上野山拳士朗はどんな選手?箱根駅伝を目指す青学エース候補のプロフィールと実績まとめ

上野山拳士朗はどんな選手?箱根駅伝を目指す青学エース候補のプロフィールと実績まとめ スポーツ

青山学院大学の長距離ブロックに、箱根駅伝の山登り候補として早くも名前が挙がっているのが上野山拳士朗(うえのやま けんしろう)さんです。

高校時代から全国大会の常連で、大学1年生にして一気に10000メートルで存在感を示し、「将来はチームのエースになるのでは」と期待される選手になっています。

この記事では、上野山拳士朗さんがどんな選手なのかを、数字だけでなく背景や人柄も含めて整理していきます。

この記事で分かること

  • 上野山拳士朗さんの基本プロフィール(年齢・出身校・所属・種目など)
  • 中学時代の野球経験も含めたこれまでの経歴
  • 1500メートル〜10000メートルの自己ベストタイムと主な大会成績
  • 箱根駅伝の山登り5区候補といわれる理由
  • 将来のマラソンや世界大会を視野に入れた目標とビジョン

まずはプロフィールや人物像から確認し、そのあとで中学高校〜大学までの経歴、具体的な記録、箱根駅伝への思いと将来像の順に見ていきます。

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上野山拳士朗のプロフィールと人物像

ここでは、上野山拳士朗さんの基本的なプロフィールと、走りの特徴や性格面を整理していきます。

基本プロフィール

上野山拳士朗さんの基本情報を、分かりやすくまとめておきます。

項目内容
名前上野山拳士朗(うえのやま けんしろう)
生年月日2006年5月3日生まれ(2025年時点で19歳)
出身地和歌山県和歌山市
出身中学和歌山市立東和中学校
出身高校和歌山北高校
所属大学青山学院大学 国際政治経済学部 国際経済学科(2025年度時点で1年)
専門種目中距離〜長距離(1500メートル〜10000メートル)
自己ベスト(大学1年時)5000メートル:13分52秒93
10000メートル:28分20秒82(MARCH対抗戦)
好きな食べ物お寿司
希望区間箱根駅伝の山登り5区

プロフィールを見るだけでも「和歌山育ちのオールラウンダー型ランナー」というイメージが伝わってきます。

青学陸上部の紹介ページでは、コメント欄に「粛々と淡々と頑張ります」と書かれていて、派手なアピールよりも地道な努力を続けるタイプであることがうかがえます。

コツコツ型で結果を出すルーキーは、駅伝ファンからも「長く応援したくなるタイプ」として人気が出やすいです。数字だけでなく、この言葉選びにも上野山さんらしさが出ていますね。

選手としての特徴と性格

続いて、走りの特徴や性格面を整理します。

  • スピードと粘りを両立
    高校時代は1500メートルで全国8位に入るなど中距離のスピードも持ちながら、5000メートルや10000メートルといった長い距離でも着実に記録を伸ばしています。「スピードもスタミナも高水準」という評価が多いです。
  • ラスト勝負に強い
    レース終盤にしっかりスパートをかけて押し切る展開が得意です。MARCH対抗戦でも、ラスト数周からの加速で一気に先頭に立ち、そのまま組トップでゴールしました。
  • 冷静で堅実なレース運び
    無理なペースアップを避け、勝負どころまでは我慢して走り、ラストでしっかり上げる「大崩れしないタイプ」です。ルーキーとは思えない落ち着きを感じさせます。
  • 真面目で研究熱心
    インタビューでは、憧れの先輩や世界のマラソンランナーの話がよく出てきます。「どうすれば上のレベルに行けるか」を常に考えている様子が伝わってきます。

こうした点から、単なる「山候補」というだけでなく、将来的にはチーム全体をけん引するエース格になる可能性を秘めた選手だと言えます。

上野山拳士朗 中学高校から青山学院大学までの経歴

次に、東和中学校から和歌山北高校、そして青山学院大学に至るまでの流れを時系列で見ていきます。

どのように現在の実力を身につけていったのかを整理します。

東和中学校時代と野球経験

上野山選手は、和歌山市立東和中学校に在籍していました。

学校の記録を見ると、駅伝大会で男子チームが入賞しており、そのメンバーの1人として名前が載っています。

引用画像:2020年度 第20号 東和便り

一方で、中学時代は野球部にも所属しており、和歌山市選抜で活躍したという記録もあります。

引用画像:2021年度 第12号 東和便り

つまり当時は、陸上一筋というより、複数の競技を経験していた「マルチな運動選手」だったと考えられます。

和歌山北高校時代の成長

高校は、県内でもスポーツの強豪として知られる和歌山北高校に進学しました。

駅伝大会に助っ人として出場した際の走りが指導者の目に留まり、本格的に長距離へ進むきっかけになったというエピソードも紹介されることがあり、「才能を見いだされて陸上に転向したタイプ」と言えるでしょう。

和歌山北高校で本格的に陸上競技に打ち込み、男子の主力として全国大会の舞台を経験していきます。

  • 全国高校駅伝に出場
    男子は都大路の常連校で、上野山選手も2年時には3区3年時には1区を任されました。全国高校駅伝2024年の1区では30分47秒00で32位という結果でしたが、全国の強豪が集まる中で堂々とした走りを見せています。
  • 和歌山北「トリプルエース」の1人
    同級生の安東海音選手や太田煌選手とともに、5000メートルや3000メートルで和歌山北高校の歴代上位に名を連ねています。地元の陸上ファンからは「トリプルエース」と呼ばれることもあり、スタート前の雰囲気からも頼もしさが伝わっていたという声があります。
  • 都道府県駅伝での経験
    和歌山県代表として都道府県駅伝にも複数回出場し、4区や5区を任されています。全国の有力ランナーと走る中で、長距離選手としての経験値を大きく積み重ねてきました。

こうした高校時代の実績が評価され、全国の大学から注目される存在となり、その中でも青山学院大学を選んで進学したと考えられます。

高校時代から全国の舞台に何度も立っている選手は、本番の雰囲気に飲まれにくいのが強みです。都大路や都道府県駅伝の経験は、箱根駅伝でもきっと生きてきますね。

青山学院大学での環境とチーム内ポジション

2025年春からは、青山学院大学陸上競技部の長距離ブロックに加入しました。

学部は国際政治経済学部 国際経済学科で、勉強面でも世界の経済や国際情勢を学びたいという意欲を語っています。

  • 和歌山出身の先輩への憧れ
    同じ和歌山県出身で、前回の箱根駅伝5区で区間新記録を出したOB若林宏樹さんに憧れて青学を志望したことを、本人がインタビューで明かしています。「自分も箱根の山で活躍したい」という強い思いが進学の大きな理由になっています。
  • チーム内での立ち位置
    大学3大駅伝(出雲・全日本)では同期の一部がすでにデビューしていますが、上野山選手もトラックレースで結果を出し、特に10000メートルで28分台をマークしたことで、一気に箱根駅伝のメンバー入り候補に浮上しました。
  • 文武両道への意識
    大学の紹介文やインタビューでは、箱根駅伝だけでなく将来のマラソン挑戦、そして学業も大切にしたいというコメントが繰り返し出てきます。青学らしい「文武両道」を体現するタイプの新入生だと言えます。

記録とレース実績から見る「青学エース候補」ぶり

ここからは、上野山拳士朗選手がどれほどのポテンシャルを持つ選手なのかを、具体的なタイムや大会成績から整理していきます。

高校時代の安定した走りに加え、大学では一気に“エース候補”として存在感を高めています

自己ベストタイム一覧

まずは、主な自己ベストタイムを整理します。

日付や大会名が分かっているものは、あわせて記載します。

  • 1500メートル:3分49秒67(2024年6月13日 近畿高校陸上競技会・インターハイ近畿予選)
  • 3000メートル:8分21秒22(2024年6月27日 U20日本陸上競技選手権)
  • 5000メートル:13分52秒93(大学1年でのベスト)
    ※高校時代のベストは14分24秒(2024年4月27日 日本体育大学長距離競技会)
  • 10000メートル:28分20秒82(2025年11月22日 MARCH対抗戦)

1500メートルで3分台後半のスピードを持ちながら、10000メートルでいきなり28分台を記録しているのは、エース候補として非常に大きな材料です。

どの区間にも対応できるバランスの良さがうかがえます。

1500メートルで4分を切れるスピードがあると、箱根の平地区間でも前半からしっかり流れに乗りやすくなります。山だけでなく、どの区間にも対応できそうなバランスですよね。

高校時代の主な成績

高校時代の主な成績を、最近のものから順に整理します。

  • 全国高校駅伝(2024年):男子1区 30分47秒00・32位
  • 近畿地区高校駅伝(2024年):男子1区 30分27秒00・3位
  • 和歌山県高校駅伝(2024年):男子1区 31分08秒00・1位
  • 全国高校総体陸上(インターハイ)2024年:1500メートル 3分52秒98・1組8位
  • 国民スポーツ大会2024年:5000メートル 14分36秒90・17位
  • U20日本陸上競技選手権2024年:3000メートル 8分21秒22・7位
  • 都道府県駅伝2024年:5区 25分58秒00・17位
  • 都道府県駅伝2025年:5区 25分37秒00・32位

これらの成績から分かるのは、「全国レベルの舞台で安定した走りを続けている」という点です。

全国レベルのレースで大崩れのない安定した走りを続けており、指導者やファンからの評価が高い選手でした。

大学1年での躍進とMARCH対抗戦での衝撃的な走り

大学1年の上野山選手が一気に注目を集めたのが、2025年11月22日に行われたMARCH対抗戦の10000メートルです。

初挑戦の距離にもかかわらず、28分20秒82の驚異的タイムを叩き出し、男子3組トップでゴールしました。

青学の佐々木大輝選手とワンツーフィニッシュを決め、チームの総合優勝にも大きく貢献しています。

しかし、実はレース4日前に「足のプチ故障」があり、2日間ノーランの状態だったことを原監督が中継で明かしています。

本来なら回避してもおかしくない状況でしたが、上野山選手自身が「走りたい」と強い意志を示し、出場が決まったとのことです。

■ レース展開

  • 中盤までは先頭集団で冷静にレースを進める
  • 終盤、残り1000メートル付近から一気にスパート
  • 4番手からスルスルと前に出てそのまま独走状態へ
  • 誰にも影を踏ませない圧巻の加速でトップフィニッシュ

原監督も中継で「え? 前に出たね!」と驚きを示し、「びっくりですね!」と称賛。故障明けとは思えない走りに、解説席もSNSも大きく沸きました。

■ レース後の本人コメント

  • 「今日は気候が良くて、タイムが出ると思っていた」
  • 「目標は28分40秒だったが、20秒台が出た」
  • 「5区を目指しているので、このレースを終えられてよかった」
  • 「箱根駅伝出場に向けて調子を上げていきたい」

特に「5区を目指している」という言葉はファンの間でも大きく話題となり、本人の強い決意が伝わるコメントでした。

■ 大会の位置づけと周囲の評価
原監督は「この大会の結果が学内16人の争いに直結する」と語っており、箱根駅伝のエントリー選考において極めて重要なレースだったことが分かります。

中継ではOBの田中悠登アナ(第101回箱根9区)が「監督の期待に応える素晴らしい走り」と称賛し、コメント欄でも

  • 「一年でこれ!?」
  • 「強すぎる」
  • 「ポテンシャルやばい」
  • 「ケンシロー速すぎ!」

といった声が相次ぎ、トレンド入りするほど話題になっていました。

このレースによって上野山選手は箱根駅伝のエントリーメンバー争いの有力候補となり、本人が志望する5区(山登り)だけでなく、他区間での起用可能性も一気に広がっています。

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箱根駅伝とその先に見据える将来像

最後に、上野山選手が目指す箱根駅伝での役割と、その先に描いているキャリアについて整理します。

箱根の山だけでなく、マラソンや世界大会まで視野に入れている点も注目ポイントです。

山登り5区へのこだわりとトレーニング

本人は、箱根駅伝の中でも最も注目される区間の1つである山登り5区を希望しています。

その理由として、同じ和歌山県出身で、箱根駅伝5区の区間新記録を持つ若林宏樹さんへの憧れを挙げ、「自分も箱根の山で活躍したい」と話しています。

インタビューでは、次のようなポイントも語っています。

  • 自分は山に強いと思っていること
  • 太ももの筋肉や体幹トレーニングを重点的に強化していること
  • 5区だけでなく、他の区間でも活躍できる選手を目指していること

一方で、ファンや記者の間では「大きなストライドの選手なので、平地区間でもエースとして活躍できそう」という声も多く、「山専門」ではなく「山もこなせるオールラウンダー」として期待されている印象です。

X(旧Twitter)の反応を見ても、

  • 「山の拳士朗と呼ばれる日が来そう」
  • 「名前からして山登りに強そう」
  • 「どの区間に入っても頼れそうな雰囲気がある」

といったコメントが目立ち、区間配置を予想する議論が盛り上がっています。

世界を目指す長距離ランナーとしての目標

箱根駅伝はあくまで通過点であり、最終的にはマラソンで世界と戦う選手になりたいという目標も、公のインタビューで語られています。

  • 将来的な目標
    大学4年間を通してトラックと駅伝で土台を作り、その先にフルマラソンでの活躍を見据えていることを明かしています。
  • 学部選びの理由
    国際政治経済学部を選んだ理由として、世界の経済や国際情勢を学び、英語力やコミュニケーション能力も高めたいという思いを挙げています。世界で戦うためには、走力だけでなく言語や情報の面でも準備しておきたいという考え方がうかがえます。
  • 文武両道への意識
    「将来は勉強が優先される局面もあるので、学生のうちから学業にもきちんと向き合いたい」といった趣旨のコメントもあり、長い目で自分のキャリアを設計している印象です。

箱根で活躍したあと、そのままトラックやマラソンで世界へ挑む選手は少なくありません。最初から世界を視野に入れている上野山選手は、青学の中でも特に長期的な伸びしろが大きいタイプと言えそうです。

まとめ

上野山拳士朗さんは、

  • 和歌山北高校時代から全国大会で実績を積んできた長距離ランナー
  • 1500メートルから10000メートルまで高いレベルで走れるスピード型の選手
  • 青山学院大学進学後、大学1年で10000メートル28分20秒82をマークした即戦力
  • 箱根駅伝の5区を希望しつつ、将来的にはマラソンで世界を目指している

という特徴を持つ、青学の「山候補」にしてエース候補のルーキーです。

家族構成などプライベートな情報は公表されておらず、現時点では競技面やインタビューを通じて人柄を知る形になりますが、「粛々と淡々と頑張る」という言葉の通り、派手さより着実な努力で結果を出してきたタイプだと分かります。

今後、箱根駅伝での区間起用や、その先のマラソン挑戦がどのような形で実現していくのか、長い目で追いかけていきたい選手です。

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