家庭を持ちながら、箱根とインカレの最前線で戦っていた」ことが分かります。

この経験がベースになって、「結果だけでなく、自分たち家族のペースを大事にしながら走る」という家族観・競技観につながっているように感じられます。

「教えすぎない」育て方と、自主性を信じるスタイル

黒田家の特徴としてよく語られるのが、父・将由さんの「教えすぎない」育て方です。

  • 子どもに陸上を強要しない
  • 走り方やメニューを細かく口出ししない
  • 「楽しんで走ること」「自分で考えること」を重視
  • レース後のコメントも「良かったね」と一言添える程度

いわゆるコーチのように前面に出て指導するのではなく、「環境を整えて見守る親」のスタイルを貫いていることが分かります。

その結果、

  • 朝日さんは高校から本格的に陸上を始め、青山学院大学を自分の意志で選択
  • レースでは父と同様に「時計をつけず、自分の感覚を優先」するスタイル
  • YouTubeの映像を見て「走り方が父とそっくり」と本人も驚くほどフォームが似ている
  • 然さん・六花さん・詩歌さんも、それぞれのタイミングで自然に陸上を選んでいる

というように、「無理に走らせなくても、結果的にみんな走る道を選んだ」という形になっています。

箱根で区間新を出した朝日さんに対して、将由さんは「自分の内なる声を信じて走ればいい」とアドバイスしたとされており、まさに“感覚を信じるランナー”のベースをつくった存在と言えそうです。

まとめ 黒田家は「走る楽しさ」と「自主性」でつながる陸上一家

あらためて整理すると、黒田家は

  • 兄弟は弟1人・妹2人の3人
  • 長男の朝日さんと次男の然さんは青山学院大学で箱根駅伝を目指すチームメイト
  • 長女の六花さんは中学日本一&全国高校駅伝出場の中距離ランナー
  • 末っ子の詩歌さんは健康マラソン連覇の小学生ランナー
  • 父の将由さんは元・法政大学エース&箱根ランナーで、「教えすぎない」育て方を実践

という、非常にストーリー性のある「陸上一家」です。

その根底には、

  • 若くして家庭を持ち、競技と生活を両立してきた父の経験
  • 病気を経て「楽しんで走ること」の大切さに行き着いた価値観
  • 子どもの自主性を尊重し、「自分の感覚を信じる」ことを大事にする教育方針

といった要素があります。

今後も、

  • 朝日さんと然さんがどの区間でどんな走りを見せるのか
  • 六花さんがどの大会で再び全国の大舞台に立つのか
  • 詩歌さんがいつ本格的に駅伝やトラックに挑戦するのか

など、長い目で見守りたくなる家族だと言えます。

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