2026年版『GTO』で、吉田歩夢役を演じる川口和空(かわぐち・わく)さん。
第3話では、若槻琴音への片思いに悩む歩夢が物語の中心となり、川口和空さんの演技にも注目が集まりそうです。

引用画像:TVガイドWeb
川口和空さんといえば、2023年の大河ドラマ『どうする家康』で、松本潤さん演じる徳川家康の幼少期・竹千代を演じていました。

竹千代役の少年が、3年後には恋に悩む高校生を演じているんですね。
戦国時代の竹千代と、令和を生きる高校生・吉田歩夢では、求められる演技も大きく異なります。
この記事では、川口和空さんが『GTO』で演じる吉田歩夢の役柄を紹介しながら、『どうする家康』の竹千代役から演技がどのように変わったのかを比較します。
この記事では、『GTO』第3話の公式あらすじや放送前インタビューの内容に触れています。
川口和空はGTOで吉田歩夢役を演じる
川口和空さんが『GTO』で演じているのは、反町隆史さん演じる鬼塚英吉が担任を務める、1年B組の生徒・吉田歩夢です。
第3話では、歩夢が抱える片思いを鬼塚が後押しする展開となり、川口和空さんの表情や感情の変化が大きな見どころになります。
吉田歩夢は若槻琴音に片思いする男子生徒
吉田歩夢は、梶原叶渚さん演じるクラスメイト・若槻琴音に淡い恋心を抱いています。
しかし、自分から話しかける勇気がなく、遠くから琴音を見つめるばかり。
歩夢の視線を怖いと感じた琴音は、鬼塚に「歩夢がいつも自分を睨んでいる」と訴えます。
もちろん、歩夢は琴音を睨んでいたわけではありません。
好きな人を見ていただけなのに、相手からは怖がられていたという不器用なすれ違いが、第3話の恋物語のきっかけになります。

好きな人を見すぎて誤解されるという、何とも切ない状況です。
第3話では鬼塚の「告白大作戦」が始まる
歩夢の気持ちに気づいた鬼塚は、それとなく琴音へ思いを伝えようとします。
ところが、琴音は「恋愛はコスパが悪い」と考えており、誰とも付き合うつもりはないという態度を示します。
自分から告白する勇気を持てない歩夢は、鬼塚に「琴音が僕を好きになるようにしてくれる?」と無理なお願いをします。
しかし、琴音が「誰とも付き合う気はない」と拒んだことを知り、激しく落ち込んでしまいます。
それでも鬼塚は、歩夢に自分の言葉で思いを伝えてほしいと考え、鬼塚流の「告白大作戦」を提案します。
第3話は、歩夢が琴音への思いと向き合い、一歩を踏み出せるのかが大きなポイントです。
川口和空は歩夢を「真っすぐな変人」と表現
川口和空さんは、吉田歩夢について「真っすぐな変人」と表現しています。
歩夢は恋愛に積極的なタイプではありませんが、琴音への思いは真剣です。
予告だけを見ると内気でおとなしい男子生徒に見えますが、台本では恋のために振り切れた行動を見せる一面も描かれているようです。

ただ内気なだけではなく、少し変わっているところも歩夢の魅力になりそうです。
川口和空のGTOでの演技の見どころは?
吉田歩夢は、気持ちを言葉で説明するのが得意な生徒ではありません。
そのため、川口和空さんには、セリフだけではなく、視線や表情、声を出すまでの間で恋心を見せる演技が求められます。
先に違いをまとめると、竹千代では恐怖や怒りを体全体で表現し、吉田歩夢では恋心や戸惑いを視線や間で見せています。
琴音を見つめる視線で恋心を表現
歩夢の恋がこじれてしまった原因は、琴音を見つめる視線です。
歩夢にとっては好きな人を見ているだけですが、琴音からは「睨まれている」ように見えてしまいます。
歩夢の視線からは、次のような複数の感情が読み取れます。
- 琴音への純粋な恋心
- 話しかけられない内気さ
- 遠くから見ているだけで満足する不器用さ
- 相手に誤解されてしまった落ち込み
一見すると怖く見える視線の奥に、恋心や不器用さがにじんでいる点が、歩夢役の見どころです。
撮影初日に「愛を叫ぶ」シーンへ挑戦
川口和空さんは、撮影初日に歩夢が愛を叫ぶ場面を撮影したと明かしています。
普段は自分に自信を持てず、好きな相手へ話しかけることもできない歩夢。
そんな歩夢が勇気を振り絞り、抑えていた気持ちを外へ出す場面は、第3話でも特に大きな見せ場です。
川口和空さんは、単なる恋の告白ではなく、『GTO』に登場する高校生としてのリアルな心の叫びを届けたいという思いで演じています。
内気な歩夢が、思いを抑えきれなくなるまでの感情の変化に注目です。
カラオケでは「自分にしかできない歩夢」を表現
川口和空さんが特に手応えを感じたと語っているのが、カラオケのシーンです。
歩夢という役と自分自身が混ざったときに、「自分にしかできない歩夢」を表現したいと考えて撮影に臨みました。
監督や反町隆史さん、生徒役の共演者から演技を褒められた経験も、自信につながっているようです。

台本に書かれた役を演じるだけではなく、川口和空さん自身の個性も歩夢に重ねているんですね。
反町隆史との演技で感じた通じ合う感覚
川口和空さんは、反町隆史さんとの演技について、「役を一つ挟んだ上で、鬼塚先生として歩夢と通じ合っている感覚」があったと語っています。
反町隆史さんには相手の感情を動かすような大きなエネルギーがあり、その力を受けることで、歩夢の気持ちも自然に動いたそうです。
鬼塚と歩夢として向き合う中で生まれた感情が、第3話の演技にも表れています。
川口和空はどうする家康で竹千代役を演じていた
川口和空さんが広く知られるきっかけの一つとなったのが、2023年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』です。
川口和空さんは、松本潤さん演じる徳川家康の幼少期・竹千代役を演じました。

引用画像:kawaguchi_waku
松本潤の幼少期を違和感なく表現
竹千代役で注目された理由の一つが、松本潤さんとの顔立ちの共通点です。
凛々しい眉や印象的な目元が似ており、放送当時には「ジュニア時代の松本潤さんに似ている」という声も上がりました。
見た目の印象だけでなく、幼い竹千代から成長後の家康へとつながる役として、違和感のない橋渡しを果たしていました。

竹千代から松本潤さん演じる家康へ、自然につながって見えたのも印象的でした。
織田信長との相撲を体当たりで演じた
竹千代役で特に強烈だったのが、岡田准一さん演じる織田信長との相撲シーンです。
人質となった竹千代は、信長から何度も投げ飛ばされ、恐怖と屈辱を味わいます。
川口和空さんは岡田准一さんから直接指導を受け、相手の動きに身を任せる受け身を意識しながら、激しい場面へ挑みました。
受け身の技術だけでなく、竹千代の恐怖や悔しさも同時に見せる必要がある難しいシーンでした。

何度投げられても立ち向かう姿から、竹千代の負けたくない気持ちが伝わってきました。
恐怖から闘志へ変わる表情が高評価
竹千代は、最初から勇敢に信長へ立ち向かっていたわけではありません。
何度も投げ飛ばされる中で、感情は次のように変化していきます。
- 信長に対する恐怖
- 何もできない無力感
- 負け続ける悔しさ
- 信長への怒り
- 立ち向かおうとする闘志
川口和空さんは、弱々しく怯える姿から、信長へ反撃しようとする姿までを、表情や声、体全体で表現しました。
子供らしい弱さの中から、後の家康につながる強さが見え始める瞬間が、竹千代役の大きな見どころでした。
竹千代からGTO吉田歩夢へ演技はどう変わった?
竹千代と吉田歩夢は、置かれている時代も抱えている悩みも全く異なります。
単純に「上手くなった」と比べるより、求められる表現方法がどのように変わったのかを見ると、川口和空さんの成長が分かりやすくなります。
激しい身体表現から繊細な内面表現へ
竹千代役では、信長との相撲をはじめ、体を大きく使った演技が印象に残りました。
恐怖や痛み、悔しさがはっきりと表に出るため、短い時間の中で感情を大きく変化させる必要があります。
一方、吉田歩夢は日常生活の中で恋に悩む高校生です。
歩夢役では、次のような細かな心の動きを積み重ねていきます。
- 好きな人を見つめる視線
- 声をかけたいのに動けない間
- 誤解されたときの落ち込み
- 告白を決意するまでの迷い
- 勇気を振り絞ったときの声
竹千代では体全体で感情をぶつけ、歩夢では視線や間で感情を伝えるという違いがあります。
感情を内側に抱える演技から思いを叫ぶ演技へ
竹千代は、信長に対する恐怖や悔しさを抱えながらも、簡単には弱音を吐けない役でした。
吉田歩夢も最初は琴音への恋心を隠していますが、鬼塚に背中を押され、少しずつ思いを外へ出していきます。
感情を耐えながら見せた竹千代から、自分の思いを言葉や声で解放する歩夢へ。
同じ内気さや弱さを抱える役でも、感情の見せ方は大きく変わっています。
役柄に自分らしさを重ねる意識がより明確に
竹千代役では、松本潤さんが演じる家康の幼少期として、成長後の人物像につながる表現が求められました。
一方、吉田歩夢役では、川口和空さん自身が「自分にしかできない歩夢」を目指しています。
役柄を丁寧に表現することに加え、自分自身の感覚や個性を役へ重ねようとする意識が、以前よりはっきり表れています。

子役時代から培った表現力に、自分だから出せる感覚を重ねる段階へ進んでいるようです。
竹千代役と吉田歩夢役の演技を比較
2つの役柄と演技の違いを、表にまとめました。
| 比較項目 | 竹千代 | 吉田歩夢 |
|---|---|---|
| 作品 | 『どうする家康』 | 『GTO』 |
| 出演年 | 2023年 | 2026年 |
| 役柄 | 人質として苦しむ徳川家康の幼少期 | 片思いに悩む現代の高校生 |
| 主な感情 | 恐怖・無力感・悔しさ・怒り | 恋心・戸惑い・落ち込み・勇気 |
| 身体表現 | 相撲や受け身など激しい動きが多い | 日常動作やカラオケ場面が中心 |
| 演技の特徴 | 感情を大きく変化させる体当たりの演技 | 視線や間を使った繊細な演技 |
| 役作り | 成長後の家康につながる人物像を表現 | 川口和空さん自身の個性も役に重ねる |
| 大きな見せ場 | 信長との相撲と反撃 | 琴音への告白大作戦 |
同じ川口和空さんでも、2つの役を並べると、演技の方向はかなり異なります。
竹千代は鮮烈な感情とアクションで記憶に残る役、吉田歩夢は日常の中にある恋心を自然に見せる役と整理できます。
竹千代役で見せた感情表現の豊かさは、吉田歩夢の繊細な心情を演じる場面にもつながって見えます。
子役時代に培った表現力を土台にしながら、現在は等身大の高校生らしさや自分自身の個性を加えた演技へと進んでいるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、川口和空さんが『GTO』で演じる吉田歩夢役と、『どうする家康』の竹千代役を比較しました。
- 『GTO』では、若槻琴音に片思いする吉田歩夢役を演じている
- 歩夢は自分に自信を持てず、琴音への思いを伝えられない不器用な高校生
- 『どうする家康』では、徳川家康の幼少期・竹千代役を演じた
- 竹千代役では、信長への恐怖や怒りを表情や体全体で表現した
- 吉田歩夢役では、恋心や戸惑いを視線や間で繊細に見せている
竹千代役で印象的だったのは、岡田准一さん演じる織田信長に何度投げ飛ばされても立ち向かう、体当たりの演技でした。
一方、吉田歩夢役では、好きな相手へ声をかけられない内気さや、誤解されて落ち込む気持ちを、視線や表情、言葉を発するまでの間で表現しています。
鮮烈な感情とアクションで見せた竹千代から、自分自身の個性を重ねた等身大の吉田歩夢へ、演技の見せ方が大きく変化しています。
川口和空さんは、歩夢について「自分にしかできない歩夢を表現できていたら」と語っています。
子役時代に培った豊かな感情表現を土台にしながら、現在は自分らしさも役へ加える若手俳優へと成長しています。

竹千代役を知っている人ほど、吉田歩夢役で見せる柔らかな表情や高校生らしい演技にも注目したくなりますね。

