『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を見ていると、法廷で扱われる事件と同じくらい気になってくるのがヨンウ自身の恋や家族のことです。

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物語が後半へ進むにつれてジュノとの関係は揺れ始め、これまで見えなかった母親の事情や新たな家族の存在まで浮かび上がってきます。

全部見る前に「ジュノとは結局どうなる?」「最後は幸せに終わる?」というところだけ確認したくなる人も多いですよね。
そこでこの記事では、最終回でヨンウが迎える結末を先に確認したあと、第16話で起きたことを詳しく紹介します。
さらに「なぜこの結末になったのか知りたい」という人に向けて、第1話からの出来事や、ジュノ・テ・スミ・弟サンヒョンとの関係も順番に振り返ります。
※以下、最終話までの内容を含むネタバレがあります。
ウヨンウ弁護士は天才肌ネタバレ結末!最終回はどうなる?
先に結末をまとめると、ヨンウの仕事も恋愛も、未来へつながる形で幕を閉じます。
ハンバダではこれまでの働きぶりが認められ、ヨンウは正規の弁護士として働き続けることに。
一度離れてしまったジュノとも気持ちを確かめ合い、2人の交際は再び動き出します。
家族の問題では、テ・スミの息子チェ・サンヒョンがヨンウと母親を同じくする弟だと明らかになります。
しかもサンヒョンはラオンの情報流出問題に深く関わっていました。
最後には本人が隠さずに事実を話す道へ進み、母スミも政治家としての道をそのまま進むことをやめます。
母と娘が突然仲の良い親子になるわけではありません。それでもヨンウは、自分のためではなく弟のために母親へ言葉を届けます。
そしてラストでヨンウがたどり着くのが「今の自分の生活に満たされている」という感覚です。
すべての問題が消える終わり方ではないものの、これからもヨンウらしく進んでいけることが伝わる明るい結末になっています。
| 気になるポイント | 最終的にどうなる? |
|---|---|
| ヨンウとジュノ | 再び交際を続ける |
| ヨンウの仕事 | ハンバダで正規採用される |
| テ・スミとの親子関係 | 元通りの母娘にはならないが、直接向き合う |
| チェ・サンヒョン | ヨンウの異母弟で、自ら事件の真相を話す |
| テ・スミ | 法務部長官候補を辞退する |
| ミョンソク | 病気は続くが亡くならない |

「最後だけ分かればOK」という人なら、この表で大枠はつかめます。続いて、最終話でそこへ至るまでの流れを詳しく見ていきます。
ウヨンウ最終話16話を詳しくネタバレ
第16話「おかしくて特別だけど」では、それまで別々に進んでいたラオン事件、テ・スミとの親子問題、ジュノとの恋、ヨンウの仕事が次々と動きます。
サンヒョンがヨンウのもとへ来た理由
ラオンから大量の個人情報が流出した事件。
その不正アクセスを行った人物として浮かび上がったのが、チェ・サンヒョンです。
サンヒョンはテ・スミが現在の家庭で育てている息子で、コンピューターに関して非常に高い能力を持っていました。
ラオンの共同CEOから話を持ちかけられたことがきっかけとなり、結果として大勢の利用者に影響する問題へ発展します。
サンヒョンは、自分が関わったことをまず母スミに打ち明けます。
ところが法務部長官候補という立場にあるスミは、息子の告白が表に出れば大きな問題になると考えます。
サンヒョンはそれでも黙っていることができず、ヨンウのところへ。
そこで自分がヨンウの弟であることと、ラオンで何をしたのかを明かします。
さらに、自身の行為について話した動画を保存したUSBをヨンウへ託しました。
ヨンウがテスミに求めたのは自分への愛情ではなかった
弟の話を聞いたヨンウは、テ・スミに会いに行きます。
ただし、この場面でヨンウが望んだのは「今から私の母親になってほしい」ということではありません。
自分との関係では母親としてそばにいなかったとしても、サンヒョンの母親としては息子を正しい方向へ導いてほしいと訴えます。
ヨンウ自身が過去に何をしてもらえなかったかではなく、今いる弟がどう生きていくのかを優先したのです。

ここでヨンウが母親に自分への埋め合わせを求めないのが印象的です。つらかった過去と、弟のこれからを分けて考えています。
サンヒョンは隠さずに事件と向き合う
ヨンウが母親を説得したことで、サンヒョンが自分の口から事情を説明できる道が開かれます。
そしてサンヒョンは自分がラオンへ不正アクセスしたことを自ら証言します。
母親に守られたまま事件を伏せるのではなく、自分のしたことを認める選択をしたわけです。
息子の問題が明るみに出たことで、テ・スミもそのまま法務部長官を目指すことはせず、候補から退く決断をします。
母親との対決でヨンウが勝利するという単純な形ではなく、サンヒョン本人が自分の責任を引き受けるところまで描かれました。
ジュノとの恋はもう一度動き出す
済州島編で別れていたヨンウとジュノにも、最終回で変化が訪れます。

ヨンウが別れを選んだのは、ジュノへの気持ちが冷めたからではありません。
自分と付き合い続ければ、ジュノが寂しい思いをするのではないかと不安になったことが大きな理由でした。
それに対してジュノは、自分が寂しいと感じる時があるからといって、2人の時間すべてがつらいわけではないことを伝えます。
その言葉を聞いたヨンウも気持ちを整理し、2人は別れたままではなく、再び恋人として向き合うことになります。
将来の結婚まで示されるわけではありませんが、少なくとも恋愛面は前向きな形で終了します。
正規採用されたヨンウが最後に見つけたもの
事件と家族、恋愛だけでなく、弁護士としてのヨンウにも大きな節目が訪れます。
ハンバダで経験を積んできたヨンウに届いたのは、正規雇用への切り替えを知らせる知らせでした。
学生時代の成績は申し分なかったのに、就職先を見つける段階では何度も壁にぶつかったヨンウ。
ハンバダへ入ってからも周囲との違いに悩み、それでも担当した案件を通して少しずつ信頼を積み重ねてきました。
その積み重ねが仕事として認められたことになります。
ヨンウは父グァンホにもその知らせを伝え、再びいつもの通勤路へ向かいます。
物語の締めくくりで彼女が気づくのは、これまで自分の中でうまく言葉にできなかった満足した感覚でした。

問題がゼロになったから幸せなのではなく、「今日の自分は悪くない」と思えるようになったことが、ヨンウにとって大きな変化だったのかもしれません。
ここから全話ネタバレ!第1話から第15話まで
最終話の内容だけでも結末は分かりますが、ヨンウがそこへたどり着くまでには仕事・友情・恋・家族をめぐるさまざまな出来事がありました。
ここからは物語を最初へ戻して、第1話から順に振り返ります。
第1話「おかしな弁護士ウ・ヨンウ」
幼い頃のヨンウは、自分からほとんど言葉を発しませんでした。
ところが5歳のある日、父グァンホが家主の夫から暴力を受ける場面を目にすると、それまで読んでいた法律書の内容を突然口にします。
ここで初めて、ヨンウが法律の文章を驚くほど正確に覚えていることが周囲にも分かります。
その後成長したヨンウは、ソウル大学ロースクールで優秀な成績を収め、法律事務所ハンバダで新人弁護士として働くことに。
出勤初日から回転ドアに苦戦し、助けてくれたジュノと出会います。
初めて任された案件は、ヨンウが子供の頃から知っているチェ・ヨンランの事件でした。
ヨンランは夫をアイロンで殴ったことで重い罪に問われますが、ヨンウは夫の脳出血がその一撃だけで起きたとは限らない点に着目します。
結果として殺人未遂ではなく傷害として扱われ、執行猶予がつきます。
第2話「脱げたウェディングドレス」
華やかな結婚式の最中、新婦キム・ファヨンのドレスに思わぬトラブルが起こります。
ドレスがずれたことで背中のタトゥーが参列者に見えてしまい、新婦の父親はホテルへ責任を求めます。
ヨンウたちはホテル側の事情を探るため調査を開始。
その過程では、ヨンウとジュノが恋人を装って動く場面もあります。
やがて、本来とは違うサイズのドレスに変更されていたことが分かります。
ところがファヨンは、最後まで父親の望む形で争うことを選びません。
訴えを取り下げ、自分の信仰や恋人について父へ伝え、自分の人生を自分で決める方向へ進みます。

裁判でいくら取れるかより、「本人は本当は何を望んでいるのか」が最後に効いてくるのが印象に残る回です。
第3話「ペンスでいきます」
次にヨンウが向き合うのは、自閉症のあるキム・ジョンフンが兄の死亡に関係したとされる事件です。
言葉でのやり取りが難しいジョンフンに対し、ヨンウは彼が好きなキャラクターをきっかけに距離を縮めます。
調べていくと、亡くなった兄には以前から自ら命を絶とうとした形跡がありました。
さらにヨンウは、ジョンフンの行動が攻撃ではなく兄を助けるためのものだった可能性へたどり着きます。
ところが法廷では、事件だけでなくヨンウ自身の自閉症まで争いの材料として扱われます。
大きく傷ついたヨンウは、ハンバダを辞めるつもりで退職届を出してしまいます。

ジョンフンのことを理解できる強みがある一方、そのヨンウ自身も偏見にさらされます。弁護士を続けるか迷うのも無理はないと思える回です。
第4話「三兄弟の乱」
ハンバダから離れていたヨンウのもとへ、親友トン・グラミから相談が持ち込まれます。
グラミの父親が兄たちの言葉を信じた結果、土地の相続で大きく不利になる契約を結んでいたのです。
正式な担当弁護士ではないヨンウも、親友の家族を助けるため知恵を絞ります。
兄たちとのやり取りから状況が変わり、最終的には兄弟で土地を分ける形へ。
そしてヨンウが提出したはずの退職届をミョンソクが処理していなかったことも分かります。
こうしてヨンウは再びハンバダで弁護士として働き始めます。
第5話「ワイルドカードVS策士」
第5話では、ATMをめぐる特許争いでヨンウとクォン・ミヌが同じ案件を担当します。
ひらめきで状況を変えるヨンウに対し、ミヌは勝負のために先を読んで動くタイプです。
案件は依頼企業にとって有利な方向へ進みますが、その裏では相手企業が深刻な状況に追い込まれます。
裁判で結果を出せても、誰かにとってそれが必ずしも良い結果になるとは限りません。
ヨンウにとって、弁護士は「勝てばそれでいい仕事なのか」を考えるきっかけとなる事件でした。
第6話「もし私がクジラだったら…」
スヨンが関わっていた脱北者ギェ・ヒャンシムの事件を、ヨンウも一緒に担当することになります。
ヒャンシムは罪に問われる立場でしたが、幼い娘を残して刑務所へ入ることを避けるため、すぐには出頭しませんでした。
それから5年。娘が成長したところで自ら警察へ出向きます。
裁判では事情が考慮され、刑務所へ入らずに済む判決となりました。
子供を思って行動したヒャンシムを見たヨンウの中には、これまであまり触れてこなかった疑問が浮かびます。
「自分を産んだ母親は、どんな人なのだろう」という家族の問題です。
第7話「ソドク洞物語Ⅰ」
高速道路の建設ルートによって生活環境が大きく変わってしまうソドク洞。
村の人たちは計画に反対し、ハンバダへ助けを求めます。
裁判でヨンウたちの前に立つ相手側の中心人物が、テサン法律事務所のテ・スミです。
ヨンウは記憶していた資料や情報をつなぎ合わせ、道路計画の進め方に疑問があることを見つけていきます。
同じ頃、職場では別の問題も起きていました。
ヨンウの採用方法に納得していないミヌが、社内の匿名掲示板で採用の公平性を問題にする投稿をしたのです。

裁判だけでも大変なのに、職場では「能力」ではなく採用のされ方まで問題にされます。ヨンウを取り巻く空気がかなり複雑になってきます。
第8話「ソドク洞物語Ⅱ」
テ・スミはヨンウの弁護士としての能力に興味を持ち、自分の所属するテサンへ来ないかと声をかけます。
その誘いを父グァンホへ話したことで、ヨンウは思いもしなかった出生の秘密を知ることになります。
目の前で争っていたテ・スミが、実は自分を産んだ女性だったのです。
グァンホとスミは学生時代に交際しており、その頃にヨンウを授かりました。
出産後はグァンホがヨンウを育て、スミは別の道を歩んでいます。
事実を知ったヨンウは、スミの誘いにそのまま応じることはしません。
自分がスミの娘であることを直接明かし、テサンでは働かない意思を伝えます。
法律事務所同士の争いだったソドク洞編が、ここで一気にヨンウ自身の家族の物語へつながります。
第9話「笛吹き男」
第9話で依頼人となるのは、自らを「子供解放軍」と名乗るバン・グッポンです。
学習塾へ向かう子供たちをバスごと連れ出したため誘拐事件となりますが、彼が考えていたことは一般的な誘拐犯とはかなり違いました。
朝から夜まで勉強に追われる子供たちを外へ連れ出し、食べたり遊んだりする時間を与えたかったのです。
もちろん手段そのものには問題がありますが、裁判では大人が決めた生活の中で子供の幸せはどこにあるのかが問われます。
そして、この頃にはヨンウとジュノの関係にもはっきりした変化が。
それまで互いに気になる存在だった2人が、相手への好意を言葉や行動で示す段階へ進んでいきます。

母親の秘密が分かった直後ですが、恋愛面ではジュノとの距離が縮まっていきます。第10話の交際開始へつながる大事なタイミングです。
第10話「手をつなぐのはその次」ヨンウ自身の恋も始まる
第10話では、知的障害のある女性シン・ヘヨンと、交際相手ヤン・ジョンイルをめぐる裁判が描かれます。
ジョンイルには準強姦の疑いがかけられますが、ヘヨン本人は恋人として付き合っていたという認識です。
ただ、周囲からは「本当に本人の意思だったのか」「相手に利用されていないか」と疑問を持たれます。
ここで問われるのは、事件の有罪・無罪だけではありません。
障害のある人の恋愛について、本人の気持ちと周囲の保護をどう考えるのかという、簡単には答えを出せないテーマが中心にあります。
そしてヨンウも、この回から恋愛する側になります。
ジュノとはこれまで少しずつ距離を縮めてきましたが、ついにお互いの気持ちを確かめて交際へ。
初めてのキスもあり、ヨンウにとって「好きな人がいる」という段階から、恋人との関係を実際に築いていく段階へ進みます。

事件で「本人の恋愛する気持ち」が問われる一方、ヨンウ自身も初めて恋人になるという重なり方が印象的な回です。
第11話「塩君・胡椒嬢・醤油弁護士」宝くじ当選者を待っていた結末
第11話の発端は、3人で購入した宝くじの当選金です。
大金が当たったあと、「当選したら3人で分ける」という約束が本当にあったのかが争いになります。
裁判では分配の約束が認められ、宝くじの問題はいったん決着します。
ところが、その後ヨンウたちは当選者シン・イルスの別の事情に気づきます。
イルスには妻以外の女性がおり、当選金を得たことで家庭を捨てようとしていました。
妻が何も知らないことを気にしたヨンウとジュノは、何とか知らせる方法を考えます。
しかし、その途中で事態は思わぬ方向へ。
イルスが交通事故に遭い、そのまま亡くなってしまいます。
突然目の前で起きた事故にヨンウは大きく動揺します。
ジュノはそんなヨンウの様子を見ながら寄り添い、恋人として支える姿を見せました。
第12話「長江イルカ」勝ったのにスッキリしない裁判
第12話でハンバダが担当するのは、保険会社の人員整理をめぐる訴訟です。
会社は夫婦で働く社員のうち妻側へ退職を促しており、女性社員たちは性別による不公平な扱いではないかと訴えます。
ヨンウたちが弁護するのは会社側。
反対側には、これまでヨンウが接してきた弁護士とは少し雰囲気の違うリュ・ジェスクが立ちます。
ジェスクは効率や勝敗だけではなく、自分が守りたいものをはっきり持っている人物です。
結果だけを見ればハンバダにとって悪くありません。
それでもヨンウは、相手弁護士の姿を見て考え込みます。
依頼された裁判に勝つだけで、自分がなりたい弁護士になれているのか。
これまでとは違う価値観を持つジェスクとの出会いが、ヨンウの中に残ります。
恋愛では、ジュノとの「付き合った後」の難しさも見え始めました。
ジュノにとっては恋人になったことが大きな変化ですが、ヨンウは交際前と同じように行動することもあります。
そのためジュノは、自分だけが恋人らしさを求めているような寂しさを抱くことになります。

裁判では「どんな弁護士になりたいか」、恋愛では「どんな恋人でいたいか」。ヨンウが2つの答えを探し始める回にも見えます。
第13話「済州島の青い夜Ⅰ」楽しい出張から空気が変わる
次の案件でヨンウたちが向かったのは済州島です。
争われるのは、寺院ファンジサ付近を通る際に徴収される料金について。
グラミたちも加わり、最初はいつもの裁判とは少し違う旅行のような雰囲気もあります。
しかしヨンウにとって、この済州島行きはジュノとの関係を考え直すきっかけになってしまいます。
ジュノの姉夫婦に会ったヨンウは、姉が弟の交際相手として自分を歓迎していないことを知ります。
ジュノ本人ではなく、その家族から見た2人の関係を初めて意識することになったのです。
「自分と付き合っていることでジュノが困ることもあるのでは」という考えが、ヨンウの中に入り込みます。
さらにミョンソクの体調も悪化。
裁判中に突然倒れ、チームの空気は一変します。
第14話「済州島の青い夜Ⅱ」好きなのにヨンウから距離を置く
病院で検査を受けたミョンソクには、胃がんステージ3が見つかります。
病気をきっかけに、ミョンソクは仕事ばかり優先してきた自分の生活を振り返るようになります。
とくに思い返すのが、元妻ジスとの結婚生活です。
仕事に夢中になるあまり、大切な人との関係を失ってしまったミョンソク。
その話は、ヨンウにも無関係ではありませんでした。
すでにジュノの姉の言葉が心に残っていたヨンウは、自分とジュノがこのまま付き合う未来を悪い方向へ想像してしまいます。
そして、ジュノが「一緒にいたい」と思っていることより、自分の考えたジュノの将来を優先してしまいます。
ヨンウは自分から交際を終わらせようとしました。
しかしこれは、愛情が冷めたためではありません。
好きだからこそ、自分がそばにいない方が相手のためになると判断してしまった結果でした。

ジュノの気持ちを聞く前に「離れた方がいい」と決めてしまうので、見ている側としてはかなりもどかしい別れです。
第15話「聞かれていない言葉、命じられていないこと」ラオン事件で最終回へ
第15話から始まるのが、最終回の中心となるラオンの情報流出問題です。
オンラインモール「ラオン」から、大量の利用者情報が外部へ漏れてしまいます。
会社側の代理人となったのはハンバダですが、頼りになるミョンソクは治療中。
代わって案件を仕切るのがチャン・スンジュンです。
ところがスンジュンは、ヨンウの独特な考え方を生かそうとはしません。
ヨンウが裁判の流れを変えそうな点に気づいても、なかなか取り合ってもらえず、ついには担当から外されてしまいます。
そんなヨンウを支えるのがスヨンとミヌでした。
特にミヌは、これまでヨンウを邪魔する側にいることが多かった人物です。
それだけに、ヨンウを排除するのではなく守る側へ回ったことは、前半との大きな違いです。
そしてエンディングで、この事件が単なる企業のトラブルではないことが分かります。
不正アクセスを行った人物として現れたのは、テ・スミの息子チェ・サンヒョン。
ここで、ラオン事件がヨンウの知らなかった家族へとつながり、物語は第16話へ続きます。
ここまで第1話から第15話までの流れを振り返ってきました。ここからは、最終回で特に気になるジュノ・母親・弟との関係を人物別に詳しく見ていきます。
ウヨンウとジュノはなぜ別れて復縁した?
ヨンウとジュノの恋愛は、「付き合えたからハッピーエンド」では終わりません。
むしろ付き合ってから、2人の違いがはっきりしていきます。
別れの原因はヨンウがジュノの気持ちまで決めてしまったこと
ヨンウが破局を選んだ背景には、ジュノの姉との出来事があります。
自分との交際を家族から歓迎されていないと知り、ヨンウは「ジュノに負担をかけているのでは」と考えます。
さらにミョンソクと元妻の話を聞き、大切に思っていても関係が壊れることがあると知りました。
そこでヨンウは、ジュノ本人がどう感じているかを聞くより先に答えを出します。
「自分と別れた方が、ジュノは幸せになれる」と考えたのです。
ヨンウなりに相手を思った行動ですが、ジュノからすれば、自分の幸せを一方的に決められた形でもあります。
ジュノは「ヨンウといる時間」を自分で選ぶ
破局後もジュノは、ヨンウを忘れて次へ進もうとはしません。
最終話で2人が話した時、ジュノはヨンウとの交際について自分の考えを伝えます。
ヨンウと付き合う中で、ジュノが寂しく感じる瞬間は確かにあります。
ですが、その一部分だけで関係全体を判断しているわけではありません。
一緒にいることで得られる幸せも、ジュノ自身がちゃんと分かっている。
ヨンウはそこで初めて、ジュノの幸せを決めるのは自分ではなくジュノ本人なのだと受け止めます。
その結果、別れを選んだ2人は、もう一度恋人として向き合うことになりました。

ジュノが「寂しいことはある」と否定しないのもいいところです。それでもヨンウといたいと、自分で選んでいます。
ウヨンウの母親テスミとの結末は和解?
テ・スミとヨンウは血のつながった母娘ですが、最終回を迎えても「普通の親子」に戻るわけではありません。
2人の間には、ヨンウが生まれてから積み重なった長い空白があります。
ヨンウを育てたのは父グァンホだった
グァンホとスミには、学生時代に付き合っていた過去があります。
その頃にヨンウを授かりますが、出産後に2人が家族として暮らすことはありませんでした。
幼いヨンウのそばに残り、育ててきたのはグァンホです。
スミはその後、自分の道を進んで法律家として成功し、別の家庭を築きます。
そのためヨンウは成長するまで、自分を産んだ人が誰なのか知らずにいました。
母親の正体を知ることになるのは、ソドク洞の事件でスミと仕事上の相手として接したあとです。
先に「有名な弁護士テ・スミ」として出会い、あとから自分の母親だと知らされるという順番でした。
母親との最後の会話はヨンウ自身のためではない
最終回でヨンウがスミのもとへ行くのは、母娘としての空白を埋めるためではありません。
きっかけは、弟サンヒョンがラオン事件に関わっていたことです。
スミは息子の問題を外に出さず守ろうとします。
しかしヨンウは、それがサンヒョンにとって本当に良いことなのかと考えます。
自分との過去について許してほしいと迫るのではなく、今そばにいる息子には母親として向き合ってほしいと伝えました。
つまり、2人の最後を「仲直り」と一言で表すのは少し違います。
ヨンウはスミとの過去を消したわけではありません。
それでも、自分が抱えてきた寂しさを弟まで繰り返さないために、母親へ言うべきことを言えたという変化が描かれています。
ウヨンウの弟チェサンヒョンは何者?
最終盤で登場するチェ・サンヒョンは、テ・スミを母に持つヨンウの弟です。
ヨンウとは父親が異なるため、2人は異母姉弟の関係になります。
ただし、幼い頃から姉弟として暮らしてきたわけではありません。
サンヒョンが初めて頼った姉がヨンウだった
サンヒョンはコンピューターを得意とし、ラオンへの不正アクセスも行えるほどの技術を持っています。
しかし事件が大きくなったあと、自分のしたことを黙ったままにすることには耐えられませんでした。
最初に母スミへ事情を話しますが、スミは息子を表に出さない方向で動こうとします。
そこでサンヒョンが次に訪ねたのがヨンウでした。
それまで一緒に過ごしていなかった姉を、自分から頼って訪ねてきたことになります。
ヨンウにとっても、突然「弟」として現れた存在です。
それでもサンヒョンの話を拒まず、どうすれば本人が正しい形で真実を話せるのかを考えます。
サンヒョンは母親の後ろに隠れることを選ばなかった
母親の立場を使えば、サンヒョンの関与を隠すこともできたかもしれません。
しかし本人は、それを望んでいませんでした。
自分が何をしたのかを説明する動画を残し、そのデータをヨンウへ渡します。
そして最後は自分自身が事件について話し、逃げずに責任と向き合う方向へ進みます。
ヨンウは弟の問題を代わりに片付けたのではなく、サンヒョンが自分で話せるよう背中を押したと見ることができます。

せっかく姉弟だと分かったところで最終回なので、その後のヨンウとサンヒョンがどう接するのかも見たくなります。
ミョンソクやミヌ・スヨンの結末は?
最終回では、ヨンウ以外のメンバーにもそれぞれ今後を感じさせる描写があります。
ミョンソクは治療を続けながら人生を見直す
済州島で倒れたミョンソクには、胃がんが見つかります。
ステージ3と聞くとかなり心配になりますが、物語の中で亡くなる展開にはなりません。
治療を受けながら、これまで仕事ばかりを優先してきた自分自身について考えるようになります。
元妻ジスとの時間も含め、これからは仕事だけではない人生を選べるのかという余韻が残されています。
ミヌとスヨンは付き合う?恋愛の答えは描き切られない
前半のミヌは、ヨンウを強くライバル視する人物でした。
採用の経緯を問題視し、ヨンウに不利になるよう動くこともあります。
そんなミヌに変化が見え始めるのが後半です。
スヨンを意識するようになり、以前なら敵対していたヨンウを助ける行動も取るようになります。
スヨンとの間には恋愛へ発展しそうな空気がありますが、「2人が正式に付き合いました」というところまでは描かれていません。
またミヌの変化については、成長と受け取る人がいる一方、それまでの行動を考えると変化が早すぎると感じる人もいました。
ウヨンウ最終回のSNSの感想は?
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は多くの支持を集めましたが、視聴者から出た感想は「感動した」だけではありません。
海外のRedditなどを見ると、ヨンウとジュノの恋愛を喜ぶ声がある一方で、自閉症の表現、母親テ・スミ、ミヌの変化については意見が分かれています。
ヨンウとジュノが別れたままではなくて良かったという声
恋愛面では、やはり2人がもう一度向き合えたことを喜ぶ感想が見られました。
ジュノはヨンウに「普通の恋人らしさ」を無理に求めるのではなく、違いがある状態で一緒にいる方法を考えます。
そのため、単に復縁したことだけでなく、ヨンウを変えようとせず関係を続けようとするジュノの姿勢を好意的に見る声もありました。
ヨンウの自閉症の描き方にはさまざまな受け止め方
自閉症の描写については、当事者からも同じ評価だけが出ているわけではありません。
ヨンウが人とのやり取りで戸惑う姿などを見て、「自分にも似たところがある」と感じた人もいます。
その一方で、ヨンウは非常に高い記憶力を持つ設定です。
そのため「この人物像だけで自閉症全体をイメージしてほしくない」と感じた当事者の声もあります。
さらに、特徴的な話し方や仕草だけが切り取られて「かわいい」と扱われることに違和感を示す意見もありました。

ヨンウに共感する人がいる一方、「自分の場合とは違う」と感じる人もいます。同じ診断名でも感じ方や困りごとは一人ひとり違います。
テスミだけを悪い母親と見ることへの疑問も
母親テ・スミについても、視聴者の評価は分かれています。
ヨンウを自分で育てなかったことから厳しく見る人がいる一方、スミが若い頃に置かれていた状況も考えるべきではないかという意見もありました。
「子供を手放した母親」という部分だけで単純な悪役にしてよいのか、疑問を持った人もいます。
最終回まで見ると、仕事上の立場、現在の家庭、過去の選択をすべて抱えた複雑な人物として描かれていることも分かります。
ミヌは急に変わりすぎ?という感想
ミヌに関しては、前半でヨンウへ取っていた行動がかなり強かったこともあり、後半の変化に戸惑った人もいます。
特に、ヨンウへの謝罪が十分に描かれないままスヨンとの恋愛へ話が進んだことを気にする声がありました。
一方で、ラオン事件では以前とは違う行動を取っているため、最後まで含めてミヌの成長を描いたと受け取ることもできます。
最終回のその先を見たいという声も
最終話は前向きに終わりますが、すべての人物関係に答えが出たわけではありません。
- ヨンウとジュノは今後どんな恋人になるのか
- ヨンウとテ・スミの関係は変わるのか
- サンヒョンとヨンウが姉弟として交流するのか
- ミヌとスヨンの恋は進むのか
- ミョンソクの治療やジスとの関係はどうなるのか
こうした部分はまだ想像の余地があります。
そのため、「結末には満足したけれど、このメンバーの続きをもっと見たい」という気持ちになる最終回でもあります。
ウヨンウ弁護士は天才肌のネタバレ結末まとめ
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、ヨンウが弁護士として事件を解決するだけではなく、恋愛や家族、自分自身との向き合い方まで描いた全16話でした。
- ヨンウはハンバダで正規採用される
- ジュノとは済州島編で一度離れるが、最終話で再び交際する
- テ・スミはヨンウを産んだ母親
- チェ・サンヒョンはヨンウの異母弟
- サンヒョンはラオン事件について自分で真相を明らかにする
- テ・スミは法務部長官候補から退く
- ヨンウとスミは一般的な母娘としてやり直すわけではない
- ミョンソクは病気の治療を続ける
- ミヌとスヨンには今後を想像させる関係が残る
最終回は、ヨンウの人生からすべての悩みや偏見がなくなる物語ではありません。
それでも弁護士として認められ、ジュノとの関係にももう一度向き合い、母親には自分の言葉を伝えることができました。
「普通になったから幸せになった」のではなく、ヨンウがヨンウのまま前へ進んでいく。
そして最後に自分なりの「充実感」を見つけたことが、この作品らしいハッピーエンドだったのではないでしょうか。

ジュノとの復縁もうれしいですが、最後にヨンウ自身が「今の自分も悪くない」と感じられたことが、一番印象に残る結末でした。
日本版『南田南弁護士は天才肌』でも、ジュノとの恋愛や母親・弟のストーリーがどこまで引き継がれるのか注目したいところです。

