西日本シティ銀行のSNS投稿をめぐる問題で、BeReal投稿とみられる画像・動画に顧客情報が写っていたのではないかと注目が集まっています。
2026年4月30日、西日本シティ銀行は公式Xで、職員がネット上に投稿した営業店内の画像・動画について、お詫びと説明を発表しました。
発表では、投稿された画像や動画の中に、顧客7名の氏名が書かれたホワイトボードが映り込んでいたとされています。
氏名のみとはいえ、金融機関が扱う顧客情報がSNS上に出た可能性があるため、ネット上では「情報管理はどうなっていたのか」、「なぜ職場内で撮影したのか」といった声が広がりました。
報道では、この投稿はSNSアプリ「BeReal.」によるものとみられると伝えられています。
BeRealは、通知が来たタイミングでその場の様子を撮影するSNSです。気軽に日常を共有できる一方で、職場・病院・学校などで使うと、背景に個人情報や内部資料が写り込む危険性があります。
このページでは、西日本シティ銀行のBeReal投稿とみられる問題で何が起きたのか、どこが情報漏洩リスクとして問題視されたのか、さらに過去の病院・SNS投稿トラブルもあわせて確認できます。
西日本シティ銀行のBeReal投稿とみられる問題とは?
今回の問題でまず押さえておきたいのは、銀行の職員が営業店内を撮影した画像や動画をネット上に投稿したとされている点です。
西日本シティ銀行の公式発表や報道をもとにすると、現時点で分かっている内容は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題になったもの | 営業店内で撮影された画像・動画 |
| 関係した人物 | 西日本シティ銀行の職員 |
| 写っていた情報 | 顧客7名の氏名 |
| 写り込みの場所 | 顧客名が書かれたホワイトボード |
| 銀行側の対応 | 謝罪、対象者への説明、再発防止の方針を発表 |
銀行内部を撮影した投稿だったことが問題に
西日本シティ銀行の公式Xでは、職員がネット上に投稿した画像や動画に、営業店の執務室内が含まれていたと説明されています。
銀行の執務室は、顧客情報や業務資料を扱う場所です。個人的なSNS投稿のつもりで撮影したとしても、職場内部をそのままネット上に出す行為は大きなリスクになります。
特に金融機関は、顧客の氏名・取引情報・融資関連情報などを扱う立場です。内部の様子が外部に出るだけでも、利用者の不安や信用低下につながる可能性があります。
顧客7名の氏名が見える状態だったと説明
西日本シティ銀行は、投稿された画像や動画の中に、顧客7名分の氏名が記されたホワイトボードが映っていたと説明しています。
公開された情報は氏名のみとされていますが、氏名は個人を識別できる情報です。金融機関の内部で管理される顧客名が外部に出た可能性があるため、情報管理上の問題として重く見られています。
また、報道では営業店内の様子やPC画面などが映っていたとも伝えられています。職場で撮影した画像は、撮影者が意識していない部分に業務情報や個人情報が入り込むことがあります。
銀行側は謝罪し対象者への説明を行う方針
西日本シティ銀行は、今回の件について、利用者や関係者に不安と迷惑をかけたとして謝罪しています。
氏名が写り込んでいた7名の顧客には、個別に謝罪と説明を行うとしています。
あわせて、今後は職員の意識や情報の扱い方を見直し、同じような事態を防ぐための管理体制を強める方針を示しています。
SNSでは発表文の表現にも疑問の声
今回の発表をめぐっては、SNS上で「拡散された事案」という表現にも反応が集まりました。
投稿を見た人の間では、「問題の本質は拡散ではなく、銀行内部を撮影して投稿したことではないか」という意見が目立っています。
特に金融機関では、顧客情報を守ることが信頼の前提です。そのため今回の件は、単なるSNS上の炎上ではなく、情報管理の甘さや組織の信用に関わる問題として受け止められています。
なぜBeReal投稿は情報漏洩につながりやすい?
今回の問題で注目されたのは、BeRealの投稿スタイルと職場での撮影の相性です。
BeRealは、通知が届いたタイミングで、その場の様子を前後カメラで撮影するSNSです。
友達にリアルな日常を見せられる一方で、銀行や病院、学校などでは、背景に見せてはいけない情報が入るおそれがあります。
前後カメラで背景まで写ってしまう
BeRealでは、スマホの内側カメラと外側カメラを使って、その場の様子を撮影します。
そのため、撮影者本人だけでなく、机の上・壁・周囲の人・ホワイトボード・PC画面なども写真や動画に入る可能性があります。
銀行の執務室には、顧客名や業務メモ、数字、社内資料などが置かれていることもあります。BeRealの「今を撮る」仕組みが、職場では「内部情報を写す」危険性につながる場合があります。
急いで投稿する流れが見落としにつながる
BeRealは、通知が来てから短い時間で投稿する仕組みが特徴です。
このスピード感が楽しい一方で、背景や周囲を十分に確認しないまま投稿してしまうリスクもあります。
仕事中のデスクや会議室では、モニター・資料・ホワイトボードなどに業務情報が出ていることがあります。撮影者が見落としても、投稿を見た側が読み取れてしまう可能性があります。
そのため、職場では「急いで投稿する」よりも「撮らない」判断が重要です。
友達向けの投稿でも外部に出る可能性がある
BeRealは、親しい友達同士で使うイメージが強いSNSです。
しかし、投稿を見た人がスクショや画面録画をすれば、画像や動画は端末に残ります。
さらに、その画像が別のSNSに投稿されると、もともとの公開範囲を超えて広がる可能性があります。
限定公開であっても、一度ネット上に出た投稿は完全には戻せないと考えておく必要があります。
BeRealで写ると危険な情報は何?
BeRealでは、撮影者が見せたいものだけでなく、背景にある情報まで一緒に写ることがあります。
銀行・病院・学校・会社などでは、身近な場所に個人情報や内部資料があるため、投稿前の確認だけでは防ぎきれない場合もあります。
| 写ると危険なもの | 起こり得るリスク |
|---|---|
| 顧客名・患者名・社員名 | 個人情報の流出につながる |
| ホワイトボード | 氏名・数字・業務内容が見える可能性 |
| PC画面 | 社内システムや顧客情報が映る可能性 |
| 書類・資料 | 社外秘情報や個人情報が含まれる可能性 |
| 名札・社員証・制服 | 勤務先や個人の特定につながる可能性 |
| 店舗名・支店名 | 撮影場所や所属先が分かる可能性 |
顧客名・患者名・社員名などの個人情報
西日本シティ銀行の件では、顧客7名分の氏名が書かれたホワイトボードが映っていたと説明されています。
【驚愕】西日本シティ銀行下関支店さん 仕事中に「BeReal」を投稿したZ世代の社員によって情報が漏洩してしまうwww
— らいばーずワールド (@livers_world) April 30, 2026
業績目標机上の書類やPC画面などが公開されてしまった模様。
そのアホさでよく銀行に就職できたな。#BeReal #西日本シティ銀行 pic.twitter.com/xjNWr0pJS8 https://t.co/Hf5k7Vo2JG
氏名だけであっても、個人を識別できる情報です。銀行や病院の場合、名前が出るだけでも、利用している金融機関や通院先などが推測されるおそれがあります。
個人情報を扱う職場では、スマホで撮る行為そのものに慎重さが求められます。
PC画面・ホワイトボード・社内資料
職場では、PC画面やホワイトボードに業務上の情報が出ていることがあります。
顧客リスト、会議メモ、数字目標、取引先名、内部資料などが写れば、外部に出してはいけない情報が漏れる可能性があります。
本人は「顔だけ」「手元だけ」のつもりでも、前後カメラの仕様によって、背景の情報まで画面に入ってしまうことがあります。
制服・名札・店舗名・支店名が分かるもの
制服や名札、店舗名、支店名が写ると、投稿者の勤務先や所属先が分かる場合があります。
さらに、投稿時間や内容と組み合わさることで、誰が・どこで・いつ撮影したのかまで推測される可能性があります。
職場でのSNS投稿は、個人の投稿であっても、会社や病院、学校全体の信用問題に広がることがあります。
過去にも病院や職場でSNS投稿問題があった
西日本シティ銀行の件はBeReal投稿とみられる画像・動画が注目されていますが、SNS投稿による情報漏洩や不適切投稿は、BeRealだけの問題ではありません。
病院や職場でのSNS投稿をきっかけに、個人情報の管理や職業倫理が問われた事例もあります。
| 事例 | SNS・投稿内容 | この記事での扱い |
|---|---|---|
| 岩見沢市立総合病院 | 患者情報が表示された画面を含むSNS投稿 | 患者情報の写り込み事例 |
| 佐田病院 | SNS限定公開機能でカルテ画像を含む投稿 | 限定公開でも漏洩する例 |
| 千葉大学病院 | Xの個人アカウントで不適切投稿 | 不適切投稿が信用問題になる例 |
岩見沢市立総合病院では患者20人分の情報が写り込んだ
岩見沢市立総合病院では、医事業務を委託している職員が、患者の受付状況が表示されているモニター画面をSNS上に投稿したことが発表されています。
公式発表によると、漏えいした個人情報は、患者20名の氏名・カナ氏名・患者番号・性別・年齢・主治医名でした。
当該画像は閲覧できる利用者が限定されていた状態で、投稿から約2時間後に削除されていたと説明されています。また、実際に閲覧した3名を特定し、二次流出等の被害は確認されなかったとされています。
この事例から分かるのは、「限定された相手にしか見えない投稿」でも、個人情報漏洩として問題になるという点です。
佐田病院ではSNS限定公開のカルテ画像投稿が問題に
佐田病院では、職員がSNS上に入院患者1名のカルテ画像を掲載し、個人情報を漏洩させる事案が発生したと公式に発表されています。
公式発表では、看護師がSNS限定公開機能を用いて患者のカルテ画像を含む投稿を行ったと説明されています。
なお、公式発表上はSNS名までは明記されていないため、この件はBeRealではなく、SNS限定公開機能による投稿問題として扱う必要があります。
参考:佐田病院 公式発表
この事例は、限定公開であっても、患者情報やカルテ画像をSNSに載せることは重大な問題になることを示しています。
千葉大学病院ではXの不適切投稿が問題に
千葉大学病院では、Xの個人アカウントにおいて、病院に関する不適切な投稿が繰り返されていたことを把握したと発表しています。
公式発表では、当院の看護師を投稿者として特定し、調査委員会を設置して調査を行ったと説明されています。
調査の結果、患者さんに対する不適切な対応を実際に行ったことを示す証拠は確認されなかったとされています。一方で、病院側は患者さんの尊厳を傷つける投稿などは倫理的に許されるものではないとしています。
参考:千葉大学病院 公式発表
この件はBeRealではなくXの投稿問題ですが、医療機関や職場に関する投稿が、組織の信用や職業倫理に関わる問題になり得る例として参考になります。
BeRealだけでなくインスタやX投稿でも不祥事が起こる理由
今回の西日本シティ銀行の件は、BeReal投稿とみられる画像・動画が注目されていますが、SNS投稿のリスクはBeRealだけに限りません。
Instagram、X、TikTok、ストーリーズ、限定公開機能など、どのSNSでも、職場や病院の情報を投稿すれば問題になる可能性があります。
友達向けのつもりでも外部に拡散される
投稿者本人は、友達や親しい相手だけに見せるつもりだったかもしれません。
しかし、SNSではスクショや画面録画によって、投稿の外側にいる人へ広がることがあります。
特に職場・銀行・病院・学校などの情報が含まれている場合、拡散された時点で個人だけでなく組織全体の問題になります。
限定公開でもスクショで残る可能性がある
限定公開や親しい友達機能を使っていても、投稿が完全に安全になるわけではありません。
見た人がスクショを撮れば、投稿は端末内に残ります。また、その画像が別のSNSに投稿されれば、元の投稿範囲を超えて広がる可能性があります。
そのため、情報管理が必要な場面では、「限定公開だから大丈夫」と考えないことが重要です。
職場の情報は本人だけのものではない
職場で撮影した画像には、本人以外の情報が含まれることがあります。
顧客、患者、取引先、同僚、会社の資料、業務目標、社内システムなどは、投稿者個人の判断だけで公開してよいものではありません。
特に金融機関や医療機関では、情報の扱いそのものが信頼の土台です。
西日本シティ銀行の件から分かるBeRealの危険性
今回の件から分かるのは、BeRealそのものが危険というより、職場や個人情報を扱う場所で使うとリスクが大きくなるという点です。
BeRealは日常を共有するアプリですが、銀行や病院などでは、日常の背景に顧客情報・患者情報・内部資料が含まれていることがあります。
銀行・病院・学校では投稿しない判断が重要
銀行、病院、学校、会社の執務室などでは、背景を確認しても見落としが起きる可能性があります。
そのため、これらの場所では投稿前に確認するだけでなく、そもそも撮影しない・投稿しない判断が必要です。
特に金融機関では、氏名だけでも信用に関わる情報です。軽いSNS投稿のつもりでも、組織全体の信頼を揺るがす問題になりかねません。
投稿前に背景を確認するだけでは不十分な場合もある
背景確認は大切ですが、職場や医療機関ではそれだけでは不十分な場合があります。
PC画面の一部、ホワイトボードの端、書類のタイトル、名札、制服など、本人が気づかない小さな情報からも特定につながることがあります。
「写っていないと思った」では済まない場面もあるため、情報を扱う場所では撮らないことが一番安全です。
個人の投稿が組織全体の信用問題につながる
SNS投稿は、個人の行動に見えても、職場の情報が含まれた瞬間に組織の問題になります。
今回の件でも、西日本シティ銀行全体の情報管理体制やコンプライアンス意識に対する疑問の声が出ています。
職員1人の投稿であっても、企業・病院・学校全体の信用に影響することがあります。
BeReal投稿で情報漏洩を防ぐためのチェックポイント
BeRealやインスタ、Xなどに投稿する前には、写っている情報を必ず確認する必要があります。
ただし、職場や病院、銀行などでは、確認よりも撮影しない判断が大切です。
| チェック項目 | 確認すること |
|---|---|
| 場所 | 職場・病院・銀行・学校内ではないか |
| 背景 | ホワイトボード・PC画面・書類が写っていないか |
| 個人情報 | 氏名・住所・番号・顔・名札が入っていないか |
| 公開範囲 | 限定公開でもスクショされる可能性がある |
| 投稿の必要性 | 今その場で投稿する必要があるか |
職場・学校・病院・銀行内では撮影しない
もっとも安全なのは、情報を扱う場所では撮影しないことです。
特に銀行や病院は、顧客や患者の情報を扱う場所です。個人のSNS投稿であっても、職場内の撮影は大きなリスクになります。
BeRealの通知が来ても、職場内では撮らないというルールを自分の中で決めておくことが重要です。
PC画面や書類が写っていないか確認する
自宅や外出先で撮影する場合でも、背景にPC画面や書類が写っていないか確認しましょう。
画面にはメール、チャット、顧客情報、業務資料、個人情報が表示されていることがあります。
少しでも不安がある場合は、投稿しない・撮り直す・背景を変えることが大切です。
他人の顔や名前が入る投稿は避ける
他人の顔や名前が写っている投稿は、トラブルにつながりやすいです。
友達や同僚であっても、勝手にSNSに載せられることを嫌がる人はいます。
特に職場や学校、病院などでは、本人の許可なく他人が写る投稿は避けるべきです。
限定公開でも保存・転載される前提で考える
SNSでは、限定公開でもスクショや画面録画によって保存される可能性があります。
そのため、投稿前には「この画像が外部に出ても問題ないか」を考える必要があります。
少しでも困る内容が含まれているなら、投稿しない判断が安全です。
まとめ 西日本シティ銀行のBeReal投稿はSNS時代の情報管理リスクを示した
西日本シティ銀行のBeReal投稿とみられる問題では、職員が投稿した営業店執務室内の動画や画像に、7名のお客さまの氏名が記載されたホワイトボードが映っていたとされています。
この件は、BeRealというアプリだけの問題ではありません。
InstagramやX、限定公開機能を含め、どのSNSでも、職場や病院、銀行などで撮影すれば、個人情報や内部情報が漏れるリスクがあります。
| ポイント | まとめ |
|---|---|
| 西日本シティ銀行の件 | 職員の投稿に顧客7名の氏名が写り込んでいた |
| BeRealのリスク | 前後カメラで背景情報が写りやすい |
| 過去事例 | 病院やX投稿でもSNS不祥事が起きている |
| 限定公開 | スクショや転載で外部に広がる可能性がある |
| 対策 | 職場・病院・銀行では撮らない判断が重要 |
BeRealは、日常を共有できる便利なSNSです。
しかし、リアルに写るからこそ、見せてはいけない情報まで写ることがあります。
職場・学校・病院・銀行などでは、通知が来ても無理に撮影せず、情報管理を優先することが大切です。

